シーズンオフした衣類のベストな収納って? コツを押さえてきれいな状態をキープしよう!

公開日:2024/02/20

シーズンオフした衣類のベストな収納って? コツを押さえてきれいな状態をキープしよう!

これから春になり暖かくなってくると、冬物衣類の出番が少なくなります。

次の冬にもきれいな状態で着られるよう、丁寧にお手入れをして収納しておくことが大切です。

 

本記事では、シーズンオフした洋服をしまう際のポイントや収納方法を中心に解説します。

着なくなった服はどうするべき?

季節が変わって着なくなった服は、収納場所を分けるのがおすすめです。

同じ場所にしまいっぱなしだと、すべての季節の服が混ざった状態になり、どの季節の服が何着あるのかが把握しづらくなってしまいます。

 

十分な服の量があるにもかかわらず、「着る服がない……」と勘違いし、余計な買い物をしかねません。

衣類をしまう前にチェックしておきたいポイント4つ

衣類を片付ける前に、4つのポイントをチェックしましょう。

 

  1. 数回に分けて衣類をしまう
  2. 不要な服を処分する
  3. 汚れをきれいに落としてからしまう
  4. 収納場所を掃除する

 

以下の見出しで詳しく解説します。

1.数回に分けて衣類をしまう

暖かくなってきたからと言って、冬に着ていた衣類を一度にしまうと、春先の肌寒い日に着る服がなくなってしまいます。

 

春先は、朝晩の気温が低い日がまだまだ見られます。

薄手のセーターなどは、収納せずに使えるよう出しておきましょう。

 

目安として、以下の3回に分けて衣類を整理するのがおすすめです。

回数 時期 しまう衣類の種類
1回目 春先(3月頃) 厚手のセーターや真冬用のアウター類など
2回目 GWのあたり(4月末〜5月頭) 春先に着ていた薄手のセーター類
3回目 梅雨頃 残りの冬・春先の服をしまい、夏物と入れ替え

2.不要な服を処分する

サイズが合わなくなった・傷んでいる・デザインが古い、などの理由から、今シーズン着なかった冬物はありませんか?

そのような場合は、入れ替えるタイミングで処分するのがおすすめです。

一気に整理するこのタイミングだからこそ、思い切って断捨離をし、すっきりした収納を目指しましょう。

 

もし処分するのに抵抗がある場合は、リサイクルショップへ持ち込むのもひとつです。

3.汚れをきれいに落としてからしまう

冬物をしまっておく時期は、梅雨・夏と湿気が高い季節です。

汚れがついたままの状態で冬物をしまうと、カビや虫食いの原因になってしまいます。

 

また、クリーニングに出した冬物を、ビニール袋がかかった状態で保管するのもNG。

中に湿気がこもってしまい、カビが発生する危険性があります。

クリーニングに出した冬物は、ビニールのカバーを外して半日ほど乾燥させてからしまいましょう。

 

もし保管中のホコリが気になるようであれば、ビニール製ではなく不織布のカバーを使用するのがいいでしょう。

4.収納場所を掃除する

冬物を収納する場所は、あらかじめ掃除しておきましょう。

収納場所が汚れていると、せっかくしまった衣類が劣化したり汚れたりする原因になります。

 

引き出しはしっかりと拭いておき、クローゼットの中は掃除機をかけるなどしましょう。

冬物の収納方法

春先にしまう衣類は、真冬に着ていた厚手のニットやジャケットなどのアウター類です。

以下では、冬物のアイテムごとに収納ポイントを解説します。

ダウンジャケット・コート

ダウン類はハンガーにかけて収納するのがおすすめです。

ダウン素材のアウターはふんわりとした質感が特徴。

たたんで収納してしまうと、ふんわり感が損なわれてしまう可能性があります。

 

圧縮袋を使っての収納も、上記の理由から避けましょう。

圧縮することによって、中の綿が傷む可能性も。

また、ふわふわの質感がなくなると、防寒効果も薄まってしまいます。

 

ハンガーにかけて収納する際は、上から不織布のカバーをかけ、一定の湿度や温度がキープできる場所で保管するのがポイントです。

ウールコート

ウールコートはハンガー収納でもたたんでの収納でもOKです。

 

かける収納の場合は、太めでしっかりとしたハンガーにかけることで、ウールコートの肩部分が支えられます。

 

たたむ収納の場合は、肩や襟部分の型崩れを防止するために、タオルを挟むなどして折り目がつかないようにする工夫が必要です。

 

もしシワがついてしまっても、蒸気を当てれば元の状態に戻るので安心してください。

厚手のニット

ニット類はたたんで収納しましょう。

ハンガーにかけると、ニットの重みによって伸びてしまい型崩れを起こす可能性があるためです。

 

ニットをきれいにたたんだら、収納ボックスやタンスなどに立ててしまうのがコツ。立てることで、ニットの型崩れやシワを防止できます。

 

なお、引き出しにニットをしまう際は、あまり詰め込みすぎないようにしましょう。1つの引き出しに1〜2着くらいのニットを入れるくらい余裕を持たせれば、型崩れが起きにくいですよ。

冬物をきれいにしまう際のコツ

来シーズンもきれいに着られるように、またオンシーズンの服を取り出しやすいよう配慮して収納するのがポイントです。

以下では、冬物をきれいにしまう際のコツを解説します。

クローゼット内の位置を変える

メインの収納場所がクローゼットの場合は、オフシーズン・オンシーズン両方の衣類を上手に収納する必要があります。

そのためには収納位置の入れ替えが必要です。

 

クローゼットの一番取り出しやすい位置にオンシーズンのものを、取り出しにくい位置にオフシーズンのものをかけましょう。

衣類を詰め込みすぎない

クローゼットでも引き出しでも、衣類を詰め込みすぎるとシワや型崩れの原因になってしまいます。

また通気性が悪くなり、服が傷んでしまう原因にも。

 

収納スペースに対して8割くらいを埋めるイメージで収納できるよう、片付け前に適宜断捨離しましょう。

防虫剤を使う

クローゼットなら吊り下げタイプ、引き出しには置き型タイプの防虫剤を使います。

防虫剤の成分は上から下に広がるため、その性質を考慮して、収納場所に合った防虫剤を使うのがポイントです。

 

また、しまった服を次に着る時期に合わせて、防虫剤の有効期間もチェックしましょう。

防虫剤の有効期間は、半年・1年などまちまちです。

冬物の場合、次に着るのが半年以上先である場合が多いので、1年間効果が持続する防虫剤を使用します。

 

なお、使う防虫剤の使用量は必ず守ってください。

使う量が少なすぎると、十分な防虫効果が期待できない場合があります。

まとめ

春の到来とともに、冬に着ていた厚手のニットやアウターは着なくなってしまいます。
一般的に、衣替えはGWのあたりと言われていますが、本記事冒頭で解説したように、真冬に着ていた衣類は春先に片付けるのがおすすめです。

使いやすい収納にするため、そして来シーズンもお気に入りの冬物をきれいな状態で着るためにも、収納のポイントをしっかり押さえて洋服をしまいましょう。

文/aeca

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