公開日:2022/09/13

こんな身近に死に至る超危険な毒キノコが... 子どもが誤って近づかないためにも種類を知ろう!

こんな身近に死に至る超危険な毒キノコが... 子どもが誤って近づかないためにも種類を知ろう!

9月になり、「きのこ採り」のシーズンになりました。

そんな中、近年都市部でも発生しているといわれる「毒キノコ」。

 

比較的重篤な症状になるものが多く、子どもが誤って食べたり、触れたりなどしてしまうと、不幸な事故につながりかねません。

 

「山や森にはあまり出かけることがないので大丈夫……」と油断しないよう、身近なところで出逢う危険のある毒キノコを紹介していきます。

近年大量発生中...かわいい見た目とは裏腹に毒性は最強クラスの「カエンタケ」

2021年に都市部でも相次いで発生したことが話題になった、比較的メジャーな毒キノコ「カエンタケ」。知っている方も多いのではないでしょうか?

 

カエンタケはトリコテセン類という猛毒成分を含んでおり、食べると30分ほどで胃腸系や神経系に食中毒の症状が現れます。具体的な症状として、悪寒や腹痛、手足のしびれ、嘔吐(おうと)、下痢、のどの渇きなどが挙げられます。

 

また、カエンタケの毒は皮膚がただれてしまう成分を含んでいるため、絶対に触らないようにしましょう。

 

赤色からオレンジ色の鮮やかな見た目をしていて、好奇心旺盛なお子さんはついつい触ってしまう危険性があります。

どんぐり(ナラ類)の木の下にある可能性が高く、お子さんと公園でどんぐり拾いをされる場合はカエンタケの有無に注意して行なってください。

 

カエンタケの見た目を教えつつ、触らないように注意喚起をし、遊んでいる時も目を離さないようにしましょう。

純白の美しい見た目だが、二つ名は"殺しの天使" 猛毒キノコ「ドクツルタケ」

ドクツルタケは英語名で『デストロイング エンジェル(destroying angel)』と呼ばれており、真っ白な美しい見た目からは想像もできないほど毒性が強く、恐れられています。

 

誤って食べてしまった場合は、6〜24時間以内に腹痛・嘔吐・下痢の症状が起こります。

1日ほどで症状は治りますが、約1週間後に第二段階の症状として眼球や皮膚が黄色くなる「黄疸」が現れます。

黄疸が現れる頃には肝臓に加えて腎臓も機能不全となり、内臓の細胞が破壊されて死に至る危険があります。

 

この毒キノコの恐ろしさは、1日で初期症状が治まってしまい、1週間後には手遅れになっている場合が多いということです。

 

また、見た目が白い食用のキノコと似ているため間違われることがよくあります。

食べてしまった場合でも苦味などはなく、毒キノコと気付かないため非常に危険なキノコになります。

 

山に行った際など、お子さんが誤って近づかないよう注意を払いましょう。

The 毒キノコな見た目の「ベニテングタケ」

ベニテングタケは赤に白のドット柄のキノコで、毒キノコのイメージといったらコレ!という見た目をしています。

 

マツや白樺の根元によく発生するキノコで、カサの大きさは成長すると直径10~20cmと比較的大型の種類になります。

 

毒性は他の毒キノコと比べて強くありませんが、食べた場合には軽い酒酔い状態になり、さらに食べ過ぎると腹痛・嘔吐・下痢の症状が起こります。

症状が重い場合は、せん妄症状・昏睡が起きますが、だいたいは半日から1日程度で治ります。

 

他の毒キノコより死に至る可能性が低いですが食中毒の症状があるため、お子さんが間違えて食べてしまった場合は早急に病院での診察を行なってください。

楽しそうな名前だが食べると幻覚が......「オオワライタケ」

オオワライタケは、夏の終わりから秋にかけてシイやコナラ(どんぐりの木)の木に密生するように生えています。

煮こぼし、塩漬けにして2〜3ヶ月保存すれば毒が緩和されるため、東北地方では食用として食べられていたこともあります。

 

この毒キノコは、食べてしまうと興奮・幻覚・意識障害などの症状が起こります。

顔の筋肉がけいれんしてひきつり、その状態が笑ったように見えることが名称の由来になっています。

 

独特の汗臭いような匂いがあり、そのような匂いや異臭がするキノコがある場合、オオワライタケの可能性があるので注意しましょう。

見た目はグロテスク......しかも死に至る強毒をもつ「シャグマアミガサタケ」

シャグマアミガサタケはマツ属やモミ属の針葉樹の下に生えることが多く、日本ではスギやヒノキの下に生えていることがあります。

 

見た目はキノコらしくなく、シワのある脳のような形をしており、他の毒キノコより形状が特徴的でわかりやすいかもしれません。

 

そのまま食べても毒性があるので危険ですが、さらに恐ろしいのが、毒抜きのためにキノコを茹でると、毒成分(ジロミトリン)が加水分解されて、モノメチルヒドラジンに変化します。
モノメチルヒドラジンは揮発性物質であるため、煮沸中の水蒸気を吸うだけでモノメチルヒドラジンを吸い込んでしまい、中毒がおきる危険があります。

 

この物質を吸い込んでしまうと胃腸系の中毒症状(嘔吐・下痢・腸痛)が現れたのちに肝臓・腎臓に障害が現れ(黄疸・乏尿)、重症の場合は死に至ります。

 

食べてしまった場合は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛の症状が起き、その後に痙攣を起こします。

重症の場合は、肝障害・発熱・めまい・血圧降下を起こし、意識障害や消化器系の出血があり、最悪の場合2〜4日で死に至ることもあります。

 

フィンランドでは高級食材として重宝されているようですが、素人が調理すると危険なため、触れたり近づいたりしないようにしましょう。

まとめ

涼しくなってきて、近くの公園でいつもの外遊び......と考えているママ・パパ。
ふと生えている猛毒キノコを子どもが手にしてしまう、口に入れてしまうなど、身近なところに危険が潜んでいます。

遊ばせる前に、記事に挙げたようなキノコが生えていないかをチェックしていただき、もし発見した際は「触らせない・近づかない」を徹底し、管理をしている団体にご連絡を!

それでは、事故に気をつけて公園遊びやアウトドアを楽しんでくださいね!


文/みいママ

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