第70回産経児童出版文化賞美術賞を受賞した絵本『川まつりの夜』のパネル展が、東京・吉祥寺にあるクレヨンハウスで、7月31日(月)まで開催中ということで、おじゃましてきました。
また、期間中にクレヨンハウスで絵本をご購入された方(クレヨンハウスのオンラインストア購入も可能)にはスペシャル特典付きということで、その内容も含めてレポートします。
第70回産経児童出版文化賞美術賞を受賞した絵本『川まつりの夜』のパネル展が、東京・吉祥寺にあるクレヨンハウスで、7月31日(月)まで開催中ということで、おじゃましてきました。
また、期間中にクレヨンハウスで絵本をご購入された方(クレヨンハウスのオンラインストア購入も可能)にはスペシャル特典付きということで、その内容も含めてレポートします。
子どもの本が大好き! という方には、落合恵子さんが主宰する「クレヨンハウス」のことはよくご存知かと思います。
子どもの本だけではなく、体にいいオーガニックフードや野菜、レストラン、雑貨も扱っているんですよ。
東京、大阪に店舗がありますが、今回は東京のお店に行ってきました!
JR吉祥寺駅中央口(北口)から歩いて、6分くらい。
大正通りを進んでいくと、クレヨンハウスのかわいいロゴマークが入った建物が見えてきます。
パネル展は地下1階の「未完の本屋」で開催されています。
「未完の本屋」って、なんでしょう。
と、思っていると地下の入り口の壁に、落合恵子さんのメッセージがかけられていました。
これはじっくり読んだほうがいいです。
「あなたが、あなたである自由。
未完の本屋は、過程の本屋です。
あなたが、よりあなたになっていく、その過程と重なる本屋です」
抜粋しましたが、落合さんの思いがこもっているメッセージに心がじんわり。
さあ、いよいよ絵本『川まつりの夜』のパネル展です。
入り口を入ると、正面の壁にずらり17枚展示されていました。
絵本よりもサイズが大きく、全ページ飾ってあるので、見応えがあります。
それにそれに!
ここに入ったときから気になっていたのですが、お祭りのお囃子サウンドが流れています。
まるでこの絵本のお祭りの世界に迷いこんだような気持ちになってきます。
目を耳も楽しませてくれる展示ですね。
お近くにいらっしゃる方は、パネル展開催期間の7月31日(月)までに、ぜひクレヨンハウスの「未完の本屋」に!
『川まつりの夜』は岩城範枝さんの文章に、出久根育さんが絵を描かれ、2022年8月にフレーベル館から刊行された絵本です。
今年の5月5日に、第70回産経児童出版文化賞美術賞に決まった、と発表されました。
贈賞式には佳子内親王殿下もいらっしゃったようですよ。
とても評価の高い絵本なんですね。
おじいちゃんの家に、初めてひとりきりで遊びに行ったリュウ。
ふたりで夕ご飯を食べていると、通りから笛の音が聞こえてきました。
風がよく通るから、遠くの音も聞こえてくるとおじいちゃんが言います。
夜、笛と太鼓の音に目を覚ましたリュウ。
裏口の戸を開けると、通りはお祭りでにぎわってました。
わたがしやさん、おめんやさん、金魚すくい……リュウも楽しみますが、どこかへんです。
小さなおじさんに声をかけられ、いっしょに通りを眺めていると、踊りながらやってきたのはザリガニの若い衆。
ザリガニのお面をかぶっていると思っていたら、若い衆もまわりの人たちもみんな川のいきものたち。
おどろくリュウに、おじさんは「ここはむかし、川だった」と伝えます。
毎年、川の仲間が集まって開く、「川まつり」。
リュウは久しぶりに来たお客さんだったのです。
ちょっと不思議な感じがしませんか。
昔、川があったときに、そこにくらしていたいきものたち。
川にふたがされ、今では誰もが忘れてしまった、とおじさんは言います。
不思議で楽しいお祭りの様子から一転、かなしみが感じられる場面へと移ります。
リュウは、この話を聞いたあと、どうするでしょう。
ぜひ、絵本を読んでみてくださいね。
このパネル展を記念して、期間中にクレヨンハウス東京店で『川まつりの夜』をご購入された方に、特典があります!
出久根育さんによるイラストと作者ふたりのサインが入ったカード。
1枚1枚、手描きで絵を描かれているため、カエルの色も表情もそれぞれ違います。
世界でたった1枚の、とても貴重なカードです。
特典のサインカード付きの絵本は数に限りがありますので、ほしい方はぜひ早めのご購入をおすすめします。
また、東京のクレヨンハウスに伺えない方には、クレヨンハウスのオンラインストアでの販売もあるということですので、ぜひご利用ください。
住所 :〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-15-6
アクセス:JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅 中央口(北口)から 徒歩約6分
会場:2F 絵本・⼦どもの本 ⽊のおもちゃ ⼥性の本/B1F 「未完の本屋」
営業時間:11:00〜19:00
電話:0422-27-2114
*『川まつりの夜』パネル展:2023年7⽉31⽇(⽉)まで、B1F「未完の本屋」にて開催中!
著者:岩城範枝 作 出久根育 絵
装丁:森枝雄司
定価:1,694円(本体1,540円)
発⾏年⽉:2022年8⽉
発⾏:フレーベル館
サイズ:縦280mm×横240mm
ページ数:32ページ
※Amazonおよび楽天ブックスでのご購入の場合、購入者特典はつきませんのでご注意ください。