果物だと思っていたら野菜だった…? 地味に気になる!野菜と果物の違い

公開日:2023/09/04

果物だと思っていたら野菜だった…? 地味に気になる!野菜と果物の違い

私たちが普段何気なく口にしている野菜や果物。

それらの中には、果物だと思っていたら実は野菜だったというもの、またはその逆のケースもあります。

野菜と果物で一体何が違うのかと問われると答えられない……という方も多いのではないでしょうか?

 

この記事では野菜と果物の違いに迫りつつ、どちらに分類されるかよくわからない食べ物も見ていきましょう。

野菜・果物の定義とは?

野菜と果物それぞれには以下のような定義があります。

野菜の定義

  • 1年のサイクルで栽培される草本植物であること
  • 田畑で栽培されること
  • 加工の程度が低いこと
  • 副食物であること

(参考:農林水産省独立法人農畜産業振興機構

上記4つを満たすものが「野菜」として分類されています。

 

以下の2つのポイントで野菜を見分けることができます。

  • 畑で収穫されて毎年枯れるもの
  • 茎部分が木のように大きくならないもの

果物の定義

  • 2年以上栽培し続ける草物植物・木本植物
  • 果実を食用としているもの

(参考:農林水産省

上記2つを満たすものが「果樹」に分類されます。

 

こちらも、下記の2つのポイントで見分けるとわかりやすいでしょう。

  • 木に実がなるもの
  • 実がなるまでに数年かかるもの

野菜・果物の分類に注目!

野菜や果物について知る上で大切なのが、それらの分類の仕方です。

野菜の分類

野菜は大きく分けて、以下の5種類に分類されています。

種類 特徴 具体的な野菜
根菜類 ・土の中で成長するもの
・茎や根の部分を食用とする野菜
にんじん、大根、れんこん、ごぼう など
葉茎菜類 ・葉や茎部分を食用とする野菜 ネギ、白菜、レタス、キャベツ、アスパラ、ブロッコリー など
果菜類 ・果実、種実を食用とする野菜 きゅうり、ピーマン、なす、いんげん、そらまめ、かぼちゃ など
香辛野菜 ・料理に香り、辛みをつける野菜 しょうが、わさび、みょうが など
果実的野菜 ・野菜に分類されるが、一般的には果物として食べられているもの すいか、メロン など

上記のうち注目したいのが、5種類目の「果実的野菜」です。

野菜か果物か判断に迷うものの多くが分類されています。

 

すいかやメロンを果物と認識している人はかなり多いはずです。

しかし、農林水産省では野菜とされていて、果物として食べるケースが多いことから「果実的野菜」という種類に分類されています。

果物の分類

一方、果物は野菜のように細かく分類されていませんが、野菜の中に「果実的野菜」があるのと同様、果物にも「野菜的果実」といった存在があります。

 

その代表的なものがアボカドです。

 

アボカドは実をつけるまでに数年かかり、さらに果実を食べるため果物に分類されます。しかし一般的には、サラダなどに入れて「野菜」として食べられることが多く、またスーパーでも野菜売り場のコーナーに置かれているケースを多く見かけるでしょう。

まとめると…… 一般的には、野菜と果物の明確な定義はない!

冒頭で紹介した野菜と果物の分類は、あくまで生産者側におけるものです。

販売者側・消費者側にとっては、野菜と果物とを分類する明確な定義はありません。

 

ご飯のおかずに使われるものは野菜として、デザートとして食されることが多いものは果物として販売しているケースが多く見受けられます。

この食べ物は野菜・果物どっち?

最後に、野菜が果物かどちらかわからない!といった食べ物をいくつか挙げてみましょう。

すいかやメロン以外にも、「正体は野菜だった!」という食べ物が多くあります。

①いちご

スイーツによく使われるいちご。

子どもから大人まで大好きなフルーツのひとつで、春先にいちご狩りに出かける人も多いのではないでしょうか。

 

スーパーでも、果物コーナーに並んでいるいちごをよく見かけますよね。

 

しかし、いちごは野菜のひとつ。

1年以内に実がなる草本植物で、果実的野菜に分類されています。

②バナナ

バナナは離乳食に使われることも多く、子どもにも親しみがある果物のひとつではないでしょうか。

実はバナナも野菜の仲間なのです。

 

多くの人は、「バナナは木になっているから果物では?」と思っているかもしれません。

しかし、バナナもいちごと同じ草本植物で、木に見えている部分の正体は葉鞘(ようしょう)が何重にも重なってできた「偽茎」と呼ばれる茎。

外側から1枚ずつに偽茎を剥がしていくと、何もなくなってしまうのです。

③パイナップル

パイナップルも果物のイメージが強いですが、野菜のうち果実的野菜に分類されます。

こちらも、畑で育てられている草本植物のひとつです。

 

学校の給食に出た酢豚にパイナップルが入っていた記憶がある人も少なくないのではないでしょうか。

「どうしておかずに果物を入れるの?」と違和感を覚えた人もいるかもしれませんが、パイナップルが野菜であれば、食材のひとつとしてパイナップルをおかずに入れるのも納得できるのでは?

④パパイヤ

パパイヤも果物ではなく果実的野菜に分類されます。

 

パパイヤには、完熟したものとそうでない青パパイヤとが販売されています。

完熟したパパイヤは果物として食べられることが多いですが、完熟していない青パパイヤはおかずの食材として使われることが多いようです。

 

パパイヤに関しては販売者によっても分類の仕方はまちまち。

完熟前・後のどちらも果物に分類するお店もあれば、完熟前の青パパイヤのみ野菜として販売するお店もあります。

⑤パッションフルーツ

「フルーツ」と名前がつくため果物かと思いきや、これも野菜のひとつ。

つる性の草本植物です。

 

あまり食べ慣れない食材かもしれませんが、実をそのまま食べるスタイルが多いようです。

その他、果物のようにスイーツの材料として使ったり、料理のソースやサラダに入れたりなど、幅広い使い方ができます。

⑥トマト

最近はフルーツのように甘いトマトが出てきていますよね。

そのため、果物か野菜かわからないという人もいるのではないでしょうか。

 

フルーツトマトと名のつくものこそありますが、トマトは野菜です。

きゅうりやなすと同じ果菜類に分類されます。

 

ただし、国によって分類の仕方は異なるようで、台湾、韓国、フランスでは果物に分類されるそうです。

フルーツと同じような使い方をしていて、トマトのスイーツもあるとか。

まとめ

果物だと思っていたら実は野菜だった!という食材は意外と多いようですね。
育て方や実のなり方を知ると、それらの野菜や果物により興味が湧くはず。

「◯◯ちゃんが大好きないちご、実はお野菜なんだよ」などと、お子さんとのちょっとした会話のネタにも使ってみては?

それをきっかけに、野菜や果物に興味を持ってくれるかもしれませんよ。

文/aeca

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