【神戸】親子で学んで楽しめる! 神戸港の魅力あふれる「神戸海洋博物館」

公開日:2021/02/22

【神戸】親子で学んで楽しめる! 神戸港の魅力あふれる「神戸海洋博物館」

ASOPPA!調査隊、今回は神戸ポートタワーのすぐ近くにある神戸海洋博物館に伺いました!
昭和62年の神戸開港120周年記念としてできたもので、海・船・港の歴史や神戸の未来を体感できる博物館です☆令和2年2月にリニューアルし、さらにパワーアップ!

 

たくさんの船の模型展示があったり、神戸港の歴史や仕事を学べたり、
船の操縦体験やガントリークレーンの体験ができるゲームもありますよ~!

 

子どもから大人まで…親子で一緒に学んで楽しめる、神戸海洋博物館の魅力をたっぷりとお届けします♫

神戸港開港150年シアター

館内に入り、まず私たちを迎えてくれるのは大きなロドニー号の模型です!

神戸港開港の際に、実際に神戸に来航したイギリスの旗艦ロドニー号が、礼砲を放って開港を祝ったそうです!

ここでは20分間のプロジェクションマッピングとともに楽しむことができます☆

 

神戸港開港からの150年の歴史を感じることができる “神戸港の150年” と、大海原の様々な海の表情を楽しむことができる “ロドニー号の大航海” という、ふたつのモードで様々な映像が映し出されます。

 

壁だけでなく床にも映像が出るため、小さい子でもよく見えるので興味を持ちやすいですよね!

海の中の映像

例えばこのように、海の中の映像だと…

カメや魚がいて動くので、上に乗るように一緒に動いたり追いかけたりして楽しめそうですね☆

カラフルでキレイな写真も撮れますよ!

夢中になっちゃうこと間違いなしですね♪♪

星空の航海の映像

写真のような、星空の航海の映像もとてもきれいでした。

次々と変わるので、この後は何が出てくるかな~とワクワク♫

夢中になってなかなか動けず、気が付いたら20分しっかりと見ていました!

2階へと上がる階段の踊り場から見ると…

2階へ上がる階段の踊り場からもロドニー号を見ることができます!

下からでは見られない船のデッキ部分も見えるので、さらに楽しめますね☆

 

この映像では、世界の様々な言葉で “ようこそ” という文字が出てきます。神戸港開港で、世界に向けて入り口が開かれたという意味合いだということです。

神戸港を行き交う船たち

入口から奥に向かって、様々な船の模型が展示されています。

古いものから順になっていて、実際に日本に来た船もあるそうです!

学びに焦点を当てた壁のパネル

さらに奥に進むと…左右の壁には、学びに焦点を当てたパネルが設置されています。

左にコンテナ船、右にクルーズ船と分かれていて、パネルをめくるとそれぞれの特徴が詳しくわかるようになっているので、楽しみながら学ぶことができますね☆

早速見てみましょう!

コンテナ船

まずは、左の壁にひときわ目を惹く鮮やかなピンク色!

随分とかわいく描かれているなぁ…と思いきや、実際にこの色・この形で海の上にいる船だというから驚きですよね!

子どもたちも興味を惹かれるのではないでしょうか??

コンテナ型のパネルはクイズになっていて、めくると答えが書いてあります。

どの場所についてのクイズか、上の船の絵に番号が付いているのでわかりやすいですね!

クルーズ船

右の壁は、クルーズ船について学ぶことができます。

こちらのパネルは絵になっているので、年齢が低いお子さんにもわかりやすく、ついついめくりたくなっちゃいますね!

早速パネルをめくってみると、中には写真がありました!

上の船の絵の位置と照らし合わせながら見ると、どこにあるのかがわかりますね。クルーズ船の細部まで知ることができます☆

 

どちらのパネルも低い位置に付いているので、お子さんが自分でできるのもうれしいポイントですね。

内容を詳しく学んだり、絵を見て楽しんだりと、様々な楽しみ方ができると思います!

小さなお子さんには、保護者の方が説明を読んであげてくださいね。

展示されていた船の模型をいくつかご紹介!

タイタニックの映画でも有名な、当時世界最大の豪華客船。

【ロイヤル・メールシップ・タイタニック】

戦時下に多様な役割を担った豪華客船。

【浅間丸】

神戸から日本と大陸をつないだ定期船。

【吉林丸】

日本のコンテナ船。

【箱根丸】

客船はよく見るとプールもあります!細部にまでこだわって作られていますね。

乗り物が好きなお子さんは特に興味深いのではないでしょうか。

3Dフォトスポット

奥のドアから外に出ると、トリックアートのフォトスポットになっていました!

下に降りることができるので、このように実際に上に立っているように写真を撮るのがおススメですよ~♫

神戸港の歴史や働きについて知ろう!

続いては…神戸港のあゆみとはたらきの展示室へ。中に入ると、神戸港の歴史が入口から時系列に並んでいました。

 

年代ごとの写真と併せて見ることで、神戸港としてどのように歴史が動いてきたのかがわかります。

さらに奥に進むと、地図で神戸港がどのように変わってきたかがわかるタッチコンテンツがあり、1868年から2017年までの移り変わりを見ることができます。

 

下の写真を見比べてみてください。もともと海だった場所が埋め立てられて土地ができ、発展してきた様子がよくわかりますね!

【1868年】

【2017年】

操船シミュレーター

船の操縦体験ができる、操船シミュレーター。

プロの方がやってもリアルに感じるほど、本物そっくりの感覚を味わうことができるゲームです!

また、ゲームの中の背景は実際の神戸港が忠実に再現されており、ポートタワーや海洋博物館も出てきます☆

左のレバーがアクセルになっていて、ハンドルで舵を切ります。水の中なので、反映されるのが少し遅いというところも、本物の感覚に近くなっているそうです。ハンドルの横には、汽笛を鳴らすボタンと、ワイパーボタンが付いています。

簡単コースと難しいコースがあるとのことで、もちろん難しいコースに挑戦しましたよ~!

いざ操縦!!

数字を1から順番に追いながら、ゴールに向かって進んでいきます。

このように、黄色の数字を真ん中の画面で捉えたらOK!数字を逃すと次には進めず、取りに戻らなくてはいけません。

船にぶつかりそうになりながらも、ギリギリセーフ!ぶつかるとゲームオーバーになってしまいます。

大きな船に近づくと、窓からはこんな風に見えるんですね。

画面が5つあり、前だけでなく視界の横まで海の景色になるので本当に船に乗っているような感覚を味わうことができます!

子ども目線だともう少し低くなると思い、少しかがんでみると…

波の高さが目線の高さになり、ますます不思議な感覚でした。このリアルさはここでしか体験できないはず☆

結果は…

残念ながらゲームオーバー!

実は、途中で4を取り逃し…必死に取りに戻ろうとするも、結局取れずにそのまま時間切れになってしまいました。

子どもは天気を変えたり汽笛を鳴らしたりと、色々とやってみることが多く、大人はゴールをひたすら目指すことが多いとのことでした。

まさにその通りで、夢中でゴールを目指すあまりせっかくの機能を試さずに終わってしまったのですが、色々動かしてみるとより楽しめると思います☆

 

子ども用の踏み台もあったので、小さなお子さんも遊べます。実際2~3歳の子どもも保護者の方と一緒にやっているそうです!

ゴールを目指すだけでなく、背景に映る神戸港の景色を見たり、汽笛を鳴らしたり…様々な楽しみ方ができますよ♪♪

ガントリークレーンシミュレーター

続いて体験したのはこちら!

船に積まれたコンテナを吊り上げてトラックに載せる体験ができる、ガントリークレーンシミュレーターです。

2本のレバーでガントリークレーンを操作し、船に積まれたコンテナを持ち上げて、地上にあるトラックへ移動させます。

前と下にモニターが付いていて、実際の視線と同じように足元の映像が下のモニターに映ります。こちらも難しいハードモードに挑戦しました!

いざ操縦!!

まずは船の上のコンテナを持ち上げます。下の画面も海が見えますね!

続いてコンテナをトラックへ運びます。足元を見ながら、地上のトラックを目指します!

結果は…

こちらも残念ながら時間切れとなり、見習いレベルという結果でした…

私の前にやっていたお子さんはなんとプロ級でした!

最後にクレーンオペレーターとしての成績が出てきて、自分が通った経路までわかります。

 

今回はハードモードだったので、動かす距離の間隔がつかめず苦戦してしまいましたが

やさしいモードで挑戦すると、あと何メートル動かせばよいかが出てくるそうです。みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね☆

海・船・港の仕事とは??

展示室の最後にあるのは、海・船・港で実際に働いている方のインタビューです!タッチすると映像が流れます。

仕事内容やその仕事でうれしいと感じることなど、実際に働いている方の生の声を聞くことができるので

子どもたちがこれらの仕事に興味を持つきっかけになるかもしれませんね!

ゴンドラ

展示室を出たところに展示されていたこちらの船。

イタリアのベニス市の好意により、日本に初めて輸入されたゴンドラの実物で、

館内では数少ない現物展示の船だということです。

座席はこのようになっていました。座席の後ろには、櫂(かい)という船を動かすときに使うオールのようなものもありました。

とても近くで見ることができるので、細かい部分までチェックしたくなりますね!

2階へ行くと…

2階には展示物やマリタイムシアター、屋上広場がありました!

展示

こちらは船の前の部分に付いている、船首像です。守り神のような意味合いもあり、女性の像が多いそうです。

こちらはビクトリー号という船の断面模型です。5層になっている中の様子がわかるようになっています。

マリタイムシアター

映画館のようになっていて、現在は神戸港の歴史をテーマにした映像を見ることができます。

開館時間内は常に放映しているので、好きなタイミングで見られるのもうれしいですね!

屋上広場

調査隊がうかがった日はあいにくのお天気でしたが、屋上広場から神戸港を見渡すことができます。天気がよければ、さらにきれいな眺めを楽しむことができますね!

神戸海洋博物館概要

アクセス情報

所在地:〒 650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2

詳しいアクセス情報はこちら

開館時間・入館料

開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)

入館料:大人900円、小人(小・中・高生)400円

休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館翌日振替休館)、年末・年始(12月29日~1月3日)

詳しいご利用案内はこちら

その他

建物の入り口にはスロープがあり、館内にはエレベーターもあるので、ベビーカーでも安心して利用できます。

 

また、1階ロビーには授乳室(シンク・おむつ替えシート)もあります。

中を見てみると、照明が船の舵輪(ハンドル部分)のようになっていました!

細かいところまでこだわりがつまっていますね。

まとめ

今回は神戸海洋博物館を調査してきましたが、いかがでしたか??
地元の小学生・中学生の学びの場としても多く活用されているということで
子どもたちにもわかりやすく、興味を惹かれるポイントがたくさんありました!

学びの場としてはもちろんのこと、たくさんある船の模型を見たり、船やガントリークレーンの操縦体験をしたり…小さいお子さんから大人まで、家族みんなで楽しむことができますよ♪♪

神戸や近くに行った際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!


文・取材/ASOPPA!事務局

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