新生活が始まり、子どもが新しい環境に身を置くことになったという家庭も多いですよね。
三児の母である筆者(綾部まと)は、数多くの育児の悩みに直面してきました。
今回はそれらの経験から、新学期にありがちなママ友トラブルをご紹介していきます。
新生活が始まり、子どもが新しい環境に身を置くことになったという家庭も多いですよね。
三児の母である筆者(綾部まと)は、数多くの育児の悩みに直面してきました。
今回はそれらの経験から、新学期にありがちなママ友トラブルをご紹介していきます。
男の子の中には「お友達に手をあげてしまった」という子もいるのではないでしょうか?
親同士の仲が良ければ「気にしないで、お互い様だしね」と円満に収めることができます。
しかし新しい環境で親の関係性ができてない場合、関係はこじれてしまいがちです。
4歳の男の子のママである、Aさんは語ります。
「息子が年少の頃、同じクラスの女の子と喧嘩になってしまったことがありました。
それ以来その子の両親からは、挨拶をしても無視され続けています」
喧嘩をした場合、子ども同士はすぐに忘れてしまうのですが、親の方が引きずりがち。
謝っても聞く耳をもってもらえなかったり、ひどい場合には「園長に通告する」というケースもあります。
ではこの場合、どうしたらいいのでしょうか?
「特に会話はせず、挨拶や会釈など最低限はするようにしていました。
すると一年経って、ようやく口をきいてもらえるようになりました」
育児が長期戦であるように、人間関係も時間をかけて構築していくもの。
時間が解決することは意外と多いので、とにかく相手の気持ちが変わるのを待つことも手です。
保育園や幼稚園のクラスによって、ママ同士の距離感は異なります。
お受験をする割合が多いクラスでは、小学生になれば離れ離れなので、親もクラスの中で仲良くしようというモチベーションがわかないことが多いです。
一方でイベントを主催することが好きなママやパパがいるクラスでは、バーベキューやピクニックが積極的に行われる場合もあります。
「うちのクラスではイベントは頻繁に開催されるのですが、なかなか日程が合わずに参加できません。グループLINEに送られてくるクラス写真を見ては、残念な気持ちになってしまいます」
イベントが近づいてくると「当日は雨が降ればいいのに」と願ってしまい、そんな自分に自己嫌悪になってしまったとのこと。
人間関係の葛藤は、他にもあるようです。
「自分では比較的仲が良いと思っていた同じクラスのママがいたのですが、彼女は別の学年のママと家族ぐるみでよく遊んでいることを知りました。私の方が親しいのに、なんでそっちと遊ぶんだろう?と、友達を取られちゃったような気がして、嫌な気持ちになりました」
女子高生じゃあるまいし、嫉妬するなんて恥ずかしい……。
その思いも、憂鬱を助長させてしまったと言います。
では、このような気持ちとは、どう折り合いをつければいいのでしょうか?
「イベントに参加させてあげられなくて親は申し訳なく思っていても、意外と子どもは気にしないんですよね。よくよく写真を見てみると全員参加しておらず、体調不良で欠席してる子も多かったりするんです」
また「子どもが小学校に上がる前に」と、幼児の頃は引越しも多いです。
今親しくしているママや、輪に入れないと感じているママも、ふとしたタイミングで退園することもあります。
今の人間関係が全てだと考えずに、大らかに構える方がいいのかもしれません。
Instagramでは子連れお出かけ情報や便利グッズ、Xではお役立ち情報など、育児にSNSを活用している人も多いかと思います。
「芸能人やインフルエンサーの投稿を見ていて、だんだん息苦しくなってきてしまったんです。
彼女たちのように、ママでも綺麗でいなきゃ!というプレッシャーに疲れてきてしまいました」
しかし意外に、「もっと見ていて疲れるのは、知り合いのママ友のSNS」とのこと。
「自分と同じような境遇の子どもなのに、休日には料理をしたり、ディズニーランドに連れて行ってあげたり、晩御飯の投稿を見てもちゃんとしたものを載せていて……。自分は何もやってあげられない、ダメな母親のような気がしてしまうんです」
Aさんは現在、知り合いのママ友のSNSは全てミュートしているとのこと。
「はじめは見ないことで何か問題が起こるのかと思いましたが、全く何も起こりませんでした」と晴れやかな笑顔を見せてくれました。