近年、物価高が続くなど今後のお金の不安が絶えません。子どもの教育費の不安を抱えるパパやママも多いのではないでしょうか?
NISAやiDecoなどの制度が開始したこともあり、投資を始める人も増えています。実際に私も2018年にNISAをきっかけに投資を始め、今年で6年目になります。
今では順調に資産を増やせている一方で、これまでいくつもの失敗も経験してきました。
そこで今回は、実際に私が経験した「失敗」と思える出来事を5つ紹介します。また、新NISAの要項も確認しておきましょう!
近年、物価高が続くなど今後のお金の不安が絶えません。子どもの教育費の不安を抱えるパパやママも多いのではないでしょうか?
NISAやiDecoなどの制度が開始したこともあり、投資を始める人も増えています。実際に私も2018年にNISAをきっかけに投資を始め、今年で6年目になります。
今では順調に資産を増やせている一方で、これまでいくつもの失敗も経験してきました。
そこで今回は、実際に私が経験した「失敗」と思える出来事を5つ紹介します。また、新NISAの要項も確認しておきましょう!
投資初心者の頃に経験した失敗は5つあります。
私が最初に始めた投資は、株式投資。
平日の昼間は株価が変動するため、仕事中に値動きが気になることも珍しくなかったです。
デスクにスマホを置いておける環境だったのも、株価が気になる要因のひとつだったのかもしれません。休憩時間に株価を確認したり、ニュースをチェックしたり、職場でも投資のことを考えていたので、今思うと仕事に身が入っていませんでした。
頻繁に売買を繰り返して投資で生計を立てるのであれば、日中の株価チェックも必須です。
しかし私は、仕事をしながら投資をする身なので、日中こまめに株価をチェックしなくても問題ありません。仕事中に株価を気にしないよう、運用目的を考え直した今は、朝と夕方の2回の確認のみになりました。
株価が気になって仕事中も考えてしまうのであれば、運用の目的や方法を見直してみるのがおすすめです。
株式投資を始めてすぐは、少しの値動きで株を売買していました。
欲しい! と思った企業の株を高くなっていても買ってしまったり、まだまだ値上がりが期待できる企業の株を早々に売ってしまったり……。
我慢せず思い立ったタイミングで売買していたので、大きな利益を享受できませんでした。
今は、欲しい企業の株を見つけたらすぐに買わずにしばらく吟味して、自分の納得するタイミングで購入しています。売るときも同じです。
利益が出たらすぐに売りたくなりますが、今後の株価を想像するなど、勢いで売らずに一旦我慢しています。
NISAで積立投資をしている友だちの中には「マイナスになったから慌てて売却した」という声もありました。
長期で見ると、今はマイナスでも反転してプラスになることが多いので、慌てて売らずにじっと我慢することも大切です。
投資を始めた当初、私は日々の情報はSNSを使って収集していました。
有名インフルエンサーや書籍を出版している人など、さまざまな人に出会って、さまざまなお金の知識を身につけてきました。
その一方で“有名な人だから”と、過信していた時期もあります。
有名な人の中には「この業種がこれからは来る」「この銘柄がアツい」など、積極的に株価について発信している人も多くいます。実際に発言通りの流れになったこともありますが、もちろんすべてがその通りになるとは限りません。
その発言を鵜呑みにして売買し、損失が出たときに、私は自分で分析をしていないので原因がわかりませんでした。
また、投資に関して発言し誘導することで、初心者を狙った詐欺のような行為をする人がいるということも知りました。
有識者の発言は今でも見ますが、そのあとは自分で調べて裏付けを取り、私が理解し、納得して売買できないようであれば購入を見送っています。
投資を始めてすぐは知識が増えるのが楽しく、たくさんの情報を仕入れ、知った投資は試したくなっていました。
短期売買して値上がりによる利益も欲しいし、配当金も欲しい、株主優待も欲しい……など、貪欲に日々勉強していたように思います。
今振り返ると、当時は「投資ハイ」でした。
もちろん、リスクは分散するべきなので、いろんな方法や投資先を取り入れるのは悪くありません。
しかし、当時は投資ハイになっているあまり、一気にさまざまな投資に手を出し値動きに一喜一憂していたので、時間をかけてひとつずつ挑戦したら良かったと思います。
今投資をしているのは、配当金や株主優待目当ての株式投資、不動産クラウドファンディングなど、長期での運用に向いており比較的リスクの小さい銘柄に落ち着きました。
焦らず自分の運用方針に合った投資方法を選んだ結果、メンタル面の安定にも繋がっています。
少しでも投資で成果が出ると、もっと! もっと!! という気持ちが芽生えます。
「あのとき追加で投資していたら、もっとお金が増えていたのに……」など欲深い気持ちから、手元にあるお金を一気に投資に回したくなりました。
投資は余剰資金で行うのが理想。生活防衛費は万が一のときすぐ使えるように現金で貯金しておくのがベストです。
不動産クラウドファンディングで順調に少しずつお金を増やしていた私は、次の募集の際に大きな金額で抽選に申し込みました。
結果は落選だったので運用していませんが、もし当選していたら手元に残る現金は心もとない金額になっていました。
あとあと考えてみると、あのときは落選していて良かったと思えます。
どれだけ成功体験を積んだとしても「何かあったときのためのお金」は、今も投資に回さず現金で保有しています。
NISA(少額投資非課税制度)は2024年1月から、新制度が開始されました。
新制度では、年間投資枠の拡大や非課税保有期間が無期限となったことなどにより、長期的な視点で資産形成に取り組めるようになり、運用の幅が広がったといえるでしょう。
NISAの魅力は、投資で得た利益に税金がかからないこと。
通常、株式や投資信託による投資は、利益に約20%の税金がかかります。つまり、1万円の利益が出ても、約2千円が税金として引かれ、実際手元に残るのは約8千円になるのです。
これに対しNISAは非課税なので、まるまる1万円が手元に残ります。
ただし、NISAで投資できる金額には上限があるため、効率良くよりたくさんの利益を得られるよう多くの人が試行錯誤しています。
出展:金融庁
NISAには上記のように二つの投資枠があります。
「つみたて投資枠」では、自分が選んだ商品を毎月決まった金額で購入していきます。投資信託やETF(上場投資信託)がこの枠に当てはまります。
「成長投資枠」は、投資信託やETFのほかに、個別株式なども投資対象です。
両方を掛け合わせることができるので、投資信託で積み立てながら個別株で株主優待を楽しむ、という使い方も可能になりました。
年間投資枠の上限は決まっていますが、非課税保有期間が無制限なので焦らず自分のペースで資産形成するのがおすすめ。
また、保有していた商品を売却すると、翌年には商品購入時の金額(簿価)分が復活し、非課税投資枠を再利用することができます。
生活していく中で運用をアップデートしたくなったときにも便利です。
ただし、復活するのは売却時の金額ではなく購入時の金額なのと、年間投資枠の上限を超えて投資することはできないので、注意してくださいね。
参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html
※今回紹介した内容は経験に基づくもので、結果を保証できるわけではありません。投資は自己責任でお願いします。
※紹介している内容は2024年5月時点のものです。公開後、制度などが変更になる可能性があります。