毎日嫌になるような暑さが続いていますが、体を冷やしてくれる夏野菜などを毎日の食事に取り入れつつ、元気に乗り切りたいですよね。今回は、料理に欠かせない野菜のゆで方に注目。最近は正直、レンチンしてしまうことも多いのですが、ゆで時間や下処理など最適な方法で茹でた野菜の味は格別。ぜひメモって冷蔵庫に貼って活用してくださいね。
農家直伝! よく使う野菜の 最適な“ゆで時間”
毎日、摂りたい野菜ですが、意外と知らないのが最適なゆで方ではないでしょうか。筆者も実はあいまいで、毎回ググっております(笑)。また、数年前に旧Twitterで流れてきた農家さんのツイートはスクショしてあり、思い出してはチェックしてしまいます。
しん|野菜を育むプロ(@sinyasai)さんのツイートがこちら! 6種野菜の茹で時間と、数種類の放置方法や下ごしらえが紹介されています。
覚えておいて。野菜の美味しい茹で時間は「ブロッコリー」は2分茹でて常温放置で「ほうれん草」は茎の部分を30秒して全体を30秒〜1分で「オクラ」は塩揉みして1.5〜2分で「枝豆」は塩揉みして4分で「とうもろこし」は10〜12分で「キャベツ」はシャキシャキなら30秒、やわらかめなら1分でウマウマです。
— しん|野菜を育むプロ (@sinyasai) September 14, 2022
メモって冷蔵庫に貼っておくべし! 5つの野菜の下ごしらえとゆで時間
とくに我が家の食卓によく登場する5種の野菜の最適だと思われるゆで時間と、下ごしらえや放置方法を紹介します。どのご家庭でもよく使う野菜ばかりだと思うので、きっと役に立つはず。
我が家流:野菜の美味しいゆで時間と放置方法
【ブロッコリー】は湯に塩大さじ1を入れ、2分ゆでて常温放置
【ほうれん草】は湯に塩小さじ1を入れ、茎の部分を先に30秒+全体を1分半ゆで、冷水にとる
【アスパラ】は湯に塩をティースプーン山盛り1杯、普通の太さで1分30秒〜45秒、太めなら2分~2分30秒ゆで、冷水にとる
【オクラ】は塩揉みして1分45秒〜2分ゆで、冷水にとる
【枝豆】は塩揉みして4分〜6分ゆで、常温放置
ブロッコリーのゆで方
① ブロッコリーは小房に分ける。大きな房は茎側から少し切り込みを入れて手で割いて、だいたい同じ大きさになるように揃えます。
ブロッコリーの太い茎も食べられるので捨てずに、まわりの硬い部分を切り落として、白っぽい芯の部分を斜め切り。一緒にゆでてしまいます。
②切り分けたブロッコリーを、ため水の中でふり洗いする。ブロッコリーはつぼみの部分に汚れが残りやすいため、この洗い方がベスト!
③鍋にたっぷりのお湯を沸かし、大さじ1杯の塩を加え、ブロッコリーの小房と切った茎を入れて2分ゆでます。
④しっかりと水気を切ってから、常温で放置。水っぽくしないためにも、ゆでた後に水につけずに冷ますこともポイントです。
ほうれん草のゆで方
①まず、根の先が汚れていたり、乾いていたら少し切り落とす。このとき束がバラバラにならない部分で切ることが大切。根元には十字に切れ込みを入れる。
②ボウルに水を張り、根元、葉の順にふり洗いして水気をきる。
③鍋に水1リットルを沸かして塩小さじ1を加え、まず、ほうれん草の根元部分を先に入れて約30秒ゆでる。葉の部分も湯に浸し、途中で一度裏返して、全体を1分半ゆでる。
アスパラガスのゆで方
①まずは皮が硬くすじっぽいアスパラの根元の処理を。根元側から数㎝のところを親指で押さえ、もう片方の手で中央あたりを持ち、根元側の親指を支点にぐっと折り曲げると、硬い部分から柔らかくなる境目あたりでポキンと折れる。続いて、根元側の皮をピーラーで3〜5cmほど薄くむき取る。
②「軸から先に入れる」のが鉄則。アスパラガスが1本そのまま入る大きさのフライパンに湯を沸かし、ティースプーン山盛り1杯の塩を入れ、アスパラガスの軸から先に入れる。全体を入れ、2分ほどゆでる。
③冷水にとって手早く冷ますと、鮮やかな緑色に。
おくらのゆで方
①水洗いしたオクラのヘタの先端を少し切り落とし、ガクをくるりとむき取る。むきすぎるとオクラの穴が出てきてしまい、ゆでる際に水が入り、ゆで上がりが水っぽくなるので注意!
②オクラをボウルに入れて、よく塩もみする。塩でもみ洗いすることで表面の産毛を落とし、食感よく仕上げることが可能。一度にたくさん処理する場合は、「板ずり」が便利。水洗いしたオクラをまな板の上に置き、塩をふって手のひらでやさしく押さえながら前後に転がします。
③沸騰した湯に、塩もみしたオクラを入れて、上下を返すように混ぜながら2分ほどゆでる。ざる上げして、冷水にとり冷ます。
枝豆のゆで方
①まず、枝豆の先端部分をはさみで少し切り落とす。これは水まわりをよくし、塩味ものりやすくしてくれます。
②さっと洗ってから水気を切ってボウルに移し、大さじ1〜2杯の塩を枝豆にふりかけ、強く握るようにもみ込んで塩もみをする。
まとめ
筆者は料理が得意ではないのですが、最適なゆで時間でゆでた野菜のおいしさは格別。下処理をすればべちゃっとした水っぽさもなく、オリーブオイルと塩だけで、ごちそうになりますよ。
文/Ai Kano