水難事故、火傷、熱中症…… 夏の危険から子どもを守る!親子で確認しておきたい6つの約束

公開日:2024/08/20

水難事故、火傷、熱中症…… 夏の危険から子どもを守る!親子で確認しておきたい6つの約束

本格的な夏休みに突入し、水遊びや帰省、お祭りなど楽しいことがいっぱいです。

その一方、夏は悲しい事故や事件が起こりやすく、ニュースで目にする機会が増えますよね。

 

この記事では、夏の危険から子どもを守るために約束しておきたいことを6つ紹介します。

「うちは大丈夫」と思わず、この機会に親子でもう一度確認してみてください。

①水がある場所に近づかない

河川や用水路など、溺れたり転落したりする可能性がある場所には近づかないようにしましょう。

 

夏に発生する事故で特に多いのが、水の事故です。

警視庁のデータによると、令和5年の7〜8月だけで453件・568人の水難事故が発生しています。

 

子どもが溺れたり流されたりするのは一瞬です。

家庭用のプールなどたった2.5~5cmの深さでも溺れることがあるため、自宅でプール遊びをする際やお風呂に入るときも必ず付き添うようにしましょう。

 

また、子どもだけで絶対に用水路やため池など水のある場所に行かせない、フェンスや注意看板がある場所など危険と思われる場所には近づかない、水がある場所を覗き込まないなどの約束を親子で確認するようにしましょう。

②車に閉じ込められたらクラクション

一瞬でも車内に子どもを放置しないというのは当然です。

ただ、もしも子どもが車に閉じ込められてしまったらクラクションを鳴らして助けを求めるよう、親子で約束をしておきましょう。

 

気温が35度のときにエアコンを止めて駐車した車内は、15分ほどで熱中症のリスクを示す指数が人体に危険なレベルに達するそうです。

 

意図的に子どもを車内に残していなくても、子どもが鍵を触ってしまい誤って閉じ込められてしまったということもあるかもしれません。

 

普段は触ってはいけない場所ですが、車に閉じ込められたときは迷わずクラクションを押して大きな音を鳴らすよう、事前に教えておくことが大切です。

③花火は燃えにくい服装で

花火を行う際は、不慮の着火を防ぐために燃えにくい素材の服装で行いましょう。

夏の風物詩の1つである花火ですが、夏のやけどの原因で一番多いと言われています。

 

風で火花が飛び、服に着火してしまったり、サンダルを履いている足元に火花が落ちたりし、やけどをしてしまう危険性が高いです。

 

花火での事故を防ぐためにも、なるべく燃えにくい服を選び、サンダルではなくスニーカーで行うようにしましょう。

この時期は暑いため肌の露出も増えがちです。

足元だけでなく腕や手元も十分注意しましょう。

 

また、腕はしっかり伸ばして持つ、振り回したり人に向けたりしない、遊び終わった花火は水の入ったバケツにいれるなど、花火をするときの約束を毎回しっかり確認してから遊ぶことが大切です。

④流された物を追わない

海や川に遊びに行って所持品が流されてしまっても、追いかけることはやめましょう。

あとを絶たない海や川での水難事故ですが、流されたサンダルやおもちゃを追いかけてしまったことで流されてしまうことがあります。

 

所持品を追いかけてしまうと、ふとした拍子で深みや急な流れに足を踏み入れてしまい、流されてしまう可能性があります。

 

また、子どもが所持品をなくしてしまった場合、親が叱らないことも大切です。

親に叱られることを心配して追いかけ、流されてしまったというケースは多いそうです。

 

サンダルやおもちゃが流されても追いかけない、なくしても怒らないということを、親子で一緒に約束しましょう。

⑤こまめに水分補給と休憩を

夏はこまめに水分補給や塩分補給、休憩をとることを心がけましょう。

 

水遊びやプール遊びをしていると体が濡れていて気づきにくいですが、熱中症になることがあります。

子どもは夢中で遊んでいると水分補給や休憩を忘れてしまいがちなので、必ず大人が付き添いフォローすることが大切です。

 

顔が赤い、ひどく汗をかいているなど少しでも体調に変化が見られたら、すぐに涼しい場所で休ませましょう。

 

外だけではなくエアコンが効いた車内でも熱中症になることがあります。

車内は日光が当たりやすく高温になりやすいため、効率的に車内を涼しくし適度な温度に保つことが大切です。

 

また、水遊びやプール遊びと同様に、長時間車に乗る際はこまめに休憩や水分補給を行うようにしましょう。

⑥暑い日は遊具を触らない

子どもが公園内で遊ぶときは熱中症だけでなく火傷にも気をつけなければなりません。

この時期の公園の遊具は、強い日差しで熱せられているためやけどをする危険性があります。

 

日射しに熱せられた公園の遊具等は、気温30℃で約60℃、気温40℃のときは約70℃にもなるといわれています。

滑り台やブランコはもちろん、地面も高温になっているため、公園で遊ぶ際は涼しい時間を選ぶことが大切です。

 

公園の遊具だけでなく、車内でのやけどにも注意しなければいけません。

屋外に長時間駐車した車は、シートベルトの金具がものすごく熱くなっています。

 

チャイルドシートの固定金具なども熱くなっているため、必ず大人が触って確認をしてから子どもを乗せるようにしましょう。

まとめ

我が家でも、しつこいくらい夏の危険を子どもに伝えています。
パパやママ、どちらかだけが意識するのではなく、夫婦でよく話し合ったうえで子どもに教えていくことも大切です。
夏の悲しい事故を防ぐためにも家族みんなで夏の危険を再確認し、残りの夏も楽しく過ごしましょう!

文/ももくら

こちらのサービスをご利用になるには無料会員登録が必要です

すでに会員の方こちら

初めてご利用の方はこちら

閉じる