「うちの子、動画観過ぎかも……?」子どもと動画コンテンツの賢い付き合い方

公開日:2024/09/04

「うちの子、動画観過ぎかも……?」子どもと動画コンテンツの賢い付き合い方

「子どもが動画に夢中になってしまう」というのは、現代では避けて通れない悩みですよね。

もちろん多少観る分には問題がありませんが、動画とはうまく付き合っていくことが大切です。

スクリーンタイム(動画の視聴時間)が増えてしまうと視力が落ちたり、他の活動の意欲をそいでしまったりする可能性も。

 

では他のママたちは、どのようにして子どもたちのスクリーンタイムを管理しているのでしょうか?

今回は3人のママが、それぞれの家庭で実践しているルールや工夫を紹介します。

①Aさんのケース:タイマーを使う

Aさんは、子どもたちが動画を観過ぎないようにするために、タイマーを使う方法を取り入れているとのこと。

「うちではあらかじめ、動画視聴の時間を決めてから観ることにしています。子どもたちが動画を観始めるときに、キッチンタイマーやスマートフォンのタイマーをセットして、例えば1時間が経過するとアラームが鳴るようにしています。アラームが鳴ったら、子どもたちは動画を止めることを約束しています」

タイマーを使う理由は他にもあり、子どもたちに時間の感覚を教え、自己管理能力を育てるためだそうです。

実際に、子どもたちが時間を守る習慣を身につけることができたと感じているのだとか。

「タイマーが鳴ると、子どもたちも納得して動画を止めてくれるので、親子の間でのトラブルが減りました」

 

また、Aさんは子どもたちに動画を観る前に「何分にする?」と聞くのだそう。

子どもたちは自分で時間を決めた責任から、親に強制されているという意識がなくなったらしいです。

タイマーの間は親も好きに過ごせるので、おすすめとのことです。

②Bさんのケース:動画を観る時間帯を決めておく

Bさんは、子どもたちが動画を観過ぎないようにするために、動画を観る時間帯を決めています。

「うちでは、動画を観る時間帯を決めています。平日は夕食前後の18時から19時、週末は夕方17時以降にしています」

時間帯を決めることで、子どもたちもその時間を楽しみにするようになり、他の時間は宿題や遊びに集中できるようになったそうです。

規則正しい生活習慣を身につけさせることにもつながっているとのこと。

 

また、Bさんは子どもたちと一緒に動画を観ることも大切にしています。

「一緒に動画を観ることで、子どもたちがどんな内容を観ているのかを把握できるし、動画の内容について話し合う時間も持てます。これが親子のコミュニケーションにもつながっています」

子どもたちも、いつ動画を観られるかが分かるので「観ても良い?」と聞かれるストレスが減ったようです。

③Cさんのケース:地上波、BS、録画のみ

Cさんは子どもたちがインターネットの動画に過度に依存しないようにするために、地上波、BS、録画のみを視聴するルールを設けています。

「うちでは、子どもたちが観る動画は地上波、BS、録画した番組に限定しています。インターネットの動画は、内容がコントロールしにくいので避けています」

この方法を取り入れることで、Cさんは子どもたちが質の高い番組を視聴する習慣を身につけることができたと感じています。

 

また、「地上波やBSの番組は、教育的な内容や家族で楽しめるものが多いので、安心して子どもたちに観せることができます」とも、Cさんは話しています。

 

加えて、Cさんは録画機能を活用して、子どもたちが観たい番組を事前に録画しておくこともしています。

録画しておくことで、子どもたちが観たいときに好きな番組をみせることができるし、何よりYouTubeやNetflixと違って終わりがあるので、子どもたちからも「途中で切られた」と怒られることが減ったのだそう。

最近はCMをスキップできる録画機能もあるので、あわせて活用してみるといいかもしれませんね。

まとめ

今回は3人のママの動画との付き合い方をご紹介しました。
Aさんは「子どもと話して観る時間を決めて、タイマーを設定する」、Bさんは「観る時間帯を決める」、Cさんは「観れるコンテンツを制限する」という取り組みを行っていました。
それぞれの子どもの個性や好みによって、動画との付き合い方は異なってきます。
また夫婦で動画に対する価値観が違うと「パパとママで言っていることが違う」と子どもが混乱することも。

この記事が、家族で納得感のあるルールを作る助けになることを願っています。

文/綾部まと

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