10月に入り、冷房なしでも過ごせる気候になりましたね。少し前まで、夏の暑さにバテていた人にとって、秋の訪れは喜ばしいはず!
しかし、秋が来たからといって、夏に溜まった不調が改善されるわけではないので注意が必要です。
今回は「秋バテ」と呼ばれる、夏を過ぎたあとに訪れる疲れやだるさなどについて解説します。
なんとなく調子が出ない……という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
10月に入り、冷房なしでも過ごせる気候になりましたね。少し前まで、夏の暑さにバテていた人にとって、秋の訪れは喜ばしいはず!
しかし、秋が来たからといって、夏に溜まった不調が改善されるわけではないので注意が必要です。
今回は「秋バテ」と呼ばれる、夏を過ぎたあとに訪れる疲れやだるさなどについて解説します。
なんとなく調子が出ない……という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
「夏バテ」と比べて耳馴染みがない「秋バテ」。
いったいどのような症状があり、なにが原因となってバテてしまうのでしょうか?
秋バテの症状には、以下のものがあります。
人によっては何個も症状が当てはまる場合も珍しくないようです。あまりにも体調がすぐれないときは、病院を受診してくださいね。
秋バテの原因は主に2つ。
暑くて湿気の多い夏が過ぎ、朝晩急に冷えて乾燥する秋への変化に、カラダがついていきにくいのが原因のひとつ。
寒暖差の影響や台風による気圧の変化が、自律神経を乱しやすくするのです。原因不明の不調がおこりやすいのも秋の特徴だそう。
また、夏場に冷たいものをたくさん食べていると内臓が冷え、消化器系が弱ってしまいます。さらにエアコンによる冷房冷えも、自律神経の乱れを加速させてしまう原因。
夏バテをそのまま引きずっていると、秋バテにも繋がりやすくなってしまうのです。
秋バテを予防したり解消したりするためには、どんな方法があるのでしょうか?
適度な運動は、一日30分程度のウォーキングでも効果があるといわれています。
毎日運動する時間を確保するのが難しい人は、1駅分歩くなど、手軽に取り入れられることから始めてみましょう!
また、バランスのとれた食事や規則正しい生活は、秋バテに勝つカラダを作るために重要です。
夜更かしをせず早めに就寝し、早起きしてしっかり朝ごはんを食べてから一日をスタートさせるようにしたいですね。
さらに、夜はゆっくり湯舟に浸かって温まると寝つきが良くなります。38度から40度くらいのお湯に浸かると、自律神経を整えることにも効果的ですよ。
エアコンによる冷えは自律神経を整えるのに大敵です。まだまだ日中暑い日がありますが、設定温度を1度上げることから対策してみませんか?
それでもしんどいときは、エネルギーの代謝を良くするビタミンBやビタミンCのサプリメントや漢方を検討してみるのが◎。
秋バテなどの疲労感に使われる漢方もあるため、医師や薬剤師、ドラッグストアの登録販売者などに聞いてみてくださいね。
秋の食材を食べることは、秋バテ対策に繋がります。
旬の食材は栄養価が高く、その時期特有の不調を整えてくれる効果が期待できるのです。
また、不足しやすいたんぱく質や鉄分、栄養をエネルギーに交換しやすいビタミンBを積極的に摂りましょう。
合わせて腸内環境を整えてくれる食物繊維や、赤血球を作るために役立つ鉄分を意識的して摂取するのが◎。
最後に、秋バテしないためにおすすめの食材とメニューを紹介します。
きのこ類はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜です。
エネルギーが不足しがちな秋には、積極的に食べていきたいですね。
秋の魚といえば、さんま。
さんまには、疲労回復に効果が期待できるビタミンB2が含まれています。鉄分も豊富なので、貧血気味の人は積極的に食べるのがおすすめです。
また、必須アミノ酸をバランス良く含んでいるので、さんまに含まれるたんぱく質との相性も抜群です。
秋バテに効果的な栄養素として、たんぱく質は欠かせません。
お肉はたんぱく質が豊富であることで有名ですが、中でも豚肉はビタミンB1がたっぷりなので、疲労回復に適しています。
ちなみに、たんぱく質が多い豚肉の部位は「ロース」と「ヒレ」なんですよ。
秋バテのときに積極的に摂りたい栄養素「鉄分」が豊富に含まれているのが、ほうれん草です。
また、ほうれん草はカリウムもたっぷり! 血圧の調整や細胞を正常に維持するのに役立ちます。