家族の健康や好みを考えて、毎日の献立を考えるのは本当に大変ですよね。働いているママは特に、料理を負担に感じているママも多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、シャープの自動調理鍋・ホットクックです。「ホットクックって本当に使えるの?」と気になっている方に向けて、ホットクック愛用歴3年の筆者が、使ってみて感じたホットクックのメリット・デメリットや、おすすめの裏ワザを紹介します。
ホットクックとは?
出典:PRTIMES
ホットクックの正式名称は「ヘルシオ ホットクック」。シャープが販売する自動調理鍋です。材料を入れてスイッチを押すだけで、煮る・蒸す・炒めるなどの調理ができ、簡単に料理が完成します。また、無水調理も得意としているため、栄養素を逃さず、うまみの詰まったヘルシーな料理が作れるのも特徴です。冷凍の食材もそのまま使えるので、解凍する手間がかからないのも嬉しいですね。
2024年12月現在、自動かき混ぜ機能がついた「ホットクック proシリーズ」のほか、自動かき混ぜ機能の代わりにかき混ぜるタイミングやコツなどをアドバイスする機能(まぜナビ)を備えた「ホットクック withシリーズ」の2つのラインを展開しています。
proシリーズでは1.0L(1〜2人分)、1.6L(2〜4人分)、2.4L(2〜6人分)の3サイズ、withシリーズは1.6L(2〜4人分)の1サイズを揃えています。家族の人数や食事の量に合わせて容量を選べますよ。
ホットクックのメリット
ホットクックは、その名前からイメージできるように、食材を入れてスイッチを押せば、放っておくだけで料理が簡単に作れます。ホットクックを使うメリットはたくさんありますよ。
メリット1:料理にかける時間が省ける
ホットクックを使うと、料理にかける時間を省くことができます。
例えばカレーを鍋で作る場合、食材をカットして油で炒め、水を足して煮込み、一旦火を止めてからルーを入れ、再び火にかけてとろみがつくまで加熱するという手順が発生しますよね。
ホットクックの場合は、カットした食材と水、ルーを内鍋にセットして、スタートボタンを押すだけです。そのあとは子どもとお風呂に入っていても、遊んでいても、もちろん仕事や家事をしていても大丈夫。放っておくだけで45分後にはおいしいカレーができあがります。
料理にかける時間が大幅に省けるので、忙しい方にはとてもありがたい調理鍋なのです。
メリット2:予約調理ができる
全てのメニューではありませんが、ホットクックは予約調理も可能です。
朝、家を出る前に炊飯器とホットクックを帰宅時間に合わせてセットしておけば、帰宅後すぐにできたてのごはんが食べられます。子どもたちの「お腹空いた!」「ごはんまだー?」という声にもすぐに対応できますよ。
メリット3:料理の失敗が少ない
ホットクックは、料理で失敗することが少ないのもメリットです。
ホットクックには付属のメニュー集があり、そこに書かれているレシピは、すべてホットクック内に自動調理メニューとして登録されています。レシピ通りに食材を用意して本体でメニューを選択し、スイッチを押すだけで、ちょうど良い火加減や加熱時間で調理してくれるのです。料理が苦手な方も、失敗が少なくなるでしょう。
また、無線LANに接続することで、より多くのレシピを利用できるようになるため、調理できるメニューの幅が広がりますよ。
メリット4:手の込んだ料理にも挑戦できる
ホットクックを使うと、自分で作るのは少し躊躇してしまいそうな料理も簡単に作れます。
例えば、豚の角煮やスペアリブの煮込み、牛すじの煮込みなどの肉料理は、火加減が難しく、肉が硬くなってしまうこともありますよね。しかし、ホットクックを使えば、心配ご無用です。手の込んだ料理もスイッチ1つで簡単に作れるので挑戦しやすいでしょう。
低温調理や発酵調理のメニューにも対応しているため、ローストビーフやサラダチキン、ヨーグルトや甘酒なども簡単に作れるのが嬉しいですね。
ホットクックのデメリット
メリットの多いホットクックですが、デメリットと感じることももちろんあります。筆者が3年間ホットクックを使ってみて感じたデメリットを紹介します。
デメリット1:洗い物が増える
ホットクックは、パーツの多い調理鍋です。食材を入れる内鍋や蒸しトレイのほか、自動かき混ぜに使うまぜ技ユニット、内ぶた、つゆ受け、蒸気口カバーなどの細々としたパーツを洗う必要があります。鍋やフライパンで調理したときよりも洗い物が増えるので、少し面倒に感じてしまうかもしれません。
しかし、内鍋以外のパーツは食洗機対応のものもあるので、食洗機を使っている家庭はそこまで負担にならないでしょう。
デメリット2:場所をとる
ホットクックのサイズにもよりますが、キッチンで場所をとる可能性が高くなります。
我が家で愛用しているホットクック(1.6L)のサイズは、幅330mm×奥行282mm×高さ240mmです。炊飯器を一回り大きくしたようなサイズ感なので、ホットクックを置いておくと、キッチンの調理スペースが少し狭く感じます。キッチンが狭い家だとホットクックのスペースを確保するのが大変かもしれません。
ただし、電源があればどこでも作れるので、調理するときはダイニングテーブルに置いて使うなどの工夫で場所の問題は解決できそうです。
デメリット3:味の好みが分かれる
ホットクックは、付属のメニュー集や無線LANに接続することでさまざまなレシピを使って調理することができます。しかし、中にはホットクックで作った料理の味が好みではなかった方もいるようです。
筆者は、少し味が濃く感じることが多いので、調味料の量を少なめに調整して作るようにしたところ、ちょうど良い塩梅の味付けになりました。何度か作っていく中で調味料の量を調整していけば、自分好みに調理できるようになるでしょう。
ホットクックはこんな方におすすめ!
ホットクックは、できたての料理を食べたい方や、子どもとの時間を増やしたい方、料理に強いこだわりがない方におすすめです!
できたての料理を食べたい方
ママたちの中には、週末におかずの作り置きをしている方もいるかもしれません。でも、やはりできたてのおかずならではのおいしさがありますよね。
仕事の日は料理する気力も時間もないけれど、できたての料理が食べたい・家族にできたての料理を食べさせてあげたいと思うママには、ホットクックを使った調理がおすすめですよ。
子どもとの時間を増やしたい方
もっと子どもと遊んであげたり、勉強をみてあげたりする時間が欲しいと思っているママにも、ホットクックでの調理が向いているように思います。食材をカットするだけなので、調理時間にキッチンに立っている必要はなく、子どもとの時間を大切にできますよ。
もちろん、料理の時間を他の家事や仕事の時間に充てることも可能です。タイムパフォーマンス(タイパ)が重視されている現代で、ホットクックはかなり強い味方となってくれるでしょう。
料理に強いこだわりがない方
ホットクックは、料理に強いこだわりがない方にはとてもおすすめです。簡単においしい料理を作りたい人にはぴったりともいえます。
一方で、料理が好きで1つひとつの工程の意味を大切に考えている方、料理へのこだわりが強い方には向いていないかもしれません。
ホットクックのおすすめの裏ワザ
ホットクックは、さまざまな自動調理メニューが内蔵されています。その調理工程を応用すれば、ほかの料理の手助けにもなりますよ。筆者がおすすめするのは、硬くなりがちな肉の下茹でにホットクックを使うことです。
筆者の家族はビーフシチューが好きなのですが、牛の塊肉は扱いが難しく、時間をかけて煮込まないとどうしても硬くなってしまいます。ホットクックに内蔵されているメニューでビーフシチューを作る場合、牛肉に一度フライパンで焼き色をつける必要があるため、もっと簡単に作れる方法はないか考えてみました。
そこで、牛すね肉を内蔵メニューの「牛すじの煮込み」で下茹でしてからシチューを作ってみたところ、お箸でも切れるくらい柔らかく仕上がりました。下茹で時間は1時間30分かかりますが、その間は好きなことに使えるので、全く負担に感じませんでしたよ。
このように、内蔵されたメニューに似た食材や加熱時間が似ているものであれば、応用してほかの料理に役立てることができます。また、自動調理以外にも、手動調理を選ぶことも可能です。調理方法と加熱時間を自分で設定できるので、料理の幅が広がりますよ!
まとめ
文/Megumi