数字を覚えたばかりの子どもは、身近にあるいろんなものが「いくつか」を知りたがります。
「おばあちゃんは何歳?」という無害な質問から、時にはヒヤッとするような「数の悪魔」が登場することも……。
今回はそんな「数」にまつわる、クスッと笑えるエピソードをご紹介します。
数字を覚えたばかりの子どもは、身近にあるいろんなものが「いくつか」を知りたがります。
「おばあちゃんは何歳?」という無害な質問から、時にはヒヤッとするような「数の悪魔」が登場することも……。
今回はそんな「数」にまつわる、クスッと笑えるエピソードをご紹介します。
我が家では、パパが料理をした際、子どもに「このオムレツは何点?」とよく尋ねます。
8歳の長男と「うーん、 90点!」「え、何が足りなかったの?」「ハムよりベーコンの方がおいしかったな」 というやり取りが、 朝食の席で行われるのが日常茶飯事。
そのやり取りを、4歳になる次女も聞いていたのでしょう。
次女は、おばあちゃんが作るお味噌汁が大好き。
家におばあちゃんが遊びに来てくれて、お味噌汁を作ってくれた際、満面の笑みでこう言いました。
「とってもおいしい!1点だね!」
食卓では「1点……?」 という空気が流れましたが、イヤイヤ期が抜けてない次女は、からかうと怒り出すので「そ、そうだね!」と全員で拍手。
おそらく パパと長男のやり取りを聞いて、覚えていたのでしょう。
数を覚えたばかりの子どもに一番身近な「年齢」。
「何歳なの?」と尋ねられて「4歳だよ!」 と言うと大人はにっこりと笑ってくれます。
大人同士でも「(子どもは)何歳?」 という会話はよくするので、耳にすることも多いのでしょうね。
しかし、時には無邪気な子どもたちによって、空気を凍らせてしまうことも……。
ある日、保育園へお迎えに行った時のこと。
お部屋の前で、 次女が仲のいい女の子とお迎えが一緒になりました。
彼女のお母さんが次女に向かって 笑いかけると彼女は一言「 ねえ、〇〇ちゃんママは何歳なの?」と尋ねたのです。
そのママは「えっ……」と一言、笑みは凍りつき気まずい雰囲気に。
私は猛ダッシュで「ほら!帰るよ!」と言って次女に支度をさせました。
「大人の女の人には、年齢を聞いちゃいけないんだよ」と帰ってから伝えましたが、よく分かっていない様子。
無邪気な子どもに、ヒヤッとさせられる瞬間でした。
子どもがもう少し大きくなってからも、数の悪魔との戦いは続きます。
小学2年生の長男は、身体測定で「体重が〇kg」と分かるようになったことが、楽しくてたまらない様子。
クラスメイトの誰が〇kgで、半年前より〇kg増えた」と嬉しそうに報告をしてくれます。
ある日、うちでパパが体重計に乗って「うわ、体重増えちゃったな 」とつぶやきました。
これを聞き逃さない長男。
すかさずパパに「え、何キロなの?」と尋ねました。
パパは「89kgだよ」と恥ずかしそうに返し、長男から「重いね」と冷酷なコメントをもらいその日は終わりました。
問題が起きたのは翌日。
その日は、娘たちが通う保育園の運動会でした。
そこで来ている保護者たちに、誇らしげに「僕のパパ 89kgなんだよ!」と自慢をする長男。
おそらく体重が増えると「大きくなったね!」と大人が喜ぶから、大きいことはいいことだと思ってるのでしょう。
苦笑いをする保護者たちの横で、パパは「ジムに契約しようかな……」 とつぶやいていました。
——数の悪魔との戦いは、まだまだ続きそうです。