子育て中のちょっと笑えるエピソード「数の悪魔」

公開日:2025/01/09

子育て中のちょっと笑えるエピソード「数の悪魔」

数字を覚えたばかりの子どもは、身近にあるいろんなものが「いくつか」を知りたがります。

「おばあちゃんは何歳?」という無害な質問から、時にはヒヤッとするような「数の悪魔」が登場することも……。

 

 今回はそんな「数」にまつわる、クスッと笑えるエピソードをご紹介します。

「とってもおいしい。1点だね!」

我が家では、パパが料理をした際、子どもに「このオムレツは何点?」とよく尋ねます。

8歳の長男と「うーん、 90点!」「え、何が足りなかったの?」「ハムよりベーコンの方がおいしかったな」 というやり取りが、 朝食の席で行われるのが日常茶飯事。

 

そのやり取りを、4歳になる次女も聞いていたのでしょう。

 

次女は、おばあちゃんが作るお味噌汁が大好き。

家におばあちゃんが遊びに来てくれて、お味噌汁を作ってくれた際、満面の笑みでこう言いました。

 

「とってもおいしい!1点だね!」

 

 食卓では「1点……?」 という空気が流れましたが、イヤイヤ期が抜けてない次女は、からかうと怒り出すので「そ、そうだね!」と全員で拍手。

おそらく パパと長男のやり取りを聞いて、覚えていたのでしょう。

「ねえねえ。〇〇ちゃん ママは、何歳なの?」

数を覚えたばかりの子どもに一番身近な「年齢」。

「何歳なの?」と尋ねられて「4歳だよ!」 と言うと大人はにっこりと笑ってくれます。

大人同士でも「(子どもは)何歳?」 という会話はよくするので、耳にすることも多いのでしょうね。

 

しかし、時には無邪気な子どもたちによって、空気を凍らせてしまうことも……。

 

ある日、保育園へお迎えに行った時のこと。

お部屋の前で、 次女が仲のいい女の子とお迎えが一緒になりました。

彼女のお母さんが次女に向かって 笑いかけると彼女は一言「 ねえ、〇〇ちゃんママは何歳なの?」と尋ねたのです。

 

そのママは「えっ……」と一言、笑みは凍りつき気まずい雰囲気に。

私は猛ダッシュで「ほら!帰るよ!」と言って次女に支度をさせました。

「大人の女の人には、年齢を聞いちゃいけないんだよ」と帰ってから伝えましたが、よく分かっていない様子。

 

無邪気な子どもに、ヒヤッとさせられる瞬間でした。

「パパの体重は 89kg!」

子どもがもう少し大きくなってからも、数の悪魔との戦いは続きます。

 

小学2年生の長男は、身体測定で「体重が〇kg」と分かるようになったことが、楽しくてたまらない様子。

クラスメイトの誰が〇kgで、半年前より〇kg増えた」と嬉しそうに報告をしてくれます。

 

ある日、うちでパパが体重計に乗って「うわ、体重増えちゃったな 」とつぶやきました。

これを聞き逃さない長男。

すかさずパパに「え、何キロなの?」と尋ねました。

パパは「89kgだよ」と恥ずかしそうに返し、長男から「重いね」と冷酷なコメントをもらいその日は終わりました。

 

問題が起きたのは翌日。

その日は、娘たちが通う保育園の運動会でした。

 

そこで来ている保護者たちに、誇らしげに「僕のパパ 89kgなんだよ!」と自慢をする長男。

おそらく体重が増えると「大きくなったね!」と大人が喜ぶから、大きいことはいいことだと思ってるのでしょう。

苦笑いをする保護者たちの横で、パパは「ジムに契約しようかな……」 とつぶやいていました。

 

——数の悪魔との戦いは、まだまだ続きそうです。

まとめ

筆者の子育て中に起きたちょっと笑えるエピソード、いかがでしたか?
子育てには大変なことも多いですが、ぜひこの記事で肩の力を抜いてもらえると幸いです。

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文/綾部まと

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