カレーライスは家庭料理の定番メニューとして、子どもから大人まで多くの人に愛されています。また、カレーは多くのレストランや喫茶店などで提供されているため、外食でも食べる機会が多いメニューではないでしょうか。最近はレトルトカレーの種類も豊富になり、世界中のさまざまなカレーを味わえるようにもなりましたね。
今回は、カレーが多くの人に愛される理由や、カレーの歴史、世界で食べられているカレーの種類のほか、カレーをおいしく食べるためのアレンジ方法などをお伝えします。
カレーライスは家庭料理の定番メニューとして、子どもから大人まで多くの人に愛されています。また、カレーは多くのレストランや喫茶店などで提供されているため、外食でも食べる機会が多いメニューではないでしょうか。最近はレトルトカレーの種類も豊富になり、世界中のさまざまなカレーを味わえるようにもなりましたね。
今回は、カレーが多くの人に愛される理由や、カレーの歴史、世界で食べられているカレーの種類のほか、カレーをおいしく食べるためのアレンジ方法などをお伝えします。
カレーは、幅広い年齢層に好まれる味のバリエーションがあり、調理しやすく失敗しにくいため、子どもから大人まで人気のあるメニューといえるでしょう。
カレーは、肉や魚介類、野菜などさまざまな具材を入れられるので、食べる人の好みに合わせて自由にアレンジすることが可能です。市販のルーやレトルトカレーも多くの種類があり、甘口から辛口まで好きな辛さを選べるのもうれしいですよね。
カレーは調理しやすい料理としても知られています。市販のルーを使えば、簡単に作れて失敗も少ないため、料理初心者や料理が苦手な方でも作りやすいでしょう。子どもがはじめて料理に挑戦するメニューとしてもよく選ばれていますね。
その一方で、カレーは自分でスパイスを調合して作ることもできます。料理へのこだわりが強い方も、オリジナルカレー作りを楽しんでいますよ。
カレーは、インド発祥の料理です。現在は、インドを中心とした熱帯・亜熱帯地方でのスパイシーな料理の総称を、英語でカレーと呼んでいます。そのため、インドはカレー発祥の地でありながら、カレーという名前の料理は存在しないそうです。
全日本カレー工業協同組合によると、カレーという名前は、各種スパイスで具材を煮込んだ汁状のもの(ソース)を意味するタミール語の「カリ(Kari)」から転じたという説、香り高いもの・おいしいものという意味を持つヒンズー語の「ターカリー(Turcarri)」が転じて英名になった説など、さまざまな説があるそうですよ。
カレーは、17世紀にイギリスがインドに進出したことをきっかけに、イギリスに伝わったとされています。その後、イギリスのC&B社が作った混合スパイスをカレーパウダーとして売り出したことで、イギリスの食生活に広く定着していったのだとか。
日本でカレーが普及したのは、明治初期のこと。西洋文化が取り入れられるようになる中で、イギリスからカレーが伝わったとされています。日本ではごはんと一緒に食べられるようになり、カレーライスとして定着しました。こうして、カレーライスは次第に家庭料理として広まり、学校給食にも取り入れられるようになったのです。
日本のカレーは、ごはんと食べやすいとろみのあるルーが特徴的です。具材は肉のほか、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどの野菜を入れたものが定番といえるでしょう。カレーライスは日本の家庭料理として広まる中で、独自の進化を遂げてきました。
地域によってカレーの種類はさまざまです。ここでは、日本以外の国で食べられている、主なカレーの種類を紹介します。
インドカレーは、スパイスをふんだんに使用した本格的なカレーです。クミンやコリアンダー、ターメリック、カルダモン、クローブなど、さまざまな種類のスパイスを混ぜて作ります。
インドカレーと一言でいっても、北インドと南インドではカレーの種類が大きく異なります。
北インドのカレーは、生クリームやバターなどの乳製品を使ったまろやかな味わいが特徴的です。有名なカレーのひとつ、バターチキンは、辛さ控えめで濃厚なコクがあり、日本でもよく食べられていますよね。北インドでは、カレー料理店でおなじみのナンのほか、チャパティと呼ばれるパンと食べることが一般的なのだとか。
一方、南インドは海に面していることから、魚を使ったフィッシュカレーなどが有名です。スープに近いサラサラとしたカレーが特徴で、北インドに比べてさっぱりとした味わいのものが多く作られています。稲作が盛んなことから、バスマティライスと呼ばれる、パラパラとした食感の細長いインディカ米と一緒に食べられることが多いそうですよ。
タイには、レモングラスやパクチーなどを使用した、エスニックな香りのカレーがあります。唐辛子を使うことから辛いものも多いですが、ココナッツミルクのような甘みをプラスする食材も使うため、辛さと甘さが絶妙なカレーもありますよ。
タイカレーの中でも有名なグリーンカレーは、青唐辛子を使用しているため、その名の通り緑色をしています。一方、赤唐辛子を使用したカレーはレッドカレーと呼ばれています。
また、ココナッツミルクやピーナッツペーストを使ったマッサマンカレーは、子どもも食べられる甘口のカレーです。
イギリスのカレーは、スパイスを調合して作るインドカレーと異なり、あらかじめスパイスがミックスされたカレー粉を使って作られます。小麦粉でとろみをつけるため、日本のカレーにも近いといえますね。
イギリスのインド料理店発祥とされているチキンティッカマサラは、ヨーグルトに漬け込んだ鶏肉を、トマトとクリームをベースとしたカレーで煮込んだ、スパイス控えめのマイルドでクリーミーなカレーです。イギリスの国民食ともいわれているそうですよ。
カレーはそのまま食べてももちろんおいしいですが、一手間加えると、いつもとは違う料理として食事をより楽しめます。
また、家で作ったカレーがたくさん残ってしまうこともありますよね。「一晩寝かせたカレーはおいしい」ともいわれていますが、実際に2日連続でカレーライスを食べるのは飽きてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、カレーをおいしく食べられる、簡単なアレンジ方法をご紹介します。
カレーのアレンジレシピの定番、カレーうどん。子どもたちが大好きなうどんとカレーの組み合わせなので、子どもも喜んで食べてくれますよ♪
作り方は簡単。残ったカレーを火にかけて水で伸ばし、めんつゆを加えて味を整えます。茹でたうどんを入れて、ひと煮立ちさせたら完成です!
カレーライスは飽きてしまうけれど、「やっぱりカレーはごはんと一緒に食べたいな」と思っているなら、ドリアにしてみるのはいかがでしょうか。
耐熱皿にごはんとカレーをよそってチーズをのせ、オーブンやオーブントースターで加熱するだけで、簡単にカレードリアができあがります。市販のホワイトソースを加えてもおいしいですよ。
ハンバーグやウインナーなどをトッピングすると、より食べ応えのあるメニューになり、残り物のカレーとは思えない出来栄えになるかも!?
残ったカレーが少量なら、カレーパンにするのもおすすめです。カレーパンはハードルが高そうなイメージがありますが、食パンを使うと、意外と簡単に作れますよ!
ホットサンドを作る要領で、食パン2枚を使ってカレーを挟み、食パンのフチをしっかりと押さえてからオーブントースターで焼きましょう。4枚切りの食パンの真ん中に切り込みを入れて、カレーを挟んでも作れます。大きい具材は小さくしておくこと、カレーを入れすぎないことがポイントです。
より本格的なカレーパンが食べたい方は、カレーを挟んだ食パンを溶き卵に軽くくぐらせてパン粉をつけ、フライパンでこんがりするまで揚げ焼きしてみてください。
カレーはおいしいけれど、カロリーが気になる方も多いかもしれません。そんな方もご安心ください。カレーは材料選びを工夫するだけで、カロリーをカットすることができますよ。
市販のルーは手軽で味もバッチリ決まるのでとてもありがたいものですが、小麦粉や油、砂糖などが多く含まれているため、カロリーを抑えたい方にはあまり向いていません。
カロリーをカットしたいのであれば、ルーではなくカレー粉を使ってみましょう。カレー粉はさまざまな種類のスパイスがブレンドされているため、自分でスパイスを選ぶ必要はありません。カレー粉を取り扱うメーカーのサイトなどをチェックすると、カレー粉を使ったカレーのレシピが公開されているので、参考にしてみてください。
カレーに入れるお肉は、脂肪の少ないものを選ぶこともカロリーカットのためには大切です。おすすめは鶏肉で、特にむね肉やささみは脂質が低いため、カロリーを抑えたい方の強い味方になってくれるでしょう。
また、お肉ではなく、魚介類を使ってシーフードカレーにするのもおすすめ。冷凍のシーフードミックスを使えば、手軽に調理できますよ。海鮮の旨みがつまったカレーは、お肉で作るカレーとは異なるおいしさが味わえます。