暖かく過ごしやすい日も増えて、春の訪れを感じられるような季節になってきましたね。
そろそろ冬服も少しずつ着納めしようかな……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬物のお手入れは、しまうときだけではなく普段のケア方法も大切です。
セーターやコートのお手入れ、できていますか? 適切なお手入れをして衣類の寿命を伸ばしてあげましょう。
今回は、冬服のケア方法からしまい洗い・保管方法までまとめてご紹介します。
暖かく過ごしやすい日も増えて、春の訪れを感じられるような季節になってきましたね。
そろそろ冬服も少しずつ着納めしようかな……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬物のお手入れは、しまうときだけではなく普段のケア方法も大切です。
セーターやコートのお手入れ、できていますか? 適切なお手入れをして衣類の寿命を伸ばしてあげましょう。
今回は、冬服のケア方法からしまい洗い・保管方法までまとめてご紹介します。
大切なセーターやコート。長持ちさせるためには普段のケアをどのようにしたらいいのでしょう。
洋服ブラシをかけることは私たちにとって天敵の虫や卵、幼虫の除去に一役買ってくれます。
また、ほこりや花粉を払ったり、乱れた衣服の繊維の毛流れを整えてくれたりします。ブラシをかけることで大切な冬物衣類の風合いを美しく保ち、生地を長持ちさせてくれますよ。
衣類を食べる虫は家の中だけでなく、野外のいろいろなところを飛んでいます。外に干した布団やシーツ、外出した時の洋服にも付着します。
白色を好むため、白色系の服を着て外出した際は念入りにブラッシングすると安心ですね。
ハンガーラックにブラシも一緒にかけておくと、コートをハンガーにかけるときに忘れずにブラッシングすることができて便利ですよ。
大切な冬服ほど休ませてあげましょう。
特にセーターやニット類は1日着たら3日ほど休ませるのがおすすめです。実は冬の汗は夏の汗よりも成分が濃いため、しっかりと乾かしてあげることが大切なのだそう。
また、収納するときもすぐにしまったりはしません。ハンガーで陰干しして汗の水分を乾かしてから、型崩れする前に畳んでしまいます。
洋服タンスやストッカーがぎゅうぎゅうにならないように、ゆとりをもってしまいましょう。
冬服の洗濯をする頻度、いつも悩んでしまうのは筆者だけでしょうか……?
正しい洗濯頻度の目安を見てみましょう。
セーターやニットは、休ませながら3~5回着たら洗うスパンがだいたいの目安となります。
毎日着るものであれば1週間に1回を目安にしてくださいね。
見えない皮脂汚れやほこりがたまっていることもあるので、洗濯表示をしっかりと確認してから、その通りに洗濯しましょう。
基本的には1シーズンに1回で大丈夫です。
普段からブラッシングのお手入れを行い、着納めするときにはクリーニング屋さんでのプロのメンテナンスが安心です。
高級コートは専用洗いコースがあるクリーニング店もありますよ。
つい面倒で後回しにしてしまいがちなしまい洗い。
遅くともここまでにしないといけないという期限はいつなのでしょうか。
お気に入りのニットに穴があいてしまってショックを受けた方もいらっしゃるのでは?
実はニットなどの洋服につく虫は、いつも衣類を食べているわけではないのです。衣類を食べるのは幼虫の時期で、冬から春にかけてなのだそう。
多くの虫はゴールデンウイーク後くらいに成虫になり、そこから卵を産みつけます。
つまり、しまい洗いをしないと大切な洋服に卵を産みつけられてしまうことに……! 考えるだけでおぞましいですね。
虫食いを防ぐためには、害虫にとって住みやすい環境をなるべく作らないことに限ります。
洋服につく虫は以下の条件で活発になるため、これらをできるだけ回避することが大切です。
①温度……15~25℃で活発に、30℃以上で鈍くなります。
②湿度……60%以上のじめっとした場所を好みます。
③栄養……服につく虫は繊維に加えてたんぱく質を食べます。さらにほこりも食べてしまうため、ほこりのたまったタンスやクローゼットはさながら虫たちのビュッフェ会場です。
正しい保管方法を知って、にっくき虫達から大切な衣類を守りましょう。
絶対に虫食いされたくない衣類には、圧縮袋の使用がおすすめです。
さらに、洗濯表示を見てアイロンが使えるようであれば、衣類全体にアイロンをかけましょう。アイロンの熱によって、すでに産みつけられた卵や幼虫を死滅させることができます。
そのあと衣類の大きさに合わせた圧縮袋に入れて空気を抜くことで、虫の侵入を防ぎます。
毛足の長いニットなどは風合いが変化してしまう可能性もあるので、薄手のセーターやサマーニットなどの方がいいかもしれないですね。
防虫剤は衣類を食べる害虫を寄せ付けなくしたり、食欲を減退させたりする効果があります。
タンスや衣装ケースに入れて防虫剤を衣類の一番上に置くと効果的です。吊るして使用するタイプの防虫剤もあるので用途に応じて使い分けしましょう。
ただ、防虫剤を使用していても虫食いが起こる可能性があります。
空間に薬剤がいきわたっていなかったり、使用期限が切れていたり、密閉された空間でなかったりすると虫の侵入を許し、大切な衣類が被害にあう恐れがあります。
クリーニングから帰ってきた衣類についているビニールカバー。ほこりから衣類を守ってくれそうな印象があるので筆者は外していなかったのですが、ビニール袋には通気性がなく空気の循環が悪くなるためカビが生える原因になるのだそう。
ただし、不織布のカバーは通気性があるのでそのまま外さずに保管して大丈夫です。収納する前に1~2時間ほど陰干しすると溶剤のにおいがとれますよ。
梅雨時期は特にクローゼットやタンスの中の湿気が多くなります。1週間に1回30分ほど、扇風機やサーキュレーターで送風し、空気を入れ替えると効果的です。
窓をあけて日の光や風を取り込むのもいいですね。