春は新しい生活がスタートする季節!
子どもの入学や進級、保護者の仕事環境の変化など、家族の生活リズムが大きく変わるご家庭も多いのではないでしょうか?
環境の変化や温暖な気候で外出が増える春は、防犯面でも新たな注意点が生まれます。
家族みんなで、「防犯」の重要性について話し合ってみましょう。
この記事では、家庭の春の防犯対策について詳しくまとめました。
防犯のポイントをチェックして、新生活を不安なくスタートさせましょう!
春は新しい生活がスタートする季節!
子どもの入学や進級、保護者の仕事環境の変化など、家族の生活リズムが大きく変わるご家庭も多いのではないでしょうか?
環境の変化や温暖な気候で外出が増える春は、防犯面でも新たな注意点が生まれます。
家族みんなで、「防犯」の重要性について話し合ってみましょう。
この記事では、家庭の春の防犯対策について詳しくまとめました。
防犯のポイントをチェックして、新生活を不安なくスタートさせましょう!
警察庁が発表した「令和6年の犯罪情勢」によると、この10年間の日本の治安について76.6%もの人が「悪くなっている」と感じていることが分かりました。
家庭のセキュリティ対策について、今一度見直してみましょう。
警察庁の公式サイトによると、侵入窃盗の侵入手口で最も多いのは「無締り」です。
無締りとは無施錠の住居に侵入し、金品等を盗み出すこと。
無施錠=無締りとしても使われます。
戸建てにせよ集合住宅にせよ、防犯の第一歩は「鍵をかけること」から!
家を離れるときは、窓や玄関を必ず施錠しましょう。
特に気を付けたいのは、「短時間だから大丈夫」などと考えないことです。
ゴミを出しに行く・徒歩数分のコンビニに行くなどのケースでも、必ず施錠しましょう。
空き巣は、常に侵入しやすそうな家を探しています。
無施錠で出掛ける瞬間を見られると、「防犯意識の低い家」としてマークされるかもしれません。
警察庁によると2023年の空き巣の認知件数は11,842件となっています。
10年ほど前は2~3万件だったことを考えれば減少しているものの、単純計算で1日約32件もどこかで空き巣が発生していることになります。
出入り口を施錠していても、空き巣は窓から侵入します。
実際のところ、戸建ての侵入窃盗被害では玄関よりも窓からの侵入が多いのが実情です。
窓の耐破壊性を高める、防犯フィルムや防犯ガラスを導入しましょう。
また一般的なクレセント錠は、こじ開けや解錠に対する抵抗力が高くありません。
防犯の第一歩は「1ドア・2ロック」が基本です。
補助錠を設置して、防犯性を高めましょう。
補助錠の種類はさまざまありますが、取り付けやすいのはサッシ部分に固定するタイプ。
このほかクレセント錠に直接取り付けて、防犯性能を高めるタイプなどもあります。
近年では、スマートホーム技術を利用した防犯対策も普及しています。
スマートホームとは、インターネットに接続されたデバイスやシステムを利用して、家庭内のさまざまな機能を自動化・制御する技術のこと。
以下のような機能を利用すると、家庭のセキュリティレベルは大幅に向上します。
スマートホーム化によるセキュリティは、従来のホームセキュリティサービスよりも安価な点が魅力です。
日常生活も便利になるというメリットも大きく、スマートホームデバイスを活用したセキュリティ対策が注目されています。
スマートホームセキュリティはメリットが多い反面、設定の煩わしさやハッキングなどのデメリットも持ち合わせています。
スマートホーム自体のセキュリティも確保することで、家庭のセキュリティ対策を実施しましょう。
「いいゆだな」とは、綜合警備保障株式会社「ALSOK」が提案する、子どもの留守番に関する決まり事です。
このほか、「保護者がいないときには電話に出ない」「知らない人が訪ねてきても応対しない」など、大人がいないことを知られないようにすることも大切です。
近年は不審者の報告も多く、子どもの通学路の防犯についても考えておく必要があります。
特に4月から小学1年生に上がる子どもがいるご家庭は、親子で通学路を歩きながら危険について話し合うのがおすすめです。
子どもの通学路における防犯対策をご紹介します。
子どもの通学路の安全確認をするなら、下校時間に合わせるのがおすすめです。
下校時間は学年によって異なる上、各自バラバラになって下校することがほとんど。
1人になったタイミングで、不審者が近づいてくる可能性があります。
文部科学省が作成した「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」では、以下のようなポイントが危険とされています。
通学路を実際に歩いてみて、大人の目線で危なそうな場所をマークしてみてください。
また登下校中に何か起こっても、保護者がすぐに駆けつけることはできません。
何かあったときすぐに逃げ込めるよう、「子ども110番」の家やお店の場所、交番の位置についても確認しておくのがおすすめです。
親子で通学路をチェックするときは、交通事故のリスクについても確認しておきましょう。
2019~2023年までの小学生の歩行中の交通事故では、新1年生の死者・重傷者数は6年生の約2.9倍にも上っています。
死者・重傷者の約3割は飛び出しが原因とされており、通学路の歩き方・道路の渡り方については、子どもにしっかりと教えておくことが大切です。
通学路でチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
子どもの交通事故のリスクが高いのは、道路を横断するときです。
「必ず横断歩道を渡る」「いったん立ち止まって左右を確認する」ことを子どもに教えましょう。
このほか見通しが悪い場所も一つひとつチェックして、「車が出てくるかもしれない」「後から車やバイクが来るかもしれない」などの危険を子どもに教えてあげてください。
子どもの安全を守るためには、防犯教育も重要です。
もしものときに役立つ、防犯の基礎知識をご紹介します。
見える位置に防犯ブザーを付けることは、犯罪の抑止につながります。
子どもが扱いやすく、耐久性の高いものを選んでください。
連れ去りや誘拐などのリスクに備えるなら、GPS機能付きの防犯ブザーがおすすめです。
注意したいのは、「購入して終わり」「ランドセルに付けて終わり」にしないことです。
子どもは大人のように、経験則で行動したり判断したりすることはできません。
「こんなときに使う」「こうして使う」ときちんと教えてあげないと、防犯ブザーがあっても役に立たない可能性があります。
なお、相手が不審者かどうかの判断は、子どもには難しいかもしれません。
「手を捕まれる」「しつこくついてくる」など、具体的な状況を親子でシミュレーションしてみるのがおすすめです。
防犯ブザーを持っていても、不審者の動きの方が早かったり子どもが反応できなかったりすることがあるかもしれません。
もしものときのため、「助けて!」叫ぶ訓練もしておきましょう。
子どもに限らず、いざ不審者に遭遇してもとっさに「助けて」の言葉は出てこないもの。
周囲に状況を伝えるには、「ワー」「キャー」ではなく「助けて」と言えるように訓練しておくことが重要です。
「いかのおすし」とは、警視庁少年育成課と東京都教育庁指導企画課が作成した防犯標語です。
小学校の防犯教育にもよく登場するので、小学生の保護者にはおなじみかもしれません。
子どもを狙う不審者の被害に遭わないよう、家庭でも「いかのおすし」について話し合ってみてください。
■いか: 知らない人にはついて「いかない」
不審者が「一緒に来て」と誘う場合、絶対に付いて行かない
■の: 知らない人の車には「のらない」
何を言われても、知らない人の車には絶対に乗らない
■お: あぶないと思ったら「おおごえをだす」
危険を感じたら、大きな声で助けを求める
■す: あぶないと思ったらその場から「すぐにげる」
危険を感じたら、すぐに安全な場所へ逃げる
■し: 何かあったら大人に「しらせる」
危険な状況が発生した場合、すぐに大人に知らせる