【ついに開幕】大阪・関西万博注目のパビリオン「住友館」体験レポート! おすすめポイントや見どころを一挙紹介

公開日:2025/04/10

【ついに開幕】大阪・関西万博注目のパビリオン「住友館」体験レポート! おすすめポイントや見どころを一挙紹介

2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで、184日間開催される「2025年日本国際博覧会」(公式略称:大阪・関西万博)。開催が近づき、パビリオンの詳細や公式グッズの発売などの情報が続々と発表される中、2025年4月2日(水)には「大阪・関西万博 住友グループパビリオン 住友館メディア内覧会」が行われました。今回は、大阪・関西万博の注目パビリオンのひとつ「住友館」のおすすめポイントや見どころを体験レポートとともにご紹介します。

大阪・関西万博について

大阪・関西万博は、2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで、大阪・夢洲で開催される国際博覧会です。「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」「日本の国家戦略Society5.0の実現」を目指し、メインテーマは「いのち輝く未来社会」。国内パビリオンと海外パビリオンあわせて180館以上のパビリオンが出展予定です。

「住友館」ってどんなパビリオン?

住友グループのパビリオン「住友館」は、木をふんだんに取り入れた印象的な会場。建物に使われている木材は、大阪万博が行われた1970年に植えられた「住友の森のスギ」を活⽤しています。

 

実際に森をめぐる冒険ができる「UNKNOWN FOREST」、国内外で活躍するクリエイター陣による共創「UNKNOWN FOREST パフォーミングシアター」、参加型共創プロジェクト「ミライのタネ」などを体感できるパビリオンとなっています。

ここにしかない森を冒険!「UNKNOWN FOREST」

住友館の「UNKNOWN FOREST」は、実際に森の中を歩いて、風や霧、動物や植物を感じることができる体験型パビリオン。所要時間は約20分。

「約4億年前、地球が生まれた。以来、森は数えきれない命を育み、人間にとっては、敬い、そして時に恐れる存在となってきた。文明が進んだ現代においても、森には多くの‟未知” が息づいている」

 

UNKNOWN FORESTは、その未知なる森。森の中で人間では知ることができなかった、見過ごしていた多くの「いのちの物語」と出会える森なのです。

パビリオンに入ってすぐ、この冒険のパートナーとなる「ランタン」を受け取ります。このランタンは、語りかけてくれたり、森のさまざまな命と共鳴して光を変化させたり、時には隠れた生き物たちの存在を教えてくれます。ランタンは日本語、英語の2言語から選ぶことが可能です。

 

ランタンとともにいざ冒険がスタート。森の中は、建物の中にいることを忘れてしまうほど木々が生い茂り、植物、動物が共存しています。ファンタジーの中に登場するような神秘的な森ですが、実際に存在する植物、動物を模しているので勉強にもなりますよ。

森の中にある各ポイントにランタンを置いたり、つるしたりすると植物が光り輝いたり、隠れていた動物が顔を出したりアクションを起こしてくれます。ランタンにたくさん「いのちの物語」を蓄積しましょう!

冒険でランタンに「いのちの物語」を集めたら、古より森を支え育んできたマザーツリーに託します。参加者のランタンとマザーツリーが一緒に光輝くシーンはあまりの美しさに感動し、胸が熱くなってしまいました。

UNKOWN FORESTラストは大迫力の「パフォーマンスシアター」

森をめぐる体験を終えたあとは、およそ幅20m×高さ7.5mの「パフォーマンスシアター」が登場。

「数千年にわたるマザーツリーの記憶やいのち輝く最後の姿」を、空間に漂う風や霧、そして複層の映像スクリーンと音楽、人との融合による圧巻のパフォーマンスで表現しクライマックスを迎えます。

特に注目して欲しいシーンが、映像とダンサーとのコラボレーションシーン。今まで見たことがない、感性を揺さぶられるような衝撃を受けました。

 

誰でも参加可能の共創プロジェクト「ミライのタネ」

UNKWON FORESTの会場を出ると「ミライのタネ」エリアが登場します。

700件を超える住友グループ各社の最先端の技術や取り組みを展示しています。

この「ミライのタネ」プロジェクトは会場だけでなく、特設Webサイトを開設し、世界中の人が未来のアイディア(ミライのタネ)を創出し、アイディアを共有できる人類共通の課題解決や豊かな未来社会の実現を目指すプロジェクトです。

子どもが楽しく自然を学ぶ「森のがっこう」

ファミリー必見の「森のがっこう」では、子どもでもわかりやすく映像で森や自然について学ぶことができます。学校の教室のような雰囲気なので、未就学児のお子さんは小学生になった気分も味わえますね。

「森のがっこう」で学んだあとは植樹も体験できます。ここで子どもたちが植えた木が数十年後、また日本で万博が開催された際に使用されるかもしれませんね。大人になった時に自分が植えた木が活躍している様子を見ることができたらとってもロマンチックです。

植樹用プランターに苗木を移し替えて、自分の名前を書き込み建物の展示スペースに並べていきます。1週間ほど展示された後、生育センターに移され、鹿などの動物に食べられない程度に育ったら植樹されます。

植樹に参加したら「未来の森づくり参加証明書」と参加記念品が貰えます。Webサイト上で苗木の成長を確認することができるので、万博の開催が終わった後も「自分が植えた木は大きくなっているかな?」と、気になったらいつでもどこでも確認することができます。自分が植えた苗木の成長を気に掛けることで、木はどうやって大きくなるのかということを、本を見たり人に聞いたりするだけでなく、自分自身が実感しながら学ぶことができます。

大阪・関西万博でしか手に入らないオリジナルグッズも

住友館オフィシャルグッズとして、建築用木材としても活用されている「住友の森の木々」を使ったオリジナル商品が、住友館「UNKNOWN FOREST SHOP」にて販売されています。他にも住友グループの最先端の技術を取り入れたオリジナル商品なども取りそろえられています。

「森のマイボトル」は、住友館の建築過程から生まれた木々の一部を活用しています。ほんのり木の香りがするタンブラー。大阪・関西万博のオリジナル商品なのでお土産にもピッタリ!

「ひのきアロマオイル」も、森のマイボトルと同じく住友館の建築過程から生まれた木々の一部を活用して作られています。オイルを数滴たらすだけで優しいひのきの香りが広がりますよ。アロマオイル対応の加湿器に使ったり、入浴時に使ったり、お部屋のスプレーに使ったりと使用方法もたくさん。他にも素敵な商品がたくさんあるので、大阪・関西万博に行った際はチェックしてみてくださいね。


大阪・関西万博「住友館」公式サイト: https://sumitomoexpo.com/

まとめ

住友グループが長い歴史の中で学んだ自然の大切さ、環境の大切さ、いのちの大切さなど、過去から学んだことを未来につなげたい。そんな思いを込めて完成した住友館。このパビリオンを通じて、多くの人が環境問題などに少しでも興味を持ってくれることが、SDGsを達成する未来へとつながる大きな1歩になることでしょう。

文/丸山寛子

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