2025年4月8日(木)、東京都渋谷区にて「WORKMAN 熱中症対策新製品発表会2025」が、行われました。今回の新製品発表会は、着た方が涼しい「X Shelter」やワークマンで取り扱っているUV対策アイテム、着る冷凍庫「ペルチェベスト PRO2」など、ワークマンの熱中症、UV対策に特化したアイテムの発表会でした。この記事では、今回発表された商品の特長や、実際に着用した感想をご紹介します。

世界初! 着たほうが涼しい「X Shelter」

今回公開された、熱中症4大リスクである気温、湿度、軸射熱、風に対応できる世界初のウェア「XShelter 暑熱軽減ウェア」がこちら。

2023年に企画開発をはじめ、2年の年月をかけて熱中症の4大リスクに対応できる新素材X Shelterの開発に世界で初めて成功! 用途にあわせた10アイテムを2025年春夏シーズンから発売しています。
X Shelterはどれくらい効果があるの?

実際にX Shelterはどれくらい効果があるのか、約50度の暑熱ルームの中で着用した検証も行われました。

X Shelterを着用した人のサーモグラフィを見て驚き! X Shelterを着用している部分と、していない部分の暑さが全然違うのが一目瞭然です。気化熱によりマイナス9℃を実現しているX Shelter。アウターのマイナス9℃はかなり高機能。

他にも、ファスナー、ファスナーの引手、ロゴマークが紫外線に反応して色が変わるUVチェッカー機能を搭載。危険の見える化も実現!

ワークマンの知見だけでなく、日本赤十字看護大学付属災害救護研究所の災害のスペシャリストの知見も取り入れ完成したX Shelter。普段着としての着用はもちろん、暑い日の災害時にも活躍してくれます。アイテムは2,500円から2,900円と購入しやすい価格設定なので、防災グッズのひとつとして購入するのもおすすめです。
キッズアイテムも大好評

熱中症にかかりやすいキッズ向けのデザインも登場。「X Shelter 暑熱軽減フーディー Kids」(1,900円 税込)は、オンラインストアで注文し店舗受け取りで購入できます。カラーはターコイズブルー、ブラック、ホワイトの全3種類。想像以上に好評なので気になる人は早めの購入を。
X Shelterのアイテムは、個人はもちろん、会社の熱中症対策のひとつとして法人にも注目されていて、今後「夏の新常識」になるであろうアイテムだといっても過言ではありません。
猛暑対策に有効な「UVカットに特化したアイテム」

展示会では猛暑期対策に有効な製品や、UVカットに特化した女性向けウェア約80アイテムも展示されていました。ワークマンではUVカット機能はもはや常識。あえて集めてみると想像以上の数の商品が集まったとのこと。

ワークマンのUVカットアイテムは、グレード別に分かれており、公式サイトではお天気にあわせたおすすめアイテムを公開しています。アイテム選びの参考にもなりますよね。
大人気のサンシェードパーカーは即購入がマスト

昨年は20万着売れた大人気のサンシェードパーカーは、今年もすでに売り切れ店舗続出中。本格的に紫外線対策をする前でも、見つけたら即購入がマストです。

人気のデザインはジップを閉じれば顔半分が隠れるタイプの「クール UV サンシェードパーカー」(1,900円 税込)。ジップを開けば普段使いできるジップアップパーカーとして着用でき、自転車に乗るとき、運転するとき、子どもの習い事の見学など、紫外線を多く浴びる恐れがあるときはジップを閉じればUVカット本気モード! UVカット機能だけでなく、ストレッチ、接触冷感などうれしい機能も備わっています。

今年初めて登場した、ジップを閉じると顔がすべて隠れる「クールUVサンシェードパーカーEX」(2,300円 税込)も、完売店舗続出中の大注目アイテム。目の部分はメッシュになっているため前はちゃんと見えているのでご安心を。最強のUVカットアイテムですが、夜行バスや飛行機などに羽織として持ち込み、寝る時に使うのもアリ。
UVカット対策をしつつおしゃれを楽しめるアイテムも盛りだくさん

ワークマンのワンピースやデザインTシャツ、ブラウスなどは、おしゃれを楽しみつつもUVカット対策が可能なアイテムが盛りだくさん。ファッション性×機能性を実現できたのはワークマンだからこそ。

キャップ、バケットハット、麦わら帽子と、UVカット機能が搭載されている帽子も数多く登場。使用したいシーンにあわせて帽子をチョイスできるので、UVカット対策をしつつもおしゃれを楽しむことができます。しかもどのアイテムもプチプライスで、1,000円以下のアイテムがほとんど!
光熱費の節約にも一役買ってくれそう!「着る冷凍庫」

屋外で仕事をする人の熱中症対策にピッタリの、着る冷凍庫「ペルチェベスト PRO2」(19,800円 税込)。登山愛好家やバイカーにも人気のアイテムで、今年は史上最多5つのペルチェが装備されています。

実際に手に持ってみると結構重たい! 正直、これを着用するのは疲れそう……と思いながら試着させてもらったのですが、実際に着用してみると手に持った時と打って変わって重さはほとんど感じず、動きにくくなるという事もありませんでした。スイッチを入れるとペルチェ部分が急速に冷えて、まるで保冷剤を背負っているような感覚。身体が冷やされていくのを実感しました。

冷却プレートは背中部分に3つ、前に2つの計5つ。ワークマン社員がペルチェベストを着用し、気温38℃の日に標高200mの山を登って検証した際も、ほとんど汗をかかなかったそうです。暑い日のおうち時間に着用していれば、エアコンの温度を低くする必要もなく、光熱費の節約につながりそう。19,800円という価格は、はじめはワークマンにしては高いと思ったのですが、実際に着用して機能を体感したら、お値段以上のクオリティでむしろ安い! と、感じました。
まとめ
文/丸山寛子