えっ、そんなお祭りアリ!? 日本全国「ひと味違う」夏祭り&屋台を探してみた!

公開日:2025/07/22

えっ、そんなお祭りアリ!? 日本全国「ひと味違う」夏祭り&屋台を探してみた!

日本の夏といえば、夏祭りですよね!

たこ焼きにスーパーボールすくいに射的……、大人も子どももウキウキしてくる特別な時間です。

日本全国には、一般的な夏祭りとは一味違う、思わず「えっ!?」と声が出てしまう面白いお祭りやその地域だけで食べられる屋台がたくさんあります。

定番の夏祭りもいいですが今年はちょっと冒険して、家族みんなで「記憶に残る」夏祭りを体験してみませんか?

度肝を抜かれる! 衝撃のユニークな夏祭り5選

画像出典:PRTIMES

まずは、思わず二度見してしまうような、個性的すぎるお祭りからご紹介します。
「こんなお祭りがあるんだ!?」と、パパ・ママもびっくりすること間違いなしです!

①日向ひょっとこ夏祭り(宮崎県日向市)

ユニークなひょっとこのお面をかぶった踊り手が街中を練り歩く、宮崎の夏を代表するお祭りです。

豊作を祝う踊り、または商売繁盛を願う踊りとしてさまざまな機会に踊られていて、市の無形民俗文化財にも指定されています。

踊り手は日本全国から参加可能。

グループでも個人でも参加できて、踊りや美しさ、チームワークを競い合います。

 

開催時期 :毎年8月第1金曜日(前夜祭)・土曜日(本祭り)

場所   :日向市駅前広場周辺・中心市街地

公式サイト:日向ひょっとこ夏祭り

②パーントゥ祭り(沖縄県宮古島)

「パーントゥ」とは神の化身のことで、シイノキカズラのツルの衣装に身を包み、神聖な泥を全身にまとった姿をしています。

無病息災や豊作を祈願し、人々や車、新築の家にまで泥を塗りつける様子はまさに奇祭!

国の重要無形民俗文化財に指定され、2018年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されたお祭りです。

 

開催時期 :旧暦9月上旬(※開催時期は直前まで公表されない)

場所   :宮古島市平良島尻地区、上野野原地区

公式サイト:【国指定重要無形民俗文化財】 宮古島のパーントゥ(島尻)

③全国こけし祭り(宮城県鳴子温泉)

※画像は参考であり、全国こけし祭りの画像ではありません。

 

愛らしいこけしが主役のお祭りで、2メートルを超える「張りぼてこけし」の中に一般募集した人が入り、温泉街を練り歩きます。

また、日本各地の伝統こけしが集まり、こけし供養祭やこけしの絵付け体験が行われるなど、こけし好きにはたまらないイベントが盛りだくさんです。

 

開催時期 :毎年8月末~9月初旬

場所   :鳴子小学校体育館、鳴子温泉街

公式サイト:全国こけし祭り

④吉田の火祭 (山梨県富士吉田市)

画像出典:PRTIMES

 

吉田の火祭りは、450年以上の歴史を持ち、日本三奇祭のひとつとされています。

街中に高さ3メートルの大松明100本以上が点火され、その道が約2kmに渡る光景は圧巻!

富士山の噴火を鎮めるための神事として始まったといわれているお祭りです。

 

開催時期 :毎年8月26日・27日

場所   :北口本宮冨士浅間神社 他

公式サイト:【2025年8月26日、27日】吉田の火祭り・すすき祭り

⑤郡上おどり (岐阜県郡上市)

画像出典:PRTIMES

 

30夜以上にわたって開催される日本一長い盆踊り。

400年にわたり歌い踊り続けられ、2022年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

地元の人から観光客まで、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。

会場は一晩に1ヶ所ずつ、町内あちこちの縁日祭りにちなんで行われ、特に8月13日~16日は明け方まで踊り続ける「徹夜おどり」が行われます。

 

開催時期 :7月中旬から9月上旬

場所   :町内のさまざまな場所(※公式サイト内カレンダーにて確認)公式サイト:清流と名水の城下町、郡上おどりのふるさと

「そこでしか食べられない」絶品屋台グルメ5選!

屋台もお祭りの楽しみのひとつですよね。

定番の焼きそばやわたあめのほかに、「地元で愛される個性的な屋台グルメ」があれば、つい目移りしてしまうのでは?
ここでは、その土地でしか食べられない「絶品屋台グルメ」を5つ厳選してご紹介します。

①たません(愛知県)

愛知県を中心に食べられているローカルフードで、えびせんべい(または、たこせんべい)に目玉焼きをのせ、お好み焼きソースやマヨネーズで味付けしたものです。

チーズやそばなどをトッピングすることもあります。元々は駄菓子屋のおやつとして人気があり、その後屋台メニューとして広まったといわれています。

②ぽっぽ焼き(新潟県)

新潟のお祭りでは定番の人気屋台で、小麦粉に黒糖と水を混ぜて焼き上げた、パンのような棒状のお菓子です。

焼き器から蒸気が出る様子が蒸気機関車(ぽっぽ)に似ていることから、この名前が付いたという説があります。

③煮イカ(北関東)

お祭りのイカといえば「イカ焼き」を思い浮かべる方も多いと思いますが、北関東では「煮イカ」が定番。

丸ごと煮込まれたイカは柔らかく、味がしっかり染み込んでいるのが特徴です。

④はしまき(関西、中国、九州地方など)

薄く焼いたお好み焼きを割り箸に巻き付け、天かすや万能ねぎ、紅ショウガなどをトッピングしてソースやマヨネーズをたっぷりかけたものです。

片手で手軽に食べられるのが魅力で、九州・中国・関西地方ではなじみ深い屋台メニューです。

⑤嶽きみ天ぷら(青森県)

嶽きみの「きみ」は青森県の方言でとうもろこしのこと。

嶽地区で栽培され、普通のとうもろこしよりも甘いブランドとうもろこしとして知られています。

とうもろこしを削ぎ切りしてスティック状にした嶽きみの天ぷらは、衣のサクサク感と、とうもろこしのプチッと弾ける食感がクセになります。

まとめ

日本全国には、地元の人しか知らないようなユニークで魅力的な夏祭りや屋台がたくさんあります。
定番の夏祭りももちろん楽しいけれど、「こんな変わったお祭りがあるよ!」と、家族みんなでワクワクしながら出かける「ひと味違う」夏祭りは、きっと忘れられない特別な思い出になるでしょう。
ぜひお気に入りの浴衣を着て出かけ、家族みんなで今年の夏を楽しみましょう!


文/なついろ

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