【ヘアケア】その洗い方、大丈夫? シャンプー選びと正しい洗い方をおさらい!

公開日:2025/07/15

【ヘアケア】その洗い方、大丈夫? シャンプー選びと正しい洗い方をおさらい!

髪の美しさは人の印象を左右する大切な要素ですよね。これまでと同じケアをしているのに、髪のパサつきや頭皮のべたつきを感じるようになった……というようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は、年齢とともに髪質や頭皮の状態は少しずつ変化していくため、今の自分に合った適切なヘアケアを行うことが、美しい髪への近道になります。

 

今回は、シャンプーの必要性から、成分別シャンプーの特徴、そして意外と知られていない正しい洗い方・乾かし方まで、髪や頭皮の健康を保つためのポイントを詳しくご紹介します。

シャンプーの必要性

髪を洗うシャンプーには、汚れを落とす以外にも多くのメリットがあります。近年話題になった「湯シャン」についてもあわせて解説します。

なぜシャンプーでの洗髪が必要?

シャンプーは髪や頭皮の汚れを落とすだけでなく、健康な髪を育むための土台作りにも欠かせません。

特に夜のシャンプーは、日中に付着した汚れや皮脂をしっかり洗い流すことで、臭いや抜け毛の予防にもつながります。

 

朝にシャンプーをするのが日課、という方もいるかもしれません。しかし、朝のシャンプーは頭皮を無防備な状態にし、紫外線からのダメージを受けやすくしてしまうため、夜にシャンプーをするのがおすすめです。

「湯シャン」のメリット・デメリットは?

近年話題になった「湯シャン」。シャンプーを使用せずお湯だけで洗う洗髪方法で、頭皮の皮脂を落としすぎないというメリットがあるとされています。

 

たしかに、汗やほこり程度であればお湯だけでも洗い流すことができます。しかし、皮脂や皮脂と混ざったフケなどは十分に落としきれません。こうした汚れが残ると、臭いや頭皮トラブルの原因にもなるため、シャンプーを使用しましょう。

<成分別>シャンプーの特徴

自分の髪や頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことが、美髪への第一歩です。ずっと同じシャンプーを使っているという方は、今の状態に合っているか見直してみるのもよいかもしれません。

洗浄成分別の特徴

高級アルコール系シャンプー

成分表示に「~硫酸ナトリウム」「~硫酸アンモニウム」と記載されているシャンプーです。市販のシャンプーによく使用されている成分で、泡立ちがよく、洗浄力が高いのが特徴です。

頭皮の皮脂分泌が多くべたっと感じる方や、スタイリング剤を使っている方におすすめです。

石けん系シャンプー

「~脂肪酸ナトリウム」「~脂肪酸カリウム」「カリ石けん素地(または石けん素地)」などの成分が使われています。天然成分を中心に、シンプルな素材で作られているのが特徴です。

高級アルコール系シャンプーと同じように洗浄力や泡立ちがよく、こちらも頭皮のべたつきが気になる方におすすめです。

 

皮脂汚れをしっかり落とすことができる反面、髪がきしんだり頭皮が乾燥しやすくなったりすることも。石けん系シャンプーは「弱アルカリ性」のため、使用後は「酸性リンス」を使うようにしましょう。

アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系シャンプーは「~グルタミン酸ナトリウム」「~アラニンナトリウム」「~グリシンカリウム」といった成分が含まれています。肌と同じ弱酸性で優しい洗浄力のため、乾燥肌・敏感肌の方やお子様におすすめです。

高級アルコール系シャンプーに比べると泡立ちはやや控えめなため、シャンプー前のブラッシングと予洗いを丁寧に行いましょう。

配合成分別の特徴

保湿成分配合シャンプー

髪のダメージが気になる方は、「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「ケラチン」などの保湿成分を含むシャンプーがおすすめです。

「植物オイル」配合のシャンプーは、髪表面をコーティングし、内部の潤いを保つはたらきがあります。

高分子ポリマー配合・ノンシリコンシャンプー

髪のボリュームを出したい方は、「〜ポリマー」「メタクリル酸ステアリル共重合体」などの高分子ポリマーが配合されたシャンプーや、ノンシリコンのシャンプーがおすすめです。ふんわりとした仕上がりになりやすいですよ。

正しい洗い方

シャンプーの効果を十分に引き出すためには、正しい洗い方をすることが重要です。普段の洗い方と比べながら見直してみましょう。

洗う前

ブラッシング

シャンプー前に髪をブラッシングしてほこりやフケを取り除き、髪の絡まりを防ぎます。こうすることでシャンプーの泡立ちがよくなり、頭皮の隅々までいきわたりやすくなります。

洗い方

予洗い

38℃前後のぬるま湯で、髪と頭皮を2~3分間しっかり流します。これだけで汚れの約8割が落ちるともいわれています。シャンプーの使用量も少なく済みますよ。

シャンプー

適量(500円玉程度)のシャンプーを手のひらで泡立て、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗います。水分を含んだ毛髪は、非常にデリケートな状態です。擦り合わせるように洗ってしまうと、外側のキューティクルがはがれて傷んでしまうため、摩擦を最小限に抑えるよう気を付けましょう。

すすぎ

シャンプーの泡が残らないよう、しっかりとすすぎます。特に耳の後ろや襟足は念入りに洗い流しましょう。すすぎ残しは髪の傷みや頭皮トラブルの原因になります。

髪の長い方は、すすぐ前に優しく髪を絞るように泡を落としておくと、節水・時短にもなります。

トリートメント(コンディショナー)

軽く水気を拭きとり、両手で毛先からもみこむようにつけていきます。頭皮にはつけないように注意しましょう。浸透するまで時間を置くとより効果的です。

ヌルつきがなくなるまでしっかりと洗い流します。

乾かし方

洗髪後の乾かし方も、髪の健康に大きく影響します。ポイントを抑えて、髪へのダメージを最小限に抑えましょう。

タオルドライ

濡れた髪は一番傷つきやすい状態です。ゴシゴシ擦らないよう、注意しましょう。

タオルで頭全体を包み、根元や頭皮の水分を押さえるように拭きとった後、優しく髪を挟むようにして毛先まで水分を吸い取ります。

アウトバストリートメント

ドライヤーの前に、髪の中間から毛先にかけて、洗い流さないトリートメントを塗布し、保湿と保護をします。ドライヤーの熱や寝ている間の摩擦から髪を守ってくれますよ。

ドライヤー

タオルドライをしたらなるべく早く乾かしましょう。根元から毛先に向かってドライヤーを当て、8割程度乾いたら冷風に切り替えて仕上げます。冷風を当てることでキューティクルが整い、自然なツヤが生まれます。

まとめ

美しい髪を保つためには、洗髪や乾かし方など、日々の基本的なケアの積み重ねが欠かせません。自分の髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを選び、正しく洗って乾かすことで髪の健康を維持していきましょう。

ヘアケアは自分自身をいたわる大切な時間。少し手間をかけて正しいお手入れをするだけで、美しい髪の毛を手に入れることができますよ。ぜひ、今日から実践してみてくださいね。


文/hal

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