絶対に失敗したくない人へ! これだけ知っておけば間違いない、義実家帰省マナーまとめ

公開日:2025/08/11

絶対に失敗したくない人へ! これだけ知っておけば間違いない、義実家帰省マナーまとめ

夏休みを利用して、実家や義実家に帰省するという家庭は多いのではないでしょうか。結婚をして初めての帰省をするという人の中には、「義実家では嫁としてどうふるまえばよいのか」、「失礼なことをしてしまったらどうしよう」など、色々と考えてしまう人もいるかもしれませんね。そこで、最低限押さえておけば失敗しない、義実家帰省マナーをまとめました! ぜひチェックして楽しいお盆休みを過ごしてください。

義実家帰省前にやっておくこと

 

義実家へ帰省することが決まったら、事前にやっておくべきことがふたつあります。まずは帰省する旨を伝えること、そして手土産の準備です。

1か月前には連絡をする

帰省をすることが決まったら、なるべく早い段階で相手に伝えましょう。自分の立場になって考えれば、前日より1週間前、1週間前より2週間前……と、少しでも来客の知らせは早い方がありがたいと思うはず。特に、まだ働きに出ている義両親の場合、急な連絡では休みが取れない可能性もあります。

 

また、「〇時頃に出発して、到着は〇時頃になりそう」など、時間まで伝えておくとより丁寧で◎。せっかく腕によりをかけて昼食の準備をしたのに、直前になって「夕方になりそうだからご飯は食べて行く」と言われれば、誰でもがっかりしてしまいます。相手を思いやる最低限の気遣いは忘れないようにしましょう。普段から連絡を取り合うのはパパの役目という場合は、もちろんパパが連絡してもOK!

手土産を準備

義実家へ訪問する際は、手土産を渡すのが一般的です。しかしながら、義実家と距離が近く、頻繁に訪問している場合は、「渡していない」、「たまにちょっとしたものを渡す」という家庭もあるでしょう。そのような場合をのぞいては、たくさんの準備やおもてなしをして受け入れてくれる相手に感謝の気持ちを伝えるためにも、手土産は渡すのがベターです。

 

ちなみに、ぐるなびがおこなったアンケート「帰省の手土産調査2025」によると、手土産を購入する際の予算は、「〜2,000円」と答えた人が最も多い38.3%、次いで「~3,000円」と答えた人が37.3%だそう。大体2,000〜3,000円のものを渡す人が多いようですね。気を遣わせすぎないよう、「安すぎず、高すぎず」といった価格帯におさめるのがよいのかもしれません。

 

参考:株式会社ぐるなび「帰省の手土産調査2025」

何を渡すのが正解?

手土産は、ご当地のもの、季節のもの、相手の好物などが喜ばれますが、すぐに食べられないこともあるので「日持ちするもの」、手軽に皆で分けられる「個包装になっているもの」という点も選ぶ際のポイントにすると◎です。

 

とはいえ、相手の好みなどを踏まえて購入すれば、日持ちしないものになることも当然あります。そんなときは、「賞味期限が〇日までなので、早めに召し上がってください」など、渡す際にひと言添えると親切です。

手土産・お供え物・お中元は別?

手土産とは別に、お仏壇にお供えするためのお菓子も準備しておいた方がよいのかと考えたことはありませんか? さらに、夏の帰省となると、「お中元も別で渡した方がよいのだろうか」といった疑問も出てくるかもしれません。

 

手土産は、訪問や滞在をさせてもらうことの感謝を伝えるためのもの、お供え物は、故人やご先祖様に捧げるもの、そしてお中元は、お世話になっている人に日頃の感謝の気持ちを込めて渡す季節の贈りものです。それぞれの意味が異なるため、「手土産とは別にお供え物のお菓子も用意する」という人は多いようです。一方で、「お中元の熨斗をつけた手土産を渡す」というように、それらを切り離して考えない人もいます。

 

少々複雑ですが、お中元は、東日本と西日本では渡す時期がずれていたり、地域や家庭ごとにもしきたりの違いがあったりするので、この件に関しては、「こうするべきだ」と結論づけることは難しそうです。ちなみに我が家の場合は、手土産はしばらくお仏壇に供えられ、そのあと開封されるので、手土産しか用意はせず、お中元は別で贈っています。ここは、あとで「失敗した!」とならないように、旦那さんや義両親に相談するのが1番確実で安心ですね。

義実家での服装は?

義実家での服装について悩む人もいますが、深く考えすぎる必要はありません。最低限のマナーとして、不潔であったり下品であったり、周囲を不快にするような服装を避けるだけでOK!

“きちんと感”と“動きやすさ”を意識して

ファッションは、TPOが大切です。義実家で過ごす際は、家の中でただただゆっくり過ごすというわけにはいかない場合が多いでしょう。そのため、すぐに手伝いや子どものお世話ができるよう、動きやすい服装で過ごすのが無難です。

 

家事をしてフリフリの袖口がびっしょり濡れていたり、かがんで下着が見えてしまうような短いスカートを履いているなど、周囲の人が気になってしまうような服装でない限りは、普段通りのスタイルで問題ありません。とはいえ、いくら家の中だからといって、毛玉や汚れがついたクタクタの洋服を着ていては、あまりよい印象を持たれません。動きやすさを重視しつつも“きちんと感”を忘れないようにしましょう。

エプロンを持参

義実家へ帰省する際は、エプロンを持参することをおすすめします。エプロンはしない派の人もいますが、キッチンで手伝いをする際にサッと取り出せば、「準備がよい」と好印象を持たれるかも。家事が苦手なママでも、「やる気はあります」というアピールにもなります♪ さらに、帰省では子どもの服はたくさん持って行っても、ママの服は最小限に抑えるという人が多いかと思いますが、そんな貴重な服が汚れるのも防いでくれます。

また、一般的に人の家に裸足で上がるのは、マナー違反であまりよくないことだといわれています。スリッパを裸足で履くのも同様です。これは、賛否が分かれることなので、まったく気にならないという人もいますが、「嫌な人もいる」ということは、頭に置いておくとよいでしょう。

 

夏場は特にサンダルで過ごすことも多いですが、サンダルで帰省した場合も、家に上がるときには靴下を取り出して履くようにすると、自覚のない“やらかし”を防ぐことができます。

義実家での過ごし方

ママたちにとっては“どこまでお手伝いをするか問題”が1番深刻な問題なのではないでしょうか。「休んでばかりはいられない、動かなければ!」と気合いを入れるママもいるかと思いますが、頑張りすぎないことも大切です。

お手伝いはどこまでする?

お義母さんがキッチンに立っていると、自分だけが座っているわけにはいかないと、手伝いを申し出るママが多いかと思います。「大丈夫、座っていて」と言われると、素直に従うべきか、それとも手伝うべきか……、深く考えてしまう人も多いのでは? 

 

手伝えなかったときは、「大丈夫だったかな……」と心配になってしまう気持ちも分かりますが、気にしすぎる必要はありません。その代わりに「とても美味しいです!」ときちんと料理の感想を伝えたり、いつもご飯を作ってもらっているのなら、出掛けたついでに食後のデザートを買ってみるなど、そのほかのことで感謝の気持ちを表現すればよいのではないでしょうか。「今日は私たちがごちそうします」と、ときには外食に誘ってみるのもよいですね。

楽しもうという気持ちも大切

「義実家だから」、「私は嫁だから」と気負いすぎないことも大切です。洗面所やお風呂を借りたあとは綺麗な状態に戻すなど、人の家で過ごす際の最低限のマナーさえ押さえていれば、そうそう嫌がられることはありません!

 

「気に入られよう」と考えるのではなく、「仲良くなろう」という考えにシフトすれば、自然と肩の力も抜けてくるはず。ぜひ試してみてください。

忘れ物に要注意!

マナーとは少し違いますが、忘れ物には十分気をつけましょう。帰省する際の忘れ物であれば、現地で購入すれば対処できる場合も多いですが、自宅へ戻る際の忘れ物はそうはいきません。

 

私は忘れ物が多く、あとから送ってもらうことがよくあります。それも1度や2度ではありません……。忙しい中パッキングをして発送してもらうという手間を取らせる上、発送料まで負担させてしまうため、「またやってしまった!」とあとから反省し、いつも落ち込んでしまいます。そのようにならないためにも、しっかりと忘れ物の確認を!

特に小さな子どもがいる場合は、おもちゃがテーブルや布団の下に隠れていたり、カトラリーを洗ってキッチンで乾かしたままになっていたりと、何かと忘れ物も増えがちです。出発前には、できればパパとダブルチェックで忘れ物の確認をすることをおすすめします。

まとめ

義実家帰省の際に押さえておきたいマナーをまとめましたが、あまり深く考えすぎずに過ごすことも大切です。周囲に緊張が伝染すれば仲良くなるきっかけまで失われてしまう可能性も! 長い付き合いになることを考えて、頑張りすぎず、なるべくリラックスして過ごしたいものですね。

文/渡邊倫子

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