忙しくても家が荒れない! 暮らしを整える“最低限の習慣”

公開日:2025/10/21

忙しくても家が荒れない! 暮らしを整える“最低限の習慣”

仕事に家事に育児に、毎日があっという間に過ぎていませんか? 気が付くと部屋が荒れていて気分があがらない……なんて経験がある人も多いはず。片づけや掃除はマイナスからゼロに戻す家事なので、腰が重たくなるのは当たり前なんです。

 

そこで今回は、疲れていても住まいのキレイをキープできる習慣を4つ紹介します。部屋が荒れがちの人やついつい後回しにしてしまう人は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.疲れていても散らからない家は「ルール化」で決まる

散らかる原因は「その場しのぎの置きっぱなし」かもしれません。疲れていても散らからないようにするためには、ルール化するのが◎。

そしてそのルールは、家族みんなで守れる“最低限”であることが大切です。自分一人で頑張るのは限界があるため、みんなで共有しましょう。

 

また、毎日完璧に片づけなくても大丈夫! リセットする日を設けて、片づけをお休みできるよう調整しながら実行できるルールを設定してくださいね。

2.ここだけは!の場所を決める

毎日すべての部屋のキレイをキープしようとすると、大変です。なので、ここだけはキレイにしておきたい! という場所を決めておくのがおすすめです。

 

玄関:靴は一人一足。それ以上は必ずシューズラックへ。サッと砂を掃けるミニほうきを用意

ダイニングテーブル:机の上に物を置かない。リモコンなどの定位置を決める

シンク:生ごみはその日のうちに処理。ちょっとの洗い物はまとめて隅に

 

など、家庭に合わせた場所を決めておくと片づけのハードルも低くて続けやすいですよ。ポイントは「目に入りやすい場所」を優先すること。リビングのテーブルが片づいているだけでも、部屋全体がキレイに見えます。逆に、人目につきにくい寝室や収納棚は、疲れている日はお休みしても大丈夫です。

3.ワンアクションで片づく仕組みをつくる

散らかりやすい家の共通点は「片づけるのが面倒」な動線になっていること。そこでおすすめなのが、ワンアクションで片づく仕組みづくりです。

 

・帰宅したらカバンをフックにかけるだけ

・脱いだ服は椅子ではなく「投げ込むだけのカゴ」を用意する

・郵便物は玄関横のトレーに置く

 

など、どれも“1ステップで完結する”ようにしておくのがポイントです。引き出しを開けて収納するのは面倒でも、カゴやトレーにポンと置くだけなら、疲れていてもできます。

 

さらに、家族全員が同じ仕組みを使えるようにすることが大切です。子どもにも「ランドセルはここ」「絵本はここ」とわかりやすい場所を作れば、自然と片づけに参加できるようになりますよ。

4.寝る前に5分間だけリセットする

疲れていても、ほんの5分でできる習慣を持つだけで、翌朝の気分が大きく変わります。ポイントは「完璧じゃなくてもいい」ということです。

 

・食器は洗わなくても流しにまとめるだけ

山積みにならなければ翌朝のハードルが下がります。

 

・洗濯物はカゴに入れるだけ

畳むのは明日。床やソファに広げないだけで十分です。

 

・ゴミをひとまとめにしておく

翌朝すぐ捨てられる状態にしておくだけでスッキリ。

 

・テーブルをサッと拭く

所要時間は30秒でも「片づけた感」が出ます。

 

それぞれ、5分もあれば完了する家事ですが、この一工夫が「未来の自分を助ける仕込み」になります。寝る前にリセットしておくことで、朝の身支度や家事がスムーズに進み、気持ちよく一日をスタートできます。

まとめ

部屋が散らからない家は「家事を完璧にこなす家」ではなく、「疲れていても守れる習慣がある家」です。

・ルール化する
・片づけスポットを絞る
・ワンアクションで片づく仕組みをつくる
・夜の5分習慣で翌朝をラクにする

この4つを意識するだけで、片づけが苦手な人でも「散らかりにくい家」にアップデートすることができます。完璧を目指さず、自分や家族が続けられる“最低限のルール”を決めて、無理なく暮らしを整えてみてくださいね。

文/丸山希

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