パパやママも懐かしい! 昭和から令和へ受け継がれた遊びの進化を5選紹介

公開日:2025/10/27

パパやママも懐かしい! 昭和から令和へ受け継がれた遊びの進化を5選紹介

子どもの頃に夢中になった遊びを思い出すとき、懐かしい気持ちになりますよね。その懐かしい遊びが、今でも進化を続けていて現代の子どもたちにも愛されているって知っていましたか?

 

昭和の時代に流行していた遊びが、平成を経て令和の今、どんな風に変化しているのか……。「そんなことになってるの!?」と驚くような進化を遂げているものもたくさんあるはずです。

 

今回は、パパやママ世代には懐かしく、今の子どもたちには新鮮な、時代を超えて愛され続ける遊びの進化をご紹介します。親子で一緒に楽しめるヒントも見つかるかもしれません。

【ベーゴマ】 空き地の決闘からスタジアムバトルへ

昭和の子どもたちが夢中になった「ベーゴマ」。

鉄製の小さなコマに紐を巻きつけて回し、相手のコマとぶつけ合って遊ぶ、シンプルだけど奥が深い遊びでした。

 

近所の空き地や学校の校庭で、友達同士が熱くバトルを繰り広げていた光景は、多くのパパやママの記憶に残っているのではないでしょうか。

 

そのベーゴマが現代では『ベイブレード』として大進化!

デザイン性が高いことに加え、パーツを組み替えて改造することもできます。

進化したポイント

▼安全性はもちろん、バトルの楽しさも格段にアップ

昔のベーゴマは紐をグルグルと巻き付けたり、投げ方などが難しかったりする部分もあり、コマを回すのが大変でもありました。

また、投げる際にコマが人にぶつかる心配もつきものでした。

 

ベイブレードは専用の発射装置である「ランチャー」を使うことで誰でも簡単に回すことができます。

最新シリーズの『BEYBLADE X』は、ベイブレード(コマ)の軸についている“ギヤ”とスタジアムの“レール”がかみ合うことで、超加速を生み出す新ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」を搭載した歴代最速の『ベイブレード』シリーズで、安全ながらもベーゴマにはない激しいバトルを、より安全に楽しむことができるようになっています。

▼戦略性が深くなった

ベイブレードは主要パーツである「ブレード」、高さや重心バランスなどを決める「ラチェット」、動きや体制などを決める軸先「ビット」という3つのパーツを組み替えてカスタマイズすることできます。

アタックタイプやディフェンスタイプなどのタイプがあり、タイプごとの相性もあるため、より戦略的な楽しみ方が人気を呼んでいます。

▼親子で一緒に楽しめる

昔を懐かしむ保護者世代と、新しい『ベイブレード』に興味を持つ子ども。

世代を超えて一緒に楽しめるのも、現代版ベーゴマである『ベイブレード』の大きな魅力です。

 

参考:はじめての方へ|BEYBLADE X タカラトミー商品ページ

©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO

© TOMY

【お絵かきボード】 磁石ペンからタッチペンへ

描いては消し、描いては消し……。

磁石の力で砂鉄を動かして絵を描く「お絵かきボード」は、紙を何枚も使わずに済む画期的なおもちゃでした。

 

その手軽さと面白さは、令和の今、お絵描きタブレットやアプリへと進化。

色も機能も、表現の幅も無限大に広がっています。

進化したポイント

▼表現力が無限大に

お絵かきボードで描けるのは、黒い一本の線だけでした。

それでも子どもたちは、大好きなキャラクターや家族の似顔絵を描いて創造力を膨らませていました。

 

現代のお絵描きタブレットやアプリでは、使える色は数えきれないほどあり、クレヨン、絵の具、スプレーなど、ペンの種類もさまざま。

まるで魔法のように、思い通りの色やタッチで表現することができます。

▼便利な機能が満載

昔はレバーをスライドさせると、描いた絵が一瞬で消えるのが不思議な爽快感でした。

しかし、少しでも消し残しがあると画面が汚れてしまう不便さもありました。

 

現代の最大の進化は、何と言っても「元に戻す」機能があること。

「あ、はみ出しちゃった!」と思っても、ボタンひとつで描き直せるので、子どもたちは失敗を恐れずに創作活動に打ち込めます。

描いた絵をデータとして保存したり、SNSで共有したりすることも簡単になりました。

▼変わらない「創造する喜び」

使う道具はアナログからデジタルに変わりましたが、頭の中に思い描いたものを自分の手で形にするという「創造する喜び」は、今も昔も変わりません。

真っ白な画面に向かう時のワクワク感は、きっと昭和の子どもたちも、令和の子どもたちも同じはずです。

 

参考:おえかきせんせい・カラフルせんせい|マジカルプレイタイム|商品・おもちゃ情報|タカラトミー

【変身ベルト】 ヒーローアイテムのデジタル革命

昭和の時代から子どもたちの憧れだった仮面ライダー。

当時の変身ベルトは、ベルトを回すと中心部が光ったり、簡単な音が出たりする程度のシンプルなものでした。

それでも、ベルトを着けて「変身!」と叫ぶだけで、本当にヒーローになったような気分になれたものです。

 

現代の変身ベルトは、複数のアイテムを組み合わせることで多様な変身パターンを再現したり、収集したアイテムをコレクションして楽しんだりと、遊びの幅が大きく広がっています。

技術の進歩は、子どもたちの「なりきり体験」をより豊かで奥深いものにしています。

進化したポイント

▼リアルな音声と光の演出

本物のヒーローが使っているかのような、迫力ある音声と光の演出で、より本格的な変身体験ができるようになりました。

▼コレクション性と連動性

変身に使用するキーアイテムは、集めること自体が楽しみのひとつとなっています。

集めたアイテムとベルトが連動し、それぞれ異なる音声や光の演出が楽しめるようになっています。

▼親子で楽しめる設計

昔の変身ベルトを知っているパパやママも、現代版の高機能ぶりに驚いて、一緒になって遊んでしまうこと間違いなしです。

 

参考:仮面ライダーの世代で年齢がわかる!昭和・平成・令和の違いも解説 – 萬屋(よろずや)

【ミニカー】 乗り物おもちゃの三段階進化

昭和の男の子といえば「ミニカー」!

手のひらサイズの車を走らせたり、コレクションしたりして楽しんでいました。

坂道を作って競争させたり、砂場でコースを作ったり……想像力だけで無限に遊べる素晴らしいおもちゃでした。

その後、平成に入ると「ラジコンカー」が普及し、自分の操縦で車を自由に走らせることができるようになりました。

そして令和の現在では、「ドローン」まで子ども向けのおもちゃとして登場!

空を飛ぶ乗り物まで手軽に操縦できる時代になったんです。

進化したポイント

▼操作の精密性が向上

昔のラジコンカーは前後左右の簡単な操作でしたが、現代では細かなスピード調整や、スマートフォンと連動することまで可能になりました。

▼カメラ機能付きで新体験

ドローンにはカメラが搭載されているものもあり、空からの映像をリアルタイムで見ることができます。

鳥の目線で世界を見る体験は、子どもたちにとって忘れられない思い出になるでしょう。

▼安全機能の充実

安全機能も格段に向上しています。

プロペラガードが付属されていたり、自動で障害物を避けたりと、安心して遊ばせることができます。

 

※対象年齢が設けられているドローンや、自治体の条例やマナーを守る必要もあるため、屋外で飛ばす際は必ず大人が同伴して注意しながら遊んでください。

参考:小学生におすすめのドローン22選!子供向けのカメラ付きドローンや飛ばす時の注意点を解説

【絵本】読書の新しい扉が開いた

昭和の時代の読書といえば、もちろん「紙の本」。

図書館や本屋さんで本を選んで、ページをめくりながら読む……。

本の匂いや手触り、ページをめくる音まで含めて、読書の醍醐味でした。

 

現代では電子書籍が普及し、タブレットやスマートフォンで手軽に本を読むことができるようになりました。

さらに最近では「オーディオブック」も人気で、本を「聞く」という新しいスタイルも生まれています。

進化したポイント

▼いつでもどこでも読書タイム

電子書籍なら重い本を持ち歩く必要がなく、外出先でもサッと読書を始めることができます。

待ち時間も有効活用できますね。

▼親子で一緒に聞く楽しさ

オーディオブックなら、車での移動中に家族みんなで同じ物語を聞くことができます。

「今日はどんな展開になるかな?」なんて会話も弾みそうです。

▼読書のハードルが下がった

文字を読むのが苦手な子どもでも、オーディオブックなら物語の世界に入っていくことができ、読書への興味のきっかけになるかもしれません。

 

参考:オーディオブックで読み聞かせ!子供向け児童書・絵本が無料で試せる | soarlog2

まとめ

懐かしい遊びが現代でどんな進化を遂げているか、驚いた遊びもあったのではないでしょうか。

時代が変わっても、子どもたちが「楽しい!」と感じる本質的な部分は変わりません。
コマを回すワクワク感、飛行機が空を舞う爽快感……そんな根本的な楽しさは、昭和から令和まで受け継がれています。

そして令和版には、安全性の向上や新しい技術の導入など、昔では考えられなかったような進歩も加わっています。
パパやママが子どもの頃に感じていた楽しさを、より安全に、より豊かに体験できるようになっています。

今度の休日は、ぜひ親子で「懐かしくて新しい遊び」にチャレンジしてみませんか?
「昔はこうだったんだよ」「今はこんなふうになってるんだね」などと会話をしながら遊べば、きっと家族の絆も深まるでしょう。


文/なついろ

こちらのサービスをご利用になるには無料会員登録が必要です

すでに会員の方こちら

初めてご利用の方はこちら

閉じる