【七五三】マナー違反はある!? 子供のハレの日、ママは何を着ていくのが正解?

公開日:2025/11/07

【七五三】マナー違反はある!? 子供のハレの日、ママは何を着ていくのが正解?

七五三の日は11月15日とされていますが、仕事の予定やお子さんの体調などを考え、家族皆が都合の良い日にちを決めるのが一般的です。そんなお子さんのハレの日、パパはスーツ! と、すぐに選択肢が浮かびますが、ママはどんな服装をすれば良いのかと悩む人もいるのではないでしょうか。そこで、七五三のママコーデを考える際のポイントをまとめました。おすすめのコーデ集もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

“主役は子ども”が大前提

七五三は冠婚葬祭ではないため、服装にそこまで厳密な決まりごとがあるわけではありません。とはいえ、最上級のおめかしをしている子どもとのバランスや、寺院や神社にお参りに行くことなども考え、ある程度特別感のある、きちんとした装いが求められます。

 

そして、あくまで主役は子どもです。子どもよりも目立ってしまうような色、柄、過度な装飾など、華美すぎるファッションは控えましょう。華やかさと上品さを両立した装いが理想です。

 

また、子どもよりも格が上になるものも避けた方が良いといわれています。和装は洋装よりも格上と考えられているため、子どもが洋装の場合、ママは和装を避けた方が良いようです。

 

着物を着る場合は、礼装とされる「訪問着」、「付け下げ」、「色無地」、「江戸小紋」から選ぶのが一般的です。

七五三ママコーデ、NGな服装は?

主役は子どもといっても、パーカーやスウェットなど、あまりにカジュアルな服装はハレの日に好ましくありません。ご祈祷を受ける際の服装にも細かな決まりはないとはいえ、大切な儀式であることを考えて、それにふさわしい服装を心掛けましょう。そのような観点からも過度な露出も控えたいところです。

 

また、毛皮やアニマル柄のアイテムは、動物の殺生を連想させるため、寺院や神社へのお参りにはタブーといわれることもあるようです。子どもの袴の柄にはヒョウ柄、ゼブラ柄などもあることから、そこまで厳しくはないかもしれませんが、よく思わない人もいるということは頭に置いておいた方が良いかもしれません……。

ブラックフォーマルはアリ?

きちんとした服装をと考えたときに、ブラックフォーマルではダメなのかと悩むママもいるかもしれません。ブラックフォーマルとは、名前の通り黒い礼服のことで、冠婚葬祭で着るものです。喪服と違い慶事にも使えるので、もちろん七五三でママが着ることに問題はありません。

 

ただし、そのまま着ると、どうしても喪服感が強くなってしまうデザインのものもあるため注意が必要。靴やバッグ、アクセサリーなどを華やかなものにしたり、インナーには明るい色のアイテムを選ぶなど、爽やかな印象を与える着こなしを意識すると失敗を防げます。

 

とはいえ、「これで大丈夫かな?」、「喪服と思われないかな」と少しでも不安に思うようなら、潔く辞めておくのが正解! 七五三は写真を撮る機会が多いため、スマホやカメラの画面、あるいは現像した写真を見て、はじめて自分が浮いている……と気付くこともあるからです。写真はずっと残るものなので、見返したときに嫌な気持ちになることは避けたいですよね。

サンダルやスニーカーはアリ?

七五三にサンダルやスニーカーといったカジュアルなアイテムはOKか……。結論からいうと、「サンダルは避けておいた方がベター、スニーカーはデザインによる」です。

 

サンダルやミュールなど、つま先やかかとが見えるものは、神社などには不向きで避けておいた方が良いとされています。きれいめで上品なサンダルであれば、フォーマルなファッションとも相性が良く、実際に履いている人もいるようですが、まわりの目が気になるようなら、避けておいた方が無難です。

 

足元はパンプスやローファーが理想ではありますが、シンプルなデザインやカラーのスニーカーであれば問題はなさそう。たとえば妊婦さんや下の子をずっと抱っこしていなければならないという場合、歩きやすさを重視するママもいるでしょう。特に石畳や砂利道の多い神社や寺院では、高いヒールの靴などは危険です。

 

全体のバランスを見て、フォーマルな装いにも馴染むようなクセのない上品なスニーカーを選ぶようにしましょう。

ポイントは着まわせるか否か。おすすめコーデ集

七五三が終わったあとも入園式や卒園式、入学式や卒業式などがあることを考えて、セレモニースーツやセットアップのアイテムを1着持っておくのもひとつの手ですが、まずは1度手持ちの服を見直してみて。

 

うまくいけば十分ハレの日にふさわしい正装が作れたり、何か1枚買い足すだけで済む場合も。その際は、コーディネート次第で普段使いもできる着回し力の高い1着をゲットするのがポイントです。

 

以上のポイントも踏まえつつ、イチオシの“ハレの日”コーデを集めました。ハレの日コーデ迷子のママはぜひ参考にしてください。

出典:https://www.instagram.com/p/CzntpZpyyim/?img_index=1

 

特別な場所に華を添える着物。

 

子どもの着物よりも目立つことがないように、色みやトーンを合わせて選ぶと◎。「吉祥文様」や「松竹梅」などのおめでたい模様、紅葉や菊、月など季節感のある柄を選ぶと好感を持たれます。写真のNICO(@nico_mayline)さんは、お祖母さまの着物を着たのだそう。世代をこえて受け継がれるのも着物ならではの魅力ですね。

出典:https://www.instagram.com/p/DOQg9zmks8g/?img_index=1

 

ジャケットとオールインワンのセットアップ。しなやかで落ち感のある生地は、動きがあるので女性らしく柔らかな印象を与えてくれます。七五三や卒・入園式だけでなく、結婚式などのお呼ばれスタイルにもぴったり♪

出典:https://www.instagram.com/p/C2KTB4RyAbX/?img_index=1

 

クールでかっこいいママのムードを演出するジャケット&パンツのハンサムコーデ。パンツは上品なタック入りなので、ジャケットを脱いでもしっかり、きちんと感を残してくれます。ジャケット&パンツの鉄板セットアップは、別々で着てもオフィスはもちろん普段使いもできて汎用性◎!

出典:https://www.instagram.com/p/C4g-pkmyfjQ/?img_index=1

 

こちらは羽織るだけで洒落るロングジレとパンツのセットアップ。ジャンルレスに着こなしやすいジレは、コーデに取り入れるだけでおしゃれ度が加速する優秀アイテム。ロングジレを主役にしたコーデは秋の装いにぴったりなので、ぜひこれからの七五三シーズンにチャレンジしてみて。

出典:https://www.instagram.com/p/C38oiFRSul9/?img_index=1

 

1枚重ねるだけでこなれ感とトレンド感が増すベストも、この秋のレイヤードスタイルには外せません。「ロングジレはハードルが高い……」という低身長ママにもおすすめ。写真のような体型を拾わないボクシーなシルエットなら、着心地が良いだけでなく華奢見えも叶う♪

出典:https://www.instagram.com/p/C40NEJfvLGw/?img_index=1

 

ジャケットにパンツを合わせた王道スタイル。手持ちの服をベースにジャケットを買い足したいと考えている人は、オールシーズン使えるネイビーがイチオシ! ホワイトのパンツを合わせれば、シンプルながらもこなれた印象のスタイルが完成します。清潔感もきちんと感も両得♪

出典:https://www.instagram.com/p/DHe4BkjzmQY/?img_index=1

 

ジャケットスタイルのまんねりに悩む人は、1枚でパッとコーデが華やぐプリーツスカートがおすすめ。マニッシュなテーラードジャケットを合わせれば、甘すぎない上品で洗練された着こなしが叶います。普段はスウェットやニットなどと合わせてカジュアルダウンすればOK!

出典:https://www.instagram.com/p/DGQMu4LvY5B/?img_index=4

 

女性らしいバルーン袖、金のボタンなどのディテールが光る、1枚でサマになるジャケットが主役。インナーには写真のようにフィット感のあるアイテムを合わせると、ハレの日にぴったりな落ち着いた装いにまとまります。シックな黒で引き締めることで、ベージュがさらにクラスアップ♪

出典:https://www.instagram.com/p/DEGsalCSJ5m/?img_index=1

 

ジャケットだけでなく、トップスはきれいめなプルオーバーやブラウスでもOK。クールで都会的な印象のライトグレーは、白や黒はもちろんベージュやブラウン、カーキなどのベーシックカラー、さらに赤やピンクなどの明るい色とも相性抜群! コーデの幅を広げてくれる万能カラーです。

出典:https://www.instagram.com/p/DCRO9WwSc0n/?img_index=1

 

スカート派のママはワンピースもアリ! 裾にかけてふんわりと広がる女性らしいシルエットのワンピースも、シックで落ち着いたカラーを選べばフォーマルなシーンにもきちんとマッチ。可愛らしさはもちろん、動きやすさ、快適さも諦めたくないというママにおすすめです。

出典:https://www.instagram.com/p/DEyLCeSzlSU/?img_index=1

 

七五三も自分らしくひとクセあるスタイルを貫きたいという上級者ママには、サロペットという選択肢もあります。カジュアルな印象のつなぎも、ブラックを頼りにハリのある素材感とすっきりとスマートな縦長のシルエットで、フォーマルに振ることも可能。

出典:https://www.instagram.com/p/DGDPn0evdcq/?img_index=1

 

ボリュームのあるボウタイ付きのブラウスは、2025年秋冬も引き続きトレンド継続中! 1枚で着映える本命ブラウスには、切れ味の良い黒のパンツを合わせ、ヘアは写真のようにすっきりとまとめるのが正解! ほんのりと辛口なスパイスを効かせたフェミニンなママコーデの完成。

出典:https://www.instagram.com/p/DGQILBATLJj/?img_index=1

 

いつもと違う特別感を出したいなら、サスペンダーを投入するという手も! カジュアルな雰囲気もありつつ、上品でクラシカルな存在感も放つので、アウターなしでも手抜き感なく大人可愛いスタイルが作れます。子どもとお揃いにしても可愛らしく、写真映えもしそう♪

出典:https://www.instagram.com/p/C8y0sFdSQMe/?img_index=1

 

おめでたい日に全身黒は……と悩むママもその必要はありません! 抜け感を作るシアーなブラウスを合わせるなど、上下異素材のアイテムを掛け合わせるとメリハリが生まれ、暗い、重たい印象は持たれません。むしろ潔いオールブラックが洗練度を高めるのでかっこよくキマる!

まとめ

七五三のコーデで失敗しないポイントや、おすすめのコーディネート例をご紹介しました。細かな決まりごとやルールはないので、品良くまとめることを意識しながら自分らしいスタイルを考えてみてください。せっかく買った服が七五三以降出番がない……というのは少々寂しいので、日常で着回せるかどうかを考えながら賢くお買い物をするのがコツ♪

文/渡邊倫子

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