「本当に必要?」を考えよう! 年末から始めるミニマル&サステナブル生活

公開日:2025/12/24

「本当に必要?」を考えよう! 年末から始めるミニマル&サステナブル生活

年末になると、大掃除や片付け、買い替えなど「物と向き合う場面」が増えてきます。おもちゃや洋服、いつか使うかもと取っておいた雑貨など、気づけば収納スペースがパンパンに! ということも珍しくありません。

新しい年を迎える年末こそ、親子で「本当に必要な物」について考えてみませんか?

今回は、子どもと一緒に楽しみながらミニマル&サステナブルな暮らしを始めるアイデアをご紹介します。

「本当に必要?」を考えよう! 無駄を減らすためのマインド作り

物を減らすためには、まず「なぜ減らすのか」「何が本当に必要なのか」を家族で共有することが大切です。

ただ「捨てなさい」と言うだけでは、子どもは納得できません。

家族みんなで話し合い、「本当に必要?」を考えることから始めましょう。

家族で「ミニマル会議」を開く!

ゆっくり時間を取れる週末などに、「私たちの家に本当に必要な物って何だろう?」をテーマとするミニマル会議を開いてみましょう。

 

「物が少ないとどんないいことがあると思う?」と子どもに問いかけてみてください。

 

  • 探し物がすぐに見つかる
  • 部屋が広くスッキリする
  • 広いスペースで遊べる

 

物が少ないことのメリットは想像以上にたくさんあります。

会議では「理想の暮らし」のイメージを家族みんなで共有することが大切です。

家族みんなに「物を減らそう!」という意識が芽生えれば、「結局、片付けはママばっかり!!」という事態を防げますよ。

「買う前に考える」習慣をつけよう

無駄な物を増やさないためには、増やさない工夫も大切です。

何かと出費が増える年末に向け、買い物をする前に次のような「質問リスト」を準備しましょう。

何度も問いかけながら買い物をすることで、無駄な物を購入してしまう失敗を減らせます。

 

  • 今すぐ必要な物?
  • 代わりになる物は家にない?
  • 3日たっても欲しいと思う?

 

買い物前の質問を習慣化することは、子どもの「考える力」を育てることにもつながります。

年末こそ! 親子で楽しむ『お片付け大作戦』

マインドが整ったら、いよいよ実践です。

年末の大掃除シーズンは、親子で片付けに取り組む絶好のチャンス。

ここでは、お片付けを楽しいイベントに変える工夫をご紹介します。

タイマーを使って10分チャレンジ!

片付けのハードルを下げるコツは短い時間で区切ること

時間を掛けすぎると、子どもは飽きてしまいます。

 

タイマーを10分にセットし、「よーいスタート!」とゲーム感覚で取り組んでみましょう。

 

「今日は文房具ゾーン」「おもちゃ箱の半分」「引出し1つ分」と決めて進めれば、大きな負担はありません。

 

片付けができた日は「お片付け表」にシールを貼っていくと、子どものお片付けに対するモチベーションが上がります。

使っていないおもちゃに「ありがとう」を言ってお別れ

子どもにとって、おもちゃとのお別れは簡単ではありません。

「もう遊ばないけど、捨てるのはかわいそう」という気持ちは大切にしてあげましょう。

 

子どもがおもちゃとお別れするときは「ありがとうの儀式」を取り入れるのがおすすめです。

手放すことに決めたおもちゃを並べて、「今まで楽しい時間をありがとう」と感謝の気持ちを伝える時間を作ります。

 

「たくさん遊んでくれてありがとう」「新しい持ち主のところで活躍してね」……、感謝の気持ちを言葉に出すと、子どもも気持ちの整理をつけやすくなりますよ。

 

ただし子どもが「どうしても捨てたくない」と嫌がるときは、無理をする必要はありません。

子どものペースを尊重し、少しずつ物との付き合い方を教えてあげてください。

いらない物を手放す! 罪悪感の少ない手放しアイデア

手放す物をゴミとして処分してしまうのは、なんだか心が痛むものです。

使える物・きれいな物は次の役割を与えてあげると、「捨ててしまうなんて……」という罪悪感を覚えにくくなります。

 

ここからは、ただ捨てるのではなく、次の使い道につなげる手放しアイデアをご紹介します。

きれいな物は寄付・譲渡

まだ使えるおもちゃや洋服、絵本などは、必要としている人に譲りましょう。

物の寿命を延ばしやすく、無駄の少ないサステナブルなアクションとなります。

 

  • 地域のコミュニティ: 近所の子育てサークルや、幼稚園・保育園のバザーなどに提供する。
  • 寄付団体: 海外の子どもたちへの支援をしているNPOや、子ども服・おもちゃの寄付を受け付けている団体に送る。(※事前に受け入れ品目を確認しましょう)
  • フリマアプリ・リサイクルショップ: 少し手間はかかりますが、次の持ち主の顔が見えやすい形で譲ることができます。

 

「誰かの役に立つ」と思えるだけで、手放す気持ちが前向きになりますよ!

工作素材として再利用

すぐに手放すのではなく、最後に「遊び尽くす」のも物を大切にする素敵なアイデアです。

空き箱や包装紙、リボンなどは、利用価値の高い工作素材になります。

積極的に活用し、子どもの想像力と「作りたい」という気持ちを刺激してあげましょう。

 

ASOPPA!では、牛乳パックやリボンを活用した楽しい工作レシピをたくさんご紹介しています。

ぜひ親子の楽しい時間に活用してみてください!

 

■【お正月】トイレットペーパーの芯と牛乳パックの「門松」作り方

■\フェルト×マジックテープ×牛乳パック/くり返しはってはがせるペッタン遊び! 

■牛乳パック・ビニール袋・ストローで!「むくむくふくらむびっくりおばけ」を作ろう! 

■かながわキンタロウとオレンジリボンのフォトフレーム-工作

 

注意点は、工作素材も「適量を意識する」こと。

工作素材を残すときは、「この箱に入る分だけ」などとルールをきちんと決めておくことが大切です。

古着を楽しくリメイク

着られなくなった洋服も、捨てる前にリメイクすれば新しい役割が生まれます。

 

Tシャツやタオルは、ハサミで切るだけで雑巾に変身。

子どもと一緒にチョキチョキ切って、お掃除用に使いましょう。

お気に入りの柄の部分だけ残して、コースターやランチョンマットにするのも楽しいですね。

 

少し縫い物ができるなら、古着をエコバッグや巾着袋にリメイクするのもおすすめです。

子どもの小さい頃の洋服を使えば、思い出も形に残ります。

 

リメイクは、物を大切に最後まで使い切る姿勢を子どもに伝える良い機会です。

「捨てる」のではなく「姿を変えて使い続ける」という発想は、サステナブルな暮らしの基本になりますよ!

まとめ

ミニマルな暮らしは、物を減らすことが目的ではありません。
家族の暮らしをもっと心地よくするための必要な選択です。

一年の節目となる年末は、いらない物を片付ける絶好のタイミング。
家族で理想の暮らしを話し合いながら、無理なく、楽しく、ゆっくりと片付けを進めてみてくださいね!


文/カワサキカオリ

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