年末になると、大掃除や片付け、買い替えなど「物と向き合う場面」が増えてきます。おもちゃや洋服、いつか使うかもと取っておいた雑貨など、気づけば収納スペースがパンパンに! ということも珍しくありません。
新しい年を迎える年末こそ、親子で「本当に必要な物」について考えてみませんか?
今回は、子どもと一緒に楽しみながらミニマル&サステナブルな暮らしを始めるアイデアをご紹介します。
年末になると、大掃除や片付け、買い替えなど「物と向き合う場面」が増えてきます。おもちゃや洋服、いつか使うかもと取っておいた雑貨など、気づけば収納スペースがパンパンに! ということも珍しくありません。
新しい年を迎える年末こそ、親子で「本当に必要な物」について考えてみませんか?
今回は、子どもと一緒に楽しみながらミニマル&サステナブルな暮らしを始めるアイデアをご紹介します。
物を減らすためには、まず「なぜ減らすのか」「何が本当に必要なのか」を家族で共有することが大切です。
ただ「捨てなさい」と言うだけでは、子どもは納得できません。
家族みんなで話し合い、「本当に必要?」を考えることから始めましょう。
ゆっくり時間を取れる週末などに、「私たちの家に本当に必要な物って何だろう?」をテーマとするミニマル会議を開いてみましょう。
「物が少ないとどんないいことがあると思う?」と子どもに問いかけてみてください。
物が少ないことのメリットは想像以上にたくさんあります。
会議では「理想の暮らし」のイメージを家族みんなで共有することが大切です。
家族みんなに「物を減らそう!」という意識が芽生えれば、「結局、片付けはママばっかり!!」という事態を防げますよ。
無駄な物を増やさないためには、増やさない工夫も大切です。
何かと出費が増える年末に向け、買い物をする前に次のような「質問リスト」を準備しましょう。
何度も問いかけながら買い物をすることで、無駄な物を購入してしまう失敗を減らせます。
買い物前の質問を習慣化することは、子どもの「考える力」を育てることにもつながります。
マインドが整ったら、いよいよ実践です。
年末の大掃除シーズンは、親子で片付けに取り組む絶好のチャンス。
ここでは、お片付けを楽しいイベントに変える工夫をご紹介します。
片付けのハードルを下げるコツは短い時間で区切ること。
時間を掛けすぎると、子どもは飽きてしまいます。
タイマーを10分にセットし、「よーいスタート!」とゲーム感覚で取り組んでみましょう。
「今日は文房具ゾーン」「おもちゃ箱の半分」「引出し1つ分」と決めて進めれば、大きな負担はありません。
片付けができた日は「お片付け表」にシールを貼っていくと、子どものお片付けに対するモチベーションが上がります。
子どもにとって、おもちゃとのお別れは簡単ではありません。
「もう遊ばないけど、捨てるのはかわいそう」という気持ちは大切にしてあげましょう。
子どもがおもちゃとお別れするときは「ありがとうの儀式」を取り入れるのがおすすめです。
手放すことに決めたおもちゃを並べて、「今まで楽しい時間をありがとう」と感謝の気持ちを伝える時間を作ります。
「たくさん遊んでくれてありがとう」「新しい持ち主のところで活躍してね」……、感謝の気持ちを言葉に出すと、子どもも気持ちの整理をつけやすくなりますよ。
ただし子どもが「どうしても捨てたくない」と嫌がるときは、無理をする必要はありません。
子どものペースを尊重し、少しずつ物との付き合い方を教えてあげてください。
手放す物をゴミとして処分してしまうのは、なんだか心が痛むものです。
使える物・きれいな物は次の役割を与えてあげると、「捨ててしまうなんて……」という罪悪感を覚えにくくなります。
ここからは、ただ捨てるのではなく、次の使い道につなげる手放しアイデアをご紹介します。
まだ使えるおもちゃや洋服、絵本などは、必要としている人に譲りましょう。
物の寿命を延ばしやすく、無駄の少ないサステナブルなアクションとなります。
「誰かの役に立つ」と思えるだけで、手放す気持ちが前向きになりますよ!
すぐに手放すのではなく、最後に「遊び尽くす」のも物を大切にする素敵なアイデアです。
空き箱や包装紙、リボンなどは、利用価値の高い工作素材になります。
積極的に活用し、子どもの想像力と「作りたい」という気持ちを刺激してあげましょう。
ASOPPA!では、牛乳パックやリボンを活用した楽しい工作レシピをたくさんご紹介しています。
ぜひ親子の楽しい時間に活用してみてください!
■【お正月】トイレットペーパーの芯と牛乳パックの「門松」作り方
■\フェルト×マジックテープ×牛乳パック/くり返しはってはがせるペッタン遊び!
■牛乳パック・ビニール袋・ストローで!「むくむくふくらむびっくりおばけ」を作ろう!
注意点は、工作素材も「適量を意識する」こと。
工作素材を残すときは、「この箱に入る分だけ」などとルールをきちんと決めておくことが大切です。
着られなくなった洋服も、捨てる前にリメイクすれば新しい役割が生まれます。
Tシャツやタオルは、ハサミで切るだけで雑巾に変身。
子どもと一緒にチョキチョキ切って、お掃除用に使いましょう。
お気に入りの柄の部分だけ残して、コースターやランチョンマットにするのも楽しいですね。
少し縫い物ができるなら、古着をエコバッグや巾着袋にリメイクするのもおすすめです。
子どもの小さい頃の洋服を使えば、思い出も形に残ります。
リメイクは、物を大切に最後まで使い切る姿勢を子どもに伝える良い機会です。
「捨てる」のではなく「姿を変えて使い続ける」という発想は、サステナブルな暮らしの基本になりますよ!