公開日:2021/11/19

【読み聞かせが苦手なママ・パパへ】
読み聞かせがツラく感じるワケと、親も楽しくなる絵本の選び方 教えます!

【読み聞かせが苦手なママ・パパへ】
読み聞かせがツラく感じるワケと、親も楽しくなる絵本の選び方 教えます!

試行錯誤しながら子育てに向き合うママ・パパの周りには、育児に関するさまざまな情報があふれています。

 

なかでも、よく耳にするのが「絵本の読み聞かせ」について。

 

「幼少期の絵本の読み聞かせがいろんな効果がある」や、

「東京大学の学生は読み聞かせで育った」など、

読み聞かせにまつわる多くのエピソードを聞くことも。

 

でも、読み聞かせを日々楽しんでいる方もいれば、少し苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか?

 

今回は、絵本の読み聞かせが得意じゃない、苦手に感じている方に向けて、心が少し軽くなるような内容をお届けします。

 

絵本はなぜ大切と言われているの?そこから得られるものは?

 

「幼少期の絵本の読み聞かせ経験がとても大切」というのは、さまざまな場面で言われています。

 

育児書で見たことがあったり、子育て相談をした時に聞いたことがあったりすると思います。

 

では、なぜ絵本の読み聞かせが子育てにおいて大切と言われているかご存知ですか?

 

絵本の読み聞かせを続けていると、子どもの心の成長や発達においても、教育面においても良い影響があると言われているため、重要視している方が多いようです。

 

それではどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

①読解力や想像力が身につく

 

読み聞かせによって、“読解力”や“想像力”が鍛えられると言われています。

特に読解力は、勉強において教科問わず必要な力です。

 

小学生のお子さんを持つ親御さんのなかで

「算数の計算問題は得意だけれど、文章題になるととたんにできなくなる」といった悩みが多くあがりますが、

その原因のひとつが「読解力の有無」と言われています。

 

読解力とは、簡単に言うと「文字情報を視覚化すること」すなわち、言葉で書いてあることを頭の中で絵や映像に置き換えできるかどうかです。

 

これができることで、文章からどんな式をたてれば良いかがわかります。

しかし、ビジュアル化がうまくいかないと、書いてある数字をただ足したり引いたり、問題の意図に沿わない解き方をしてしまうのです。

 

近年の中学受験の問題では、公式の暗記や計算力だけでは解けない問題が多く出題されています。

資料を読み解き答えを導く問題も少なくなく、算数力だけでなく基本となる読解力の有無も見られているのです。

 

「絵本の読み聞かせ」は“読解力”の基盤を整えられる最高の方法と言っても過言ではありません。

 

まだ文字が読めない時期でも子どもたちは、絵を見ながらママ・パパの読む文章を聞き取り、絵と文章をリンクさせていきます。

 

不思議なことにこれは訓練せずとも、何度も読み聞かせをしていくうちに自然とできるようになります。これは、前述した「文章のイメージ化」の逆ですよね。

 

絵を見て文章を理解することを繰り返すと、文章を読むことで絵を想像できるようになるのです。

 

②語彙力UPに繋がる!

 

絵本を読み聞かせしていると、たくさんの言葉に出合います。

 

赤ちゃん向け絵本には、動物や乗り物の名前など、ものの名前がたくさん書かれた絵本が多いですよね。

「わんわん」という言葉を絵本で知り、お散歩中に犬を見た時に指をさして「わんわん!」と口にした、なんてことも。

 

また、幼児期以降向けの絵本では文章が徐々に多くなり、段々と言葉の意味や使い方を学んでいくでしょう。

 

絵本はまさに「言葉のシャワー」。たくさん与えてあげることで、語彙力という芽が出て、実をつけていきます。

吸収力の高い時期に、さまざまな種類の絵本と出合うことで、たくさんの言葉にも出合えます。

 

③「親子のコミュニケーション」となる

 

毎日の育児、大変ですよね。

 

初めての育児でも、きょうだい育児でもそれぞれ違った大変さがあると思います。

 

うまくいかないなと悩んだり、壁にぶつかり不安でいっぱいになったり……。子どもをきつく叱ってしまったと落ち込むときもあるでしょう。

 

そんな時はぜひ、子どもをひざに乗せたり、一緒に寝転んだりして絵本を読んでみてください。

 

大好きなママ・パパの声で物語を読んでもらうことで、子どもは安心し親自身も少し心がほぐれるはずです。

 

夜寝る前に読み聞かせをすることで、その日のモヤモヤが少しリセットできるかもしれません。

読み聞かせはまだ言葉を交わせない時期からできるので、赤ちゃんの時からできる「親子のコミュニケーション」と言えるでしょう。

 

 

読み聞かせが苦手…。その理由は?

 

「読み聞かせが良い、というのはすでに知っている!」という方もいるでしょう。良いことはわかっていても、苦手な気持ちが払拭できない方も少なくありません。

 

なぜ苦手に感じるのか、また苦手意識を少しでも減らせる方法はあるのか、掘り下げていきます。

 

感情を込めて読むのが苦手…

 

図書館や読み聞かせイベント、幼稚園・保育園などの先生による読み聞かせなど、その道のプロと呼ばれる方の読み聞かせを聞いたことがあると思います。

 

登場人物ごとに声色を変えたり、感情がこもっていたり、世界観に引き込まれるような読み方をしていますよね。

 

その様子を見て、「あんな風に読めない!」「なりきって読むなんてちょっと恥ずかしい……」と感じたことはありませんか?

 

もしかしたら、それが苦手意識に繋がっているかもしれません。しかし、決して上手に読もうとしなくてもいいのです。

 

子どもの想像力は無限大!大人が平坦に読んでいるかも、と思っていても子どもの頭の中では登場人物がそれぞれ語り合っていることでしょう。

あえて声色を変えずに読むことで、子ども自身が想像する訓練になるとも言われています。

 

うまく読もうと思いすぎず、わが子を想って読むだけで十分子どもに気持ちが伝わりますよ。

 

繰り返しが大変…

 

子どもは気に入ったものに対しては、「もっともっと!」と繰り返し求めることが多いですよね。

絵本においてもよくあることで、読み聞かせをしようとすると毎回同じ絵本ばかり持ってきて親がうんざりしてしまう場合も。

 

こればかりは少し忍耐が必要ですが、繰り返し求める絵本はぜひ読んであげてください。何度も持ってくるということは、その世界に夢中になっている証拠。

 

夢中になっている時や好きなことをしている時は、学びも深まります。絵本と実体験を結びつけるなど、興味の幅を広げるきっかけにもなるでしょう。

 

それでも読む側が飽きてしまう時は、同じシリーズの絵本や関連のある内容の絵本を一緒に探してみるのもおすすめです。

 

「繰り返しは夢中になっている証」と見方を変えてみると、少し前向きに捉えられるかもしれません。

 

子どもが聞いてくれない…

 

親が張り切って読み聞かせをしようとしても、子どもが必ず喜ぶとは限りません。

読んでいる途中でどこかに行ってしまったり、どんどんページをめくってしまったり、思うように進められないことが続くと、自信がなくなってしまいますよね。

 

もしかしたら今は絵本に興味がないのかもしれません。他に夢中になることがあるのなら、無理に読み聞かせをする必要はないと思います。

 

しかし、機会がなければ絵本の面白さを知ることもありません。ママ・パパの無理のない程度に、「絵本読もうか」と時間を作ってみてください。寝る前の5分でもOK!

 

途中で興味を失ってしまったら「今日はここでおしまい」と明るく区切ってしまいましょう。絵本に慣れてくれば、段々と興味を示すはず。

 

また、一緒に大きな本屋さんに行ったり、図書館に行ったり、子ども自身が絵本を手に取れるところに行ってみましょう。リビングや、おもちゃ棚の一部など子どもの目に届くところに置いておくのも手です。

 

毎日目にしていると、なんとなく気になり手が伸びるようになることも。まずは絵本に慣れてもらうことから始めましょう。

 

「読まなきゃいけない」という義務感が辛い…

 

さまざまな場面で読み聞かせの重要性について目にしていると、段々と義務的に感じてしまうかもしれません。

 

毎日忙しいママ・パパ達にとって、一分一秒が貴重です。なかなか読み聞かせの時間が取れないことだってあるでしょう。

 

もちろん毎日の習慣になるとうれしいですが、一週間に一回でも、気が向いた時でも小さな積み重ねが実を結びます。

 

大切なのは、大人が楽しい気持ちで読むことです。自分たちのペースで無理なく進めれば大丈夫ですよ!

 

読み聞かせが負担にならない絵本選びのコツ

さて、ここまで読み聞かせのメリットや苦手と感じる理由について掘り下げていきました。

絵本は子どもの本と思われがちですが、実は大人も楽しいと感じる要素が詰まっています。

 

ここでは聞いている方も読んでいる方も楽しくなる絵本の選び方について説明します。

 

①読み継がれている絵本を選ぶ!

 

いざ読み聞かせをしようと思っても、数え切れないほどある絵本の中からどれを選んだらよいかわからず、困ってしまうことはありませんか?

 

その選び方の一つの目安として、巻末の奥付(おくづけ)の刷り数を見る方法があります。

 

 

刷り数が多ければ多いほど、何度も増刷されているという意味です。

 

絵本を選ぶ際は、ぜひ奥付を確認してみてください。

 

②好きな“絵”の絵本を選ぶ!

 

絵本において、絵はさまざまな役割を果たします。一般的な書物において、物語は文章で書かれることが多いですが、絵本では絵が物語を語ります。

 

絵を見るだけでも、登場人物の感情がありありと感じ取れたり、物語の背景が見えてきたり……良質な絵本は、絵が物語の世界に導いてくれます。

 

素敵に感じる絵が描かれている絵本なら、何度読んでも楽しい気持ちでいられます。

 

絵の中にさまざまな物語が描かれているので、子どもたちはその中に色々な発見をするはずです。

絵を見るだけでストーリーを感じ取り、その世界に没頭できるような絵本は、親子ともに楽しいと感じることでしょう。

 

③文章が少ない絵本から始める

 

読み聞かせが苦手なら、文章が少ない絵本からスタートするのもひとつです。先程お伝えしたように、絵を見るだけで物語を楽しめる絵本はたくさんあります。

 

文章が少ない絵本でも、絵を見ながら親子で語り合ったり、想像したりさまざまな楽しみ方がありますよ。

 

まとめ

子育てにおいて大切なことは、ママやパパが少しでも心地よく過ごせることかと思います。

大変なことも多いので、いつでもハッピーに!というわけにいかないのが現実ですが、
負担に感じることは多くないほうがいいですよね。

「絵本の読み聞かせ」も同様に、楽しめることが大切です。
子どもはとっても敏感なので、ママやパパの気持ちを感じ取ります。

人それぞれ、できることは異なります。できるときにできる範囲で、親子で絵本に触れてみてください。

大人が「読みたいな」と感じた絵本から始めてみても良いと思います。

絵本のなかには、素敵な世界が広がっていて、自由に想像したり旅をしたり、楽しいことがたくさんありますよ!

文/秋音ゆう

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