【水族館で見れるレアなやつ】そうだ、水族館に行こう! 海に住む人気の生き物・レアな生き物を紹介

公開日:2026/07/31

【水族館で見れるレアなやつ】そうだ、水族館に行こう! 海に住む人気の生き物・レアな生き物を紹介

水族館は、海や川の中という人間が本来入れない世界を安全に観察できる場所です。ふだん見られない世界をのぞき見できるのは、子どもはもちろん大人にとっても楽しい体験ですよね。

 

この記事では「最近水族館に行っていないな……」という方に向け、水族館の魅力をご紹介。海や川の人気者から、特定の水族館でしか見られないレアな生き物をまとめました。お気に入りの生き物を見つけて、次のお出かけの参考にしてみてくださいね!

 

※展示されている生き物や展示内容は変わることがあります。お出掛け前に、必ず公式サイトで情報を確認してください!

水族館に行ったらまずはコレ! 絶対に外せない海の人気者

イルカ|お互いを名前で呼び合う! 海の知能派

イルカは、クジラ目ハクジラ亜目に属する哺乳類の仲間です。

分類学上、クジラとイルカに明確な境界線はありません。

一般的には、成体になったときの体長が4〜5メートル以下のものをイルカ、それ以上のものがクジラと呼ばれています。

 

世界に住むイルカの種類は、約40種類。地球上のあらゆる水域に存在しており、生息地は温帯・熱帯の浅い海から北極海周辺の氷に囲まれた海までさまざまです。

イルカが非常に賢いというのは、すでによく知られていますよね。

動物の知性の指標とされる「脳化指数(EQ)」で見ると、人間に次いで賢いのはイルカなのだそうです。

水族館では、人間のサインをきちんと理解して、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。

 

イルカに会える水族館

  • 登別マリンパークニクス(北海道)
  • 横浜・八景島シーパラダイス(神奈川)
  • 下田海中水族館(静岡)
  • 京都水族館(京都)
  • マリンワールド海の中道(福岡)など多数

ペンギン|空は飛べないけれど泳ぎの達人

ペンギンは、ペンギン目ペンギン科に属する海鳥です。

鳥の仲間でありながら空を飛ぶことはできませんが、その代わりに水中での生活に適応した体を持っています。

 

ペンギンの種類は世界に18種類ほどいるとされ、生息地もさまざまです。

南極の厳しい寒さの中で暮らす種類が有名ですが、赤道近くの島々に生息する種類もいます。

ペンギンの大きな特徴は、翼を使って泳ぐことです。

羽ばたくように水中を進む姿は、まるで空を飛んでいるかのよう。

種類によっては時速30km以上で泳ぐこともでき、魚やオキアミなどを追いかけて捕まえます。

 

陸上ではよちよちと歩く姿が親しまれていますが、水の中では驚くほど機敏です。

日本は世界でもトップクラスのペンギン飼育国であり、全国各地の水族館でフンボルトペンギンやマゼランペンギンといった多様な種に出会うことができます。

 

ペンギンに会える水族館

  • 旭川市旭山動物園(北海道)
  • サンシャイン水族館(東京都)
  • 長崎ペンギン水族館(長崎県) など多数

アシカ|しなやかな動きが魅力のパフォーマー

アシカは、食肉目アシカ科に属する海棲哺乳類です。

よく似た生き物にアザラシがいますが、見分けるポイントは耳介(耳たぶ)!

アシカには小さな耳たぶがありますが、アザラシにはありません。

また、前脚を使って上体を起こして歩けるため、陸上での動きもアザラシより機敏です。

アシカが水族館で人気を集める理由の1つが、その高い運動能力です。

流線形の体と力強い前足を使って泳ぎ、水中では素早く方向転換できます。

人とのコミュニケーション能力にも優れており、ショーではジャンプやボールのパフォーマンスなども得意です。

 

アシカに会える水族館

  • 鴨川シーワールド(千葉県)
  • 横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
  • 仙台うみの杜水族館(宮城県)
  • 海響館(山口県) など多数

サメ|鋭い感覚で海を生き抜くハンター

サメは、軟骨魚綱に属する魚類の仲間です。

世界に500種類以上いるとされており、姿や大きさはさまざま。

数十センチほどの小型種もいれば、体長10メートルを超えるジンベエザメのような大型種もいます。

映画などの影響から獰猛なイメージを持たれがちですが、人を積極的に襲う種類はごく一部です。

サメは、数百メートル先のわずかな血のにおいを嗅ぎ分ける嗅覚に加え、生き物が発する微弱な電気信号を感知する「ロレンチーニ器官」を持っています。視界の悪い濁った海や光の届かない真っ暗な深海、さらには砂の中であっても、獲物を察知することが可能です。

 

サメをたくさん見たい人におすすめなのは、約60種類のサメを飼育している、茨城県のアクアワールド茨城県大洗水族館です。

また、圧倒的な大きさを誇るジンベエザメは、大阪の「海遊館」、鹿児島の「いおワールド かごしま水族館」、沖縄の「沖縄美ら海水族館」の3館で見られます。

 

サメに会える水族館

  • 仙台うみの杜水族館(宮城県)
  • 越前松島水族館(福井県)
  • マクセル アクアパーク品川(東京都)
  • しまね海洋館アクアス(島根県)など多数

特定の水族館でしか見られない! レアな生き物

日本の水族館の中には、他では見ることができない生き物を飼育しているところもあります。

他ではなかなか見られない、レアな生き物を紹介します。

 

参考:ジュゴンについて |WWFジャパン

参考:マンタ | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

参考:マナティー | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

参考:ナンキョクオキアミ|名古屋港水族館 

参考:泳ぐネコ |WWFジャパン

ジュゴン|人魚伝説のモデルになった海の草食動物

ジュゴンは、カイギュウ目ジュゴン科に属する海棲哺乳類です。

同じカイギュウ目のマナティーとよく混同されますが、尾びれの形が魚のように二股に分かれているのがジュゴン。

インド洋から西太平洋にかけての暖かい沿岸域に生息しており、日本では沖縄周辺の海に野生個体が確認されています。

海棲哺乳類としては珍しく、ジュゴンは「海草(うみくさ)」を主食とする草食性です。

海底の草を泥ごと掘り起こしながら食べ進めるため、ブルドーザーなどといわれることもあります。

 

現在、野生のジュゴンは数が激減しており、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されています。

日本国内で飼育展示しているのは鳥羽水族館(三重県)のみで、世界的に見ても希少です。

マンタ|翼のようなヒレで海を舞う巨大なエイ

エイの仲間であるマンタは、トビエイ目イトマキエイ科に属する魚類です。

オニイトマキエイやナンヨウマンタなどの種類があり、大きなものでは横幅が9メートルになることもあります。

ただし主食はプランクトンや小魚など、非常に小さな生物です。食事するときは頭の前方にある「頭鰭(とうき)」と呼ばれる突起を使って海水を口へ導き、効率よく餌を集めます。

マンタは飼育が難しいことで知られており、飼育には大型水槽や高度な技術が必要です。

日本では、沖縄美ら海水族館(沖縄)、海遊館(大阪)、マクセル アクアパーク品川(東京)で見られます。

中でも沖縄美ら海水族館は、世界で初めてナンヨウマンタの繁殖に成功した施設です。

マナティー|人懐っこい「海の牛」!

マナティーは、カイギュウ目マナティー科に属する水生哺乳類です。

丸みを帯びた大きな体と穏やかな表情が特徴で、その性格のおだやかさから「海の牛」と呼ばれています。

 

種類はアメリカマナティー、アマゾンマナティー、アフリカマナティーの3種が知られており、生息地はカリブ海沿岸や南米の河川、西アフリカの沿岸域など、比較的温暖な浅い水域です。

主食は水草や海草で、1日に体重の1割近い量の植物を食べることもあります。

大きな体をしていますが、基本的にはのんびりと泳ぎながら食事をする生活を送っています。

マナティーの魅力は、人懐っこい性格!

好奇心が強く、水槽のガラス越しに人の近くへ寄ってくることもあります。

体重は数百キログラムにもなりますが、前足を器用に使って食べ物を口へ運ぶ姿はどこか愛らしく、多くの来館者を惹きつけています。

 

ジュゴンと同様に絶滅危惧種に指定されており、国内で見られるのは、沖縄美ら海水族館(沖縄県)・鳥羽水族館(三重県)・新屋島水族館(香川県)・熱川バナナワニ園(静岡県)の4つです。

ナンキョクオキアミ|南極の生態系を支える小さな主役

出典:Photo by Professor Dr. habil. Uwe Kils, larger images www.ecoscope.com 

 

ナンキョクオキアミは、南極海に生息する甲殻類の仲間です。

見た目は小さなエビに似ていますが、体長は5〜6cmほどしかありません。

 

そんなナンキョクオキアミは、ペンギン、クジラをはじめとする南極の生き物にとって大切な食料です。

南極においては、食物網の基盤として生態系を支えています。

 

ナンキョクオキアミは体内に発光器官を持っており、暗い海中で青緑色の光を発します。

なぜ発光するのかは、完全には解明されていません。

仲間とのコミュニケーションや外敵から身を守るためではないかといわれています。

 

また、自分の体を縮小させて代謝を落とし、エネルギー消費を抑えるという生存戦略をとる点も非常にユニークです。

「体が縮む」という現象は、他の生き物にはあまり見られません。

 

生きているナンキョクオキアミに会えるのは、世界で名古屋港水族館のみです。

併設のレストランでは、期間限定でナンキョクオキアミを使った料理が提供された例もあります。

【おまけ】スナドリネコ|魚を捕まえるのが得意な水辺のネコ

スナドリネコは、ネコ目ネコ科に属する野生のネコの仲間です。

インドから東南アジアにかけての河川、湿地、マングローブ林などの水辺に生息しており、イエネコより一回り大きい体つきをしています。

水を嫌うイエネコのイメージとは対照的に、スナドリネコは水に入ることを厭いません。

足の指の間に小さな水かきがあり、被毛は二層構造で水をはじきやすくなっています。

泳ぎが得意で、水中に顔を突っ込んで魚を捕まえるだけでなく、川に潜って獲物を追うこともあります。

前脚で水面をたたいて魚をおびき寄せる行動も観察されており、ネコ科動物としては異色の狩りのスタイルを持っています。

 

スナドリネコを展示している施設はさまざまありますが、その多くは動物園です。

水族館では唯一、鳥羽水族館(三重県)で飼育されています。

まとめ

水族館には、イルカやペンギンといった人気者から、ジュゴンやナンキョクオキアミなどの珍しい生き物まで、さまざまな生き物が暮らしています。

気になる生き物を見つけたら、ぜひ実際に水族館へ足を運んでみてください。
図鑑や映像では伝わらない大きさや動き、表情を間近で観察できるのは水族館ならではです!
親子でお気に入りの生き物を探しながら、水の世界の魅力に触れてみましょう。


文/カワサキカオリ

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