【子どもが3人いるってどうなの?】
2歳・4歳・6歳差の子どもを育てるママのリアル

公開日:2021/12/09

【子どもが3人いるってどうなの?】
2歳・4歳・6歳差の子どもを育てるママのリアル

 

初めての育児が少し落ち着いてきて、「そろそろきょうだいを……」と考えていると、気になるのが年の差について。

 

また、下の子が生まれた方で「◯歳差の育児ってこれからどうなるの?!」と少し不安に感じている方もいるかもしれません。

 

筆者は現在、1歳、3歳、7歳の男の子を育てています。

それぞれ、2歳差、4歳差、6歳差になりますが、彼らを見ていると年齢差ごとの関係性があることに気がつきました。

 

今回は、2歳差、4歳差、6歳差はどういった関係なのか?

育児はどうなるのか、リアルな生活をお伝えします。

 

日々子育てに奮闘しているママ・パパにとって参考になるとうれしいです。

 

6歳差育児のリアル

 

年齢差が大きい6歳差きょうだい。わが家の7歳・1歳兄弟を例にその実態をご紹介します。

 

6歳差ってどんな関係?

 

6歳差のきょうだいは「頼りになるお兄ちゃんと赤ちゃん」という関係。

 

上の子は下の子が生まれる前から「お兄さん/お姉さんになる」という意識が芽生えています。

わが家の長男も、赤ちゃんに率先して関わりを持とうとお世話をしたがり、

少しずつお手伝いをお願いしていました。

 

下の子にとって、

上の子は抱っこをしてくれたり、遊んでくれたり「自分を守ってくれる人」。

ご機嫌ななめでどんなにあやしても泣き止まない時、

上の子があやすと落ち着いた、なんてことも。

 

わが家では、長男から三男への熱い愛情に比べ、

三男は塩対応だなと思うことも多いですが……。

これから「お兄ちゃん好き好き!」となっていくのかな?

 

6歳差きょうだいには「守ってあげる・守ってもらう」という強い結びつきを感じます。

 

6歳差で大変なこと、よかったこと

赤ちゃんが生まれるとお世話にかかりっきりになるので、

上の子が自分のことは自分でやってくれるととても助かりました。

また、「◯◯を取ってきてくれる?」など、ちょっとしたお手伝いをお願いできることも多く、とても頼りになります。

 

 

6歳下の弟のことは本当にかわいいようで、

まさに「目に入れても痛くない」といった接し方をしている長男を見ていると、

こちらまで心が癒やされることも多いです。

 

 

大変なことはあまりないですが、

「遊び方が違う」という点には難しさを感じます。

特に歩くのがまだまだおぼつかない乳幼児期は、お兄ちゃんとは同じ遊びができませんし、

遊べる場所も違います。

 

おでかけに行く時は、どちらかが我慢しなくてはいけないことも多いので、

パパと手分けをしてバラバラに遊ぶことも。

 

遊びの差は、下の子がだいぶ大きくならないと埋まらないかもと感じることは多いです。

 

6歳差きょうだいのためにやってあげるといいこと

 

6歳離れていると、上の子をついつい頼りにしてしまいがち。

「ママの頼みだ!」と思って頑張ってくれることも多いですが、無理してやってくれていることもあるはず。

 

また、下の子のお世話にかかりきりになると、寂しい思いもするでしょうし、我慢する場面も少なくありません。

 

自立に向かっている時期で、

場合によっては第一次反抗期を迎え、

寂しそうな素振りを見せないことも多いですが、

もしかしたら素直に甘えられなくなっているのかも。

 

だからこそ上の子へのケアを大切にした方がよいでしょう。

たまには「上の子だけの時間」をつくったり、

お手伝いをしてくれたらしっかりと感謝を伝えたり。

「あなたが大好きだよ」という想いを伝えてあげるとよいのかもしれません。

 

4歳差育児のリアル

 

少し育児が落ち着いた頃に下の子が誕生を迎える4歳差きょうだい。

ここではわが家の7歳・3歳兄弟を例にその実態をご紹介します。

 

4歳差ってどんな関係?

 

4歳差のきょうだいは、つかず離れずの絶妙な関係性だと思います。

上の子が年少さんの時期に生まれる下の子は、

上の子にとってかわいくもありつつ、目の上のたんこぶのような存在。

 

4年間、すべての愛情を一身に受けていたところに、

小さな赤ちゃんがやってきて

みんなの関心が一斉に移ってしまうように感じる場面も多いでしょう。

 

それでも、自分が「お兄さん/お姉さん」と感じられる相手なので、

一生懸命お世話をしようと頑張ってくれます。

 

そして、下の子にとって上の子はとにかく「憧れの存在」です。

物心がついた頃からは、なんでも上の子の真似をしたがります。

下の子を見ていると「自分は上の子と同い年だと思っているんだろうな」と感じることも多いです。

 

6歳差に比べると一緒に遊べることもたくさんあり、家の中では毎日大騒ぎ。

まるで親分子分のような間柄です。

 

4歳差で大変なこと、よかったこと

 

筆者の実感ですが、4歳差は喧嘩をすることが多いです。

下の子は上の子にとって、「遊びを邪魔する存在」。

「まだ小さいから仕方ない」と頭ではわかっていても納得できないことも多く、

このあたりは6歳差きょうだいとは違うなと感じます。

下の子が1歳の時はまだ5歳なので致し方ないですね。

 

一時期、長男が何かを言えばオウム返しのように

次男が舌足らずな口調で真似するということが続いていました。

 

親からするとかわいくて仕方ないのですが、長男はうんざり。

「もう真似しないで!」と声を荒げるも、

それすら真似されるので最後は笑ってしまう、なんてこともありました。

 

きょうだい喧嘩は絶えないですが、

下の子が2歳頃になると、一緒に遊ぶことも多くなりました。

上の子がリードしながら

下の子はそれを追いかけるように遊ぶ姿は、

見ていてとても微笑ましいです。

本人たちにとってもお互いに影響を与えあっている、良い関係だと思います。

 

4歳差きょうだいのためにやってあげるといいこと

 

上の子が幼稚園の場合、

入園の時期と出産が重なるので上の子の心の動きを気にかけてあげるとよいでしょう。

 

初めての集団生活で慣れないことも多く、

時には脅威ともなる赤ちゃんの存在にフラストレーションがたまり、

思わず「赤ちゃんいらない!」と口にしてしまうことも……。

 

親自身も慣れないきょうだい育児をしていると、そんな言葉に悲しくなりますが、

もしかしたらそれは上の子なりの「SOS」かもしれません。

 

赤ちゃんが落ち着いている時など、

すきを見て「上の子タイム」を作るのが大切。

ぎゅっと抱きしめスキンシップをとり、ゆっくり話を聞いてあげてください。

 

少しずつ自分でできることは自分でやってもらったり、たまにはお手伝いをお願いしたり、

上の子にとって下の子の誕生は自立に向かうきっかけにもなりますよ。

 

2歳差育児のリアル

 

年齢差が近く、大変なイメージが強い2歳差きょうだいですが、

良いこともたくさんあります。

わが家の3歳・1歳兄弟を例にその実態をお伝えします。

 

2歳差ってどんな関係?

 

上の子もまだまだ赤ちゃんの時期に、下の子が生まれる2歳差きょうだい。

その関係性はずばり「友達」のようです。

 

お兄さん/お姉さんになるとはいえ、

年齢的にもまだまだ「弟/妹」という感覚がわからないだろうと感じるでしょう。

筆者自身もそうでした。

 

しかし、蓋を開いてみると意外なほど、かいがいしく下の子に関わってくれます。

 

力加減がわからぬまま、赤ちゃんを触ろうとするなど、

ヒヤヒヤする場面もありますが、

幼いながらも「慈しむ心」があり感動することも!

 

また、下の子にとって上の子は憧れの存在でもあり、

きょうだいというよりは親しい仲間と思っているのかなと感じます。

上の子がヒーローごっこをしていると、

下の子が不思議な動きをしていて「あれ?真似してる?」と気づくことも。

 

2歳差は年齢が近いがゆえにライバルのようになることもありますが、

年齢が近いからこそ物心つく前からなんとなく仲間意識が芽生える面白い関係だなと思います。

 

2歳差で大変なこと、よかったこと

 

2歳差きょうだいの場合、下の子が生まれてしばらくの間は、

記憶が飛び飛びになるくらい大変な毎日……。

 

ちょうどイヤイヤ期を迎える頃の上の子に手がかかりながら、下の子のお世話にもつきっきり。

体がいくつあっても足りないほど、目まぐるしい日々に心も体もヘトヘトでした。

 

この時期はとにかく「命を守る」ことだけを目標に毎日過ごしていました。

 

上の子自身もまだ幼くうまく言葉で伝えられなかったり、

「赤ちゃんだから仕方ない」という感覚がわからなかったりするので、

手が出てしまう場面も多々あります。

 

しばらく目が離せませんが、年齢差が近い分大変な時期が一気に過ぎるので、

下の子が色々できるようになると格段に楽になります。

 

また、年齢差関係なく言えることですが、

上の子では教えるのに苦労したことも、

下の子が見よう見まねで自然にできるようになることもあります。

 

年齢差が近い分「できるようになってほしいこと」が似ているので、

よりそのメリットを感じられます。

 

2歳差きょうだいのためにやってあげるといいこと

 

次男を見ていると、

幼いからこそ「ぼくはお兄さん!」という意識がとても強く現れていると感じます。

 

これは、4歳差・6歳差の兄である長男とは少し違うところでした。

 

性格の差もありますが、例えるなら大好きなヒーローになりきるような感覚で、

「お兄ちゃん」という役にはりきっているようにも見えます。

 

まだまだ幼い時期に100%の力をかけられず、心苦しくなることもありますが、

それ以上にたくましくなっていくわが子の姿は励みになることでしょう。

 

2人同時に手がかかる時期が続くのでママ・パパもとても大変ですが、

きょうだいそれぞれに「大事だよ」「大好きだよ」と

声に出して伝えていくことが大切ではないかなと思います。

 

まとめ

子どもは授かりものですが、年齢差を考えて計画する方も多いでしょう。
育児には大変なことも楽しいことも盛りだくさん。どのパターンが楽か、大変か、と感じるのには個人差があります。

きょうだい育児は大変な分、子どもたちの成長の姿とともにたくさんの思い出ができあがっていきます。

ぜひご自身の育児のなかで「私たち家族の良かったところ」をたくさん見つけてくださいね!

文/秋音ゆう

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