【経験者ママが教える】幼稚園に入園するために練習しておきたい5つのこと

公開日:2022/01/18

【経験者ママが教える】幼稚園に入園するために練習しておきたい5つのこと

 

もうすぐ4月となり、幼稚園の入園の時期になります。

桜が咲く頃に幼稚園入園を控えているご家庭では、

これからわが子が園生活でどんな姿を見せてくれるのか楽しみですよね。

 

ついこの間まで赤ちゃんだったわが子。

成長に期待しながらも幼稚園が初めての集団生活の場合、色々と心配なこともあるでしょう。

入園後、集団生活が始まると「自分のことは自分でやりましょう」と指導されることが多くなります。

 

多くの幼稚園では、20〜25人程度のクラスに担任の先生が1人つきます。

年少クラスの場合は補助の先生がに配置されることも多いですが、

それでもひとりひとりのお手伝いをするのはどうしても難しい……。

 

そこで今回は、幼稚園入園までに練習しておくと安心なこと5つを、

3人の子どもを育てつつ、そのうち2人を幼稚園に通わせた経験のある筆者がご紹介します。

 

お着替え・靴の脱ぎ履きの練習

 

幼稚園では体操服や水着に着替えることが必要になってきます。

そうなると、どうしても自分で着替えをしなくてはなりません。

 

入園前にお着替えや洋服を畳む練習、そして靴の脱ぎ履きの練習をしておくと安心です。

子どもにとっても、日頃から練習しておくと入園後の生活にも馴染みやすくなるはず。

 

また、登園後は決められた場所に、帽子やカバンを自分で置きます。

お家の中でも、脱いだ服などを入れる場所を決めて、

自分でそこに入れる習慣をつけておくと練習にもなりますし、親が少し楽になるメリットも。

 

幼稚園生活は小学校入学に向けた準備期間であり、自立に向けた第一歩でもあります。

これまでママやパパが「なんでもやってあげる」という状態であったなら、

少しずつ「自分でやる」機会を増やしてあげると良いでしょう。

 

 

【家でできるお着替えの練習】

  • パジャマを脱いで畳む

  • 朝の着替えに挑戦する

  • 左右正しく靴を履く

  • 靴を脱いだらきちんと並べる

トイレの練習

 

入園前の大きな心配事といえば、トイレ問題ではないでしょうか。

トイトレ(トイレトレーニング)の期間は個人差があり、千差万別。

1週間であっという間に完了することもあれば、半年以上かかっても思うように進まないことも……。

また、きょうだいがいる場合は上の子のときとはペースが異なり戸惑うこともあるでしょう。

 

幼稚園によってトイトレの考え方は異なります。

入園後はオムツNGの園もあれば、夏頃まではオムツで登園してもOKという園も。

ただ、ママたちの話を聞いていると「入園までにトイトレを済ませることが望ましい」とする園が多い印象です。

 

親があせればあせるほど、子どもは察知しトイレを嫌がることもあるので、

気長にできる時から早めに取り組んでおくと良いかもしれません。

 

園においては、集団生活で先生がずっと見てくれるわけではないので

入園前にできるようになっておくと、お子さんがストレスを持つことなく

日々を過ごすことができるようにもなります。

 

また、トイトレが完了している場合でも練習しておきたいのが、

男の子の場合は立ち便器、女の子の場合は和式トイレでの用足しです。

 

多くの幼稚園では男の子用トイレ・女の子用トイレと分けられており、男の子は立って用を足すことが求められます。

男の子もお家では座ってトイレをすることも多いと思いますが、

おでかけ先に子ども用の立ち便器を見つけたら、練習してみることがおすすめ。

幼稚園の場合、和式トイレは少なくなっていますが、小学校ではまだ和式トイレが残っていることも。

女の子も両方のトイレでできると安心です。

 

 

【家でできるトイレの練習】

  • トイレに関する絵本、動画をみる

  • トイレで便座に座ってみる

  • 布パンツを履いてみる

トイレトレーニングについては、下記の記事も参考にしてみてください!

 

【脱!紙おむつ】トイレトレーニングで必要なもの5選&始める目安と基本的な進め方

 

 

食事の練習

 

入園後しばらくすると、お弁当または給食が始まります。

トイトレと同じくらい「うちの子ちゃんと食べられるのかしら?」と心配するママパパが多いはず。

 

お弁当の場合は、メニューを子どもに合わせられますが、給食の場合は好き嫌いが多いと苦労することも。

お家での食事で少しずつ色々なメニューに挑戦できると良いのですが、

断固として食べない場合は親も頭を抱えてしまいますよね。

あまりに偏食が激しい場合は、一度幼稚園の先生に相談してみると良いでしょう。

 

また、食事のマナーも見直しておきたいです。

手づかみではなく、フォークやスプーンを使って食べる練習や、

お弁当箱の開閉や包みから出す・しまうの練習もしておきたいです。

また、日頃からお皿を押さえて食べる習慣をつけておくと、お皿をひっくり返すことも少なくなります。

 

コロナ禍以降、幼稚園でも“黙食”に取り組んでいます。

楽しいお昼ご飯の時間はお話ししたくなってしまいますが、食べることに集中することも学んでいけると良いですね。

お昼ご飯の時間は決まっているので、集中して食べられるとお残しも減ります。

 

わが家の7歳の長男が幼稚園児のころ、話に花を咲かせすぎてお弁当が半分残った状態で帰ってくるということが何度かありました(汗)

お弁当や給食は、午後の活動の大切なエネルギー!だらだら食べにならないように、家でも取り組んでみましょう。

 

 

【家でできる食事の練習】

  • フォーク・スプーンを正しく持つ

  • お椀やお皿を押さえて食べる

  • 米粒を残さないように食べる

  • お弁当箱の開け閉めや、お弁当包みの扱いを練習する

  • きちんと座って食べる

  • おしゃべりしながら食べない

あいさつ・お返事の練習

 

あいさつで始まり、あいさつで終わる幼稚園生活。

元気よくあいさつできると、気持ちよく1日が始められますよね。

 

幼稚園では、担任の先生以外にも園長先生や他のクラスの先生、バスの運転手さんやお友達など、たくさんの人と接します。

「お顔を見たら、元気にごあいさつ」ができるようにあいさつの練習をしましょう。

元気なあいさつはお友達と仲良くなるきっかけにもなりますよ。

 

また、入園後はお名前を呼ばれる機会も増えます。

お名前を呼ばれたら元気よく「はい!」とお返事できるように、家で練習しておきましょう。

 

また、「ありがとう」「ごめんなさい」も自分から言えるようになると良いですね。

入園前後の子どもにとって、特に「ごめんなさい」はハードルが高い言葉です。

ついつい親が代わりに謝ってしまうことも多いですが、子ども自身が謝れるように促すことも大切。

 

集団生活では、故意でなくても相手を傷つけてしまうこともありますし、反対に助けてもらうこともたくさんあります。

あいさつは習慣なので、日頃から親子で心がけておくと良いでしょう。絵本やアニメを活用するのもおすすめです。

 

 

【家でできるあいさつ・お返事の練習】

  • 家族間でも元気よくあいさつ

  • 買い物や病院での診察の最後に「ありがとうございます」と言う

  • ごっこ遊びのなかでお返事の練習

お片づけの練習

 

毎日のお片づけ、どうしていますか?

たくさんおもちゃを出したり、何色ものクレヨンや折り紙を出したり、思いっきり遊んだ後に待っているのがお片づけ。

子どもたちにとっては(親にとっても?)お片づけはネガティブなもの。

なかなか自ら進んではやってくれないですよね。

 

しかし、幼稚園では自分のことは自分でするので、

お絵かきで使ったクレヨンや工作で使ったハサミやのり、もちろん遊んだおもちゃも自分達でお片づけ。

お片づけも日頃の積み重ねでできるようになることのひとつ。

大人がやった方が早いと思い、ママやパパが全部片付けていませんか?

 

いつも大人がやっている環境にいると、幼稚園でいきなり自分でお片づけするのはなかなか難しいです。

集団生活において、自分で出したものは自分でしまうことはもちろん、

お友達と遊んだときは協力して片付けることも必要。

 

今からでも遅くはないので、自分でお片付けをする習慣をつけていくと安心です!

 

 

【家でできるお片付けの練習】

  • 子どもの手が届くところに片付ける場所を作る

  • 次の遊びに移行する前に片付けることを習慣に

  • 片づけの合図を作る(鈴を鳴らす・音楽をかけるなど)

  • ゲーム感覚で親子で片付けを楽しむ(「よーいどん!」で競争するなど)

まとめ

筆者の息子が通っていた幼稚園の入園式で園長先生からこんなお話がありました。
「お母様方、子どもたちの靴をはかせていましたが、自分で履けるようにサポートしてあげてくださいね」
4歳になったばかりの子や、まだ3歳の子どもたち。早生まれのお子さんは3歳になったばかりです。
親は「まだできないことばかり!」と思いがちで、
ついついなんでもやってあげようと先回りしてしまいますが、子どもたちはチャレンジできる力を持っています。

自立へのスタート地点となる幼稚園生活を前に、親の心構えも少しずつ変えていく必要があるんだなと、数年前の園長先生の言葉で思い知らされました。

「自分でやる」ことが上手になるには時間がかかります。見ていてもどかしくなりますが、入園前の貴重な時間だからこそ、親子で生活の練習をしておくと良いですよ。

「手をかける」から「目をかける」にステップアップして、子どもの自分でやる練習をサポートしてあげてくださいね。

しかし、園生活で自然と身についていくことがあるのも事実。
「すべて完ぺきに教えなきゃ!」と力むのでなく、
子どもも親もストレスなくできる範囲で、チャレンジしてみるのが良いかと思います!

文/秋音ゆう

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