パパから始まる!ポジティブ子育て~♯papatry プレパパ編~

公開日:2020/09/07

パパから始まる!ポジティブ子育て~♯papatry プレパパ編~

赤ちゃんを授かると、おなかの赤ちゃんの発育に応じて、ママの心身にはさまざまな変化が起こるもの。ホルモンのバランスが心の状態にも影響すると言われています。
だからこそ、パパのサポートはとても大切!

 

およそ280日にわたる妊娠期間、ママが穏やかに、楽しい気持ちで毎日を過ごせると、赤ちゃんにも、その後の夫婦関係にもよい影響があると言われています。
さあ、パパの出番!

 

おなかの赤ちゃんのようすや、ママの心と体の状態を知り、「♯papatry_check」を実践しながら、ポジティブな子育てをはじめましょう!

ポジティブパパの心得①

妻の状態に共感する=心の安定=家事を率先してやろう!

⇒子育て編はこちら

これまでにはなかった体の変化に、ママはついていくのに必死な時期。
体調がすぐれないときは、ママの負担をなるべく減らしてあげましょう。
イライラをやわらげるために、まず自分でできることは自分でやる習慣を。
パパにやってほしい家事は、ごみ出し、お風呂・トイレ・部屋の掃除、食事の後片付け、洗濯など。
できる家事は率先してやるようにしましょう。

 

<プレパパ初期の♯papatry_checkポイント>
□出かけるときには人ごみを避けよう。
□手洗い・うがいをこまめに行おう。
□重いものはパパが持つようにしよう。
□高いところの掃除などはパパが進んで引き受けよう。
□いつでもママと連絡がとれるようにしておこう。

 

▶日頃の健康管理を心がけて、ママと赤ちゃんを守りましょう。
▶体に負担がかかる家事はパパが引き受け、ママの心身の変化に配慮を!

 

<プレパパ中期の♯papatry_checkポイント>
□ママのおなかをさわって赤ちゃんとスキンシップ!
□両親学級を受講しよう。
□夫婦の時間をゆっくりと楽しもう。
□ママの腰や背中をマッサージしてあげよう。
□職場に妊娠の報告をしよう。

 

▶ママと出産や育児へのイメージを共有しておくと、出産時や出産後のコミュニケーションがスムーズに!
▶夫婦の時間を楽しむことでリラックス効果が!出産時や出産後の働き方や育児休業の取得について職場に相談をしておくと慌てずにすむでしょう。

 

<プレパパ後期の#papatry_checkポイント>
□ママのおなかをさわって赤ちゃんとスキンシップ!
□出産準備用品をそろえよう。
□入院・出産後の手続き、段取りを確認しよう。
□身の回りのことや家事を積極的に手伝おう。
□産後の育児や家事の分担を話し合おう。
□出産予定日を過ぎても焦らずに、ママの不安をやわらげよう。

 

▶産後の赤ちゃんとの生活をイメージすることで、ママも安心感をもつことができます。
▶ママを気遣い、支えることで、より深い信頼関係を築くことができるでしょう。

 

出産の準備はOK?

ママと赤ちゃんとの生活をイメージしながら、ママと一緒に準備していきましょう。

 

●赤ちゃん用品はそろっている?
□ おむつ □ おしりふき □ 哺乳びん □ 粉ミルク □ ベビーソープ □ 衣類 □ 布団 □ 赤ちゃん用洗剤など
●必要な連絡先は把握している?
□ 入院先 □ 実家 □ 職場 □ 上の子の通っている学校など
※すぐに連絡がとれるよう、自分の予定や連絡先を入院先やお互いの実家に伝えておきましょう。
●日常生活に必要なことの確認はOK ?
□ 料理 □ 洗濯 □ 掃除 □ ごみ出し □ 各種支払い □ 上の子の日常生活に必要なものなど

ポジティブパパの心得②

仕事も育児も大切に! ワーク・ライフ・バランスをデザインしよう!

働き盛りと子育ての時期は同時進行。どちらも今しかできないことを大切にしたいですね。
育児休業や短時間勤務など勤め先の制度を確認しながら、仕事と子育てを両立するために、自分らしい子育て期のワーク・ライフ・バランスを考えてみましょう。

 

【ここが知りたい! 育児休業Q&A】

 

Q1 育児休業をとれるのは?
A1 原則として、1歳になるまでの子どもを育てる男女従業員。妻が専業主婦であったり、育児休業中であったりしても取得することができます。育児休業は「育児・介護休業法」で定められている制度です。就業規則に規定がなくても、申し出により取得することができます。

 

Q2 育児休業をとるには?
A2 育児休業開始の1ヶ月前までに勤務先に申し出るようにしましょう。書類などを勤務先が用意している場合もあるので、まず勤務先に相談を。

 

Q3 期間はどれくらいとれる?
A3 原則として、子どもが満1歳になるまでの間で、従業員が希望する期間とることができます。なお、子どもが1歳以降、保育所等に入れないなど一定の要件を満たす場合は、2歳になるまで取得できます。また両親がともに育児休業をとる場合は1歳2ヶ月まで取得できます。

 

Q4 男性は2回とれるというのは本当?
A4 配偶者の産後8週間以内に育児休業を取得した場合には、必要に応じてもう一度育児休業を取得することができます。

 

Q5 育児休業中は無給?
A5 会社の制度にもよりますが、一定の要件を満たす場合は雇用保険から「育児休業給付金」が支給され、また休業中の社会保険が免除されるなどの経済的支援があります。

 

※詳細はお勤め先にご確認ください。

 

育児休業を取得することで、仕事にもよい影響があったという声も多く挙げられています。

例えば、業務の見える化(情報共有)や標準化(マニュアル化)、時間の管理意識が高まることで部署全体の業務効率アップにつながったり、相互支援の意識が生まれチームワークがよくなったり。

また「子育て」を通して自分自身の視野が広がり、新しい人脈やネットワークができることも。この機会に、自分らしいワーク・ライフ・バランスを考えてみるのもいいですね。

ポジティブパパの心得③

感謝やねぎらいは「言葉」にして伝えよう!

新しい命に対面するかけがえのない瞬間がやってきました。
休暇の取得など、できる限りママに付き添えるように、事前に準備をしておきましょう。
お互いの実家など必要な連絡先には連絡を忘れずに!
そして、赤ちゃんが生まれたら、「ありがとう」「おつかれさま」と、ママへの心からの感謝と祝福を言葉にして伝えましょう。

 

<♯papatry_checkポイント>
□ママへの感謝の言葉を伝える
□誕生を共に喜び合う。
□手続きや届け出を行う。

▶感謝の気持ちはきちんと言葉にして伝えることが大切。
▶届け出や手続きは事前に準備をしておくとスムーズに!

届け出や手続きの準備はOK?

赤ちゃんの誕生後に行う届け出や手続きは、パパが率先して引き受けましょう。
期限が短いものもあるので、計画的に事前準備をしておくとよいですね。

□出生届:誕生日を含め14日以内に、出生地住民票もしくは本籍地のある市区町村役所等に提出
□健康保険加入:原則1ヶ月健診までに、お勤め先の窓口等に提出
□乳幼児医療費助成金:子の健康保険加入後、一般的には1ヶ月健診まで(※自治体によって異なります)
□児童手当金:出生翌日から15日以内
□出産育児一時金:出産した翌日から2年以内
□高額医療費:診察日の翌月から2年以内

※詳細はお勤め先、お住まいの自治体等へご確認ください。

【#papatry-パパトライ-とは】

全国約300自治体以上で配布されている子育て支援冊子です。
妊娠された方や出産された方が自治体へ書類を提出する際に配布されます。
お住まいの自治体が#papatryを取り扱っているかどうかは、各自治体にお問い合わせください。
■発行元 株式会社ホープ
■企画・編集 株式会社フレーベル館
■監修 井桁容子
■デザイン クラップス
■イラスト/Yuzuko(田代卓事務所)

まとめ

赤ちゃんが誕生し、これから新しい家族の未来が描かれていきます。
家族の未来は夫婦でつくりあげていくもの。
仕事も育児も今しかできないことを大切に、ポジティブにとらえて、楽しみながらママと赤ちゃんを支えていきましょう。


文/教育セミナー事務局

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