子どものひとり遊びで育まれる力とは? オススメおもちゃや親の対応法も!

公開日:2022/01/31

子どものひとり遊びで育まれる力とは? オススメおもちゃや親の対応法も!

「子どものひとり遊びは知育にいいってホント?」と、気になっているパパやママはいませんか?

結論から言うと、子どものひとり遊びが知育にいいというのはホントです。

 

では、ひとり遊びによって子どものどのような力を育めるのでしょうか。

この記事では、ひとり遊びによって育まれる力について紹介します。

 

また、「子どもにひとり遊びをうながしたいけれど、どんなおもちゃを与えればいいのかわからない……」と悩んでいる人に向けて、子どもが没頭して遊びやすいおもちゃについてもお伝えします。

 

記事後半には、子どもがひとり遊びをしているときに気をつけたい親の対応法についてもまとめましたので、参考にしてくださいね。

子どものひとり遊びで育まれる力とは? オススメおもちゃや親の対応法も

子どものひとり遊びはいつ頃からはじまる?

ひとり遊びをはじめる時期には、子どもの発達が関係しています。

子どもの発達について、北海道北竜町のHP内で紹介されている資料にわかりやすくまとめられていましたので紹介します。

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引用元:北海道北竜町

 

子どもの発達の段階を参考に、月齢・年齢別にひとり遊びの様子をお伝えしましょう。

 

広義の意味でのひとり遊びは、赤ちゃんの頃からはじまっています。

 

2~3か月頃になると、目の前で手を動かしたり、泣き声以外の声を出したりする子も増えてくるでしょう。

この頃は、五感が発達し、外界に興味をもちはじめる時期。

自分の身体を使ってひとり遊びをしているのですね。

 

1歳頃になると、おもちゃを使ってひとりで遊べる子も増えてきます。

親から離れるのは難しくても、親が近くにいるとひとりで遊んでくれることもあるでしょう。

 

親から離れてひとり遊びができるようになるのは、2歳頃からです。

この頃になると、興味をもったものに粘り強く挑戦できる子も増えてきます。

親が少し離れていてもひとりで遊べるようになると、「少し楽になった」と感じるパパやママも多いのではないでしょうか。

 

ただし、子どもの発達は個人差が大きいので、ここで紹介した年齢は参考程度にしてください。

 

また、ひとり遊びを好まない子もいますので、ひとり遊びをしないからといって不安にならないでくださいね。

子どものひとり遊びは知育にいい! 育まれる力とは?

子どものひとり遊びは知育にいいと考えられています。

それは、子どものひとり遊びによって、以下のような力が育まれるとされているからです。

 

  • 集中力
  • 想像力
  • 自分で考える力
  • 自分を豊かにする力

 

それぞれについてくわしくお伝えします。

集中力

遊びに集中する経験を繰り返すことで、子どもの集中力が育まれます。

集中力は、物事に取り組むときに役立つ力。

将来、勉強したり仕事をしたりするときにも、集中力は必要です。

 

遊びに集中するといっても、そのスタイルはさまざま。

ぶつぶつひとりごとを言っている子や終始だまっている子など、それぞれのスタイルがあるようです。

集中力を育むためにも、ひとり遊びに没頭させる経験が必要なのかもしれませんね。

想像力

子どものひとり遊びでは想像力も育まれます。

もちろん、親やきょうだい、お友だちと一緒に遊ぶことは楽しいもの。

 

しかし、ほかの人と一緒に遊んでいると自分の想像を邪魔されてしまうこともあるでしょう。

 

ひとり遊びは自分の世界に浸れるため、その子だけのイメージで遊びを続けられます。

いわば、自分の想像を無限に広げられるチャンスといえるでしょう。

自分で考える力

子どもがひとり遊びをしているとき、頭の中ではさまざまな考えが巡っています。

「こうしたらどうなるかな?」と実験してみたり、「これをのせるとどうして崩れるのかな?」と理由を見つけようとしたり、自分で試行錯誤しながら遊びを変化させています。

 

自分で考える達成感や楽しさを味わっているのかもしれませんね。

このように、自分で考える力もひとり遊びで育まれています。

自分を豊かにする力

ひとり遊びは、自分自身の心を豊かにする力も育んでくれます。

自分を豊かにする力とは、自分が心地いいと感じるものを見つける力。

自分が好きなものや将来やりたいことを見つけるのにも役に立つと考えられています。

 

子どもはひとり遊びをしているときに、「自分はこれをしたら楽しい!」という思いを発見しています。

親が何度「だめだ」と言っても、繰り返ししてしまうことはありませんか?

 

たとえば、うちの子は砂遊びが好きです。

私が「今日のお洋服ではやらないで!」と言ったのに、気がつくと砂だらけ……なんてこともよくありました。

もしかしたら「砂遊びをしたら楽しい!」という思いを発見していたのかもしれませんね。

 

ひとり遊びを通して自分の「好き」を感じることで、自分を豊かにする力を育んでいるようです。

子どものひとり遊びをうながせるおもちゃの特徴

子どもにひとり遊びをうながしても、なかなか思い通りにしてくれないこともあるでしょう。

ここからは、子どもが熱中しやすいおもちゃの特徴を紹介します。

おもちゃ選びの参考にしてくださいね。

子ども自身が楽しいと感じるもの

子ども自身が楽しいと感じるものでなければ、子どもはひとりで遊んでくれません。

そこで、親はおもちゃを与える前に、子どもが何を楽しいと感じているのかをリサーチしてみましょう。

 

オススメのリサーチ方法は、普段子どもが時間を忘れて楽しむ遊びは何か、時間的に一番長く続く遊びは何かを観察すること。

その遊びをサポートするおもちゃや、より楽しめるようにするグッズを与えると、子どもがひとりで遊んでくれるかもしれません。

自分で作り上げるもの

自分で作り上げるタイプのおもちゃには、積み木やブロック、パズルなどがあります。

こういった遊びは、イメージ通りの完成品ができると達成感が味わえるため、子どもが没頭しやすいようです。

 

完成したときには、完成品を見て一緒に喜んであげてくださいね。

好きなものになりきって遊べるもの

なりきって遊ぶタイプの遊びには、おままごとやごっこ遊びなどがあります。

このタイプの遊びは自分がイメージする世界にどっぷりと浸れるため、時間を忘れて遊ぶ子どもも多いようです。

 

子どもの世界観を否定したり、大人の感覚で指示したりせずに、遊びをそっと見守ってあげるとよいでしょう。

自分のイメージを形にするもの

自分のイメージを形にする遊びには、粘土遊びやお絵かき、工作などがあります。

このような遊びは、自分のイメージを形にするという過程に熱中しやすいようです。

 

子どもは何か作り上げると、パパやママに「見て見て」と声をかけることも多いですよね。

忙しいでしょうが、できるだけその場で見てあげることをオススメします。

そして、「色がきれいだね」「〇〇みたいに見えるね」など、一緒に楽しんだりイメージをふくらませるような声がけをしてあげましょう。

子どもがひとり遊びをしているときに親が気をつけること

子どもがひとり遊びをしているときに、親はどのような対応をすればよいのでしょうか。

ひとり遊びで育まれる子どもの力を邪魔しないためにも、頭に入れておきましょう。

親が先回りをしないで

子どもがひとり遊びをしているとき、親が先回りをして声をかけることは控えましょう。

 

というのも、親が声をかけることで子どもの考えがストップしてしまうからです。

 

たとえば子どもがひとりで積み木をしているとき、「こうすると倒れないよ」などと声をかけたことはありませんか?

ひとり遊びをしているとき、子どもは自分の中でいろいろな考えを巡らせています。

自分の考えを試してみようとしているときに正解を言われてしまうと、自主的に考えようとする意欲を奪ってしまうことになりかねません。

 

親は子どもの遊びのサポート役に徹することが、子どものひとり遊びを充実させるコツといえるでしょう。

すぐに応えられる場所にいよう

子どもがひとり遊びをしているとき、親は子どもの声にすぐ応えられる場所にいるとよいでしょう。

 

子どもはひとりで遊んでいても、親に質問をしたり作ったものを見せたりしたいもの。

その呼びかけにすぐ対応してあげられると、子どものやる気につながりやすいのです。

 

家事などで手が離せないときは難しいものですが、できるだけ手を止めてそばにいってあげてみてはいかがでしょうか。

まとめ

子どもが自主的に考え、没頭できるひとり遊びは、子どもの発達においてさまざまな意味をもっています。
パパやママは、子どものペースで楽しく遊べるようなサポートをしてあげられるとよいでしょう。

ひとり遊びを通して子どもの興味を引き出したり、遊びの幅を広げたりできるといいですね。

文/りっか

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