読み聞かせがツライ?楽しみながら続けられるアイデアとツラくならないコツ

公開日:2022/02/21

読み聞かせがツライ?楽しみながら続けられるアイデアとツラくならないコツ

「読み聞かせが子どもにとっていいことは知っているけど、毎日読み聞かせをするなんてムリ!」と感じているママやパパはいませんか?

 

子育て中は、仕事や家事、子どもの世話などで毎日がめまぐるしく過ぎていきます。

そのため、「日常的に読み聞かせの時間を確保するなんてツライ……」と感じてしまう人もいるのかもしれません。

 

現在2児の子育て中の筆者も、読み聞かせをツライと感じたことがあります。

そんな私でも8年以上読み聞かせを続けてきました。

 

ここではそんな私の体験も踏まえつつ、ママやパパも楽しみながら読み聞かせを続けられるアイデアやコツを紹介します。

読み聞かせの時間がなくてツライときのアイデア3選

「読み聞かせをツライ……」と感じる理由のひとつに、時間を確保することが難しいといったことがあるようです。

毎日、やらなければならないことに追われる日々を過ごしているママやパパにとって、読み聞かせの時間を確保することは想像以上に難しいもの。

 

しかし、読み聞かせの時間を毎日の生活に組み込んで習慣にしてしまうと、続けやすくなるかもしれません。

そこでここでは、読み聞かせを生活に組み込むコツを3つお伝えします。

スキマ時間に読み聞かせをしよう

読み聞かせの時間は短時間でも十分。

5~10分あれば絵本1冊くらい読めますし、短い絵本ならさらに短時間でも読めるかもしれません。

 

短い時間しか確保できないのなら、その時間内で読めそうな絵本を選んだり、途中まで読んで「続きはまた今度!」と楽しみを伸ばしたりするのもよいでしょう。

 

時間にこだわらず、生活の中のちょっとしたスキマ時間を読み聞かせタイムにしてみてはいかがでしょうか。

家庭の都合に合う時間に読み聞かせをしよう

多くの家庭では、寝る前の時間を読み聞かせにあてているようです。

たしかに寝る前に読み聞かせを行うと、習慣付けしやすかったり入眠の儀式として利用しやすかったりといったメリットがあります。

 

しかし、寝る前はやることがたくさん!

バタバタと忙しい寝る前の時間に読み聞かせをすることは、難しい場合もあるでしょう。

 

そんなときには、寝る前にこだわらないのもひとつの方法です。

家庭の都合に合わせた柔軟な対応も、読み聞かせを続けるコツといえるでしょう。

行動を切り替えるときに読み聞かせを活用するのも◎

我が家では、行動をかえるときに読み聞かせをはさんでいます。

お風呂に入る前や遊びを終わらせるとき、お片づけをはじめる前などに読み聞かせをします。

 

読み聞かせによって一旦子どもの行動を止めると、気分も切り替えやすくなるようで、すんなりと次の行動に移行してくれることも多いです。

 

このように子どもの性格も考慮して読み聞かせを生活に組み込むと、続けやすいかもしれません。

読み聞かせあるある!?同じ絵本ばかり要求されてツライときのアイデア4選

「読み聞かせがツライ……」と感じる理由のひとつに、子どもが同じ絵本ばかり読みたがるので飽きてしまうということもあるでしょう。

 

子どもは、同じ絵本を繰り返し読んでもらいたがります。

お気に入りの絵本をもつことは、子どもにとって以下のような重要な意味があります。

 

  • 絵本に出てくる言葉を繰り返し聞くことで言葉を覚える
  • 同じ行動を繰り返すといった経験が今後の成長に役立つ

 

成功や失敗を繰り返しながら成長する子どもにとって、同じ行動を繰り返すという経験は大切なことなのです。

 

とはいえ、同じ絵本ばかりだと正直飽きてしまうし、面倒に感じてしまうこともありますよね。

大人からすると「またその絵本~!?」と言いたくなることもあるでしょう。

 

そこで、ここからは大人も楽しく読み聞かせができるアイデアを紹介します。

アレンジして読む

同じ絵本ばかりで面倒に感じるなら、お話をアレンジしてみてはいかがでしょうか。

以下に、アレンジ方法の一例を紹介します。

 

  • 登場人物の名前を子どもの名前にかえて読む
  • ストーリーの続きを作る
  • 絵を見ながらまったく違うお話を作る

 

登場人物の名前を子どもの名前にかえて読むのは、簡単で子どもにウケがいいアレンジです。

 

また、「大きなかぶ」のようなストーリーが繰り返しになっているお話には、続きを作ってみるのもおすすめ。

お話の中にママやパパ、子どもも登場させて、繰り返しのストーリーを楽しんでみてもよいでしょう。

 

我が家では、絵だけ見ながらまったく別のお話を作ることもあります。

毎回違ったストーリーになるので、大人も子どももいつもとは違う楽しみ方ができます。

 

ここまでくると、読み聞かせとは少しちがうかもしれませんね。

しかし、絵本を使った親子のコミュニケーションという観点から見ると、とても意味のある時間だと思います。

ぜひ試してみてくださいね。

わざと間違える

同じ絵本ばかりで飽きてしまったら、わざと間違えて読むのもおもしろいです。

 

繰り返し読み聞かせをしている絵本なら、子どもは内容や言葉を覚えているでしょうから、ママやパパが間違えると「ちがーう!」と指摘してくれます。

 

読むときには、いつもと変わらない様子でさらっと間違えるのがポイントです。

すぐにできる簡単な間違え方は、「大きい」を「小さい」にかえるなど反対の言葉に置きかえて読むこと。

 

子どもの語彙力アップにもつながるかもしれません。

クイズを作る

「読むだけでは楽しくない……」と感じているママやパパにおすすめなのが、お話の内容をクイズにする方法です。

 

「次に出てくるのは誰でしょう?」といったように単純なクイズなら、低年齢の子どもでも楽しめます。

少し大きい年齢の子どもには、「この子はどうしてこんなふうに言ったのかな?」といった、登場人物の気持ちを想像させるようなクイズもよさそうです。

1冊の絵本からどんどん世界を広げられるでしょう。

 

また、絵に関するクイズは幅広い年齢の子どもが楽しめます。

きょうだい一緒に絵本で楽しませたいときにいかがでしょうか。

 

たとえば、「この中でママが好きなものはどれでしょう?」「さっきのページと変わったところはどこでしょう?」など、子どもの興味に合わせたクイズで盛り上がってくださいね。

子どもに読んでもらう

いつもママやパパが読み聞かせをしているなら、たまには子どもに読んでもらうのもおすすめです。

 

繰り返し読んでいるお気に入りの絵本なら、お話の内容を覚えている子どもも多いもの。

字が読めなくても張り切って読んでくれるかもしれません。

 

子どもも、ママやパパに読んであげるとなると、いつもとは違った楽しみを発見してくれるでしょう。

読み聞かせをツラくさせない考え方も大切!

「読み聞かせがツライ……」と感じる理由に、ママやパパが「きちんとやらなくちゃ!」と自分を追い込んでしまうことがあるようです。

ここでは、読み聞かせをツライと感じないための考え方をお伝えします。

「毎日」「○冊」といった決めごとをしない

「毎日やる」「1日○冊読む」といった決めごとをすると、それを果たせなかったときにストレスがたまってしまいます。

「今日もできなかった……」と自分を追い込んでしまうこともあるでしょう。

 

絵本を楽しむためには、読み聞かせを義務化しないことも大切です。

それぞれの家庭に合ったペースで絵本を楽しんでくださいね。

ムリなときにはやめてもOK

ママやパパが「時間がない」「身体がしんどい」というときには、読み聞かせをやめてもOKです。

「子どものために絶対しなくては!」と思う必要はありません。

 

時間にゆとりがあるときなど、絵本を心から楽しめるときに読み聞かせをするといったスタンスを守ることも大切かもしれませんね。

まとめ

子どものためになると聞くと、「がんばらなくちゃ!」と思うママやパパは多いでしょう。
しかしその結果、ムリをしたり自分を追い込んだりしては、長続きさせることはできません。

「読み聞かせを長く続けたい」と考えているなら、子どもも大人もみんながムリなく楽しめることが大切です。
絵本を通して、家族みんなが楽しめるような工夫をしてみてくださいね。

文/りっか

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