幼稚園や保育園に入園する前になると「自分で靴を履けないとまずいのでは?」と、焦りを感じるママやパパもいるかもしれません。
しかし、いざ子どもに靴の履き方を教えるとなると意外と難しいものです。
そこで今回は、靴を履けるようになる年齢の目安。そして、子どもが履きやすい靴の特徴&教え方のコツについて解説します。
「そろそろ靴の履き方を教えないと……」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
幼稚園や保育園に入園する前になると「自分で靴を履けないとまずいのでは?」と、焦りを感じるママやパパもいるかもしれません。
しかし、いざ子どもに靴の履き方を教えるとなると意外と難しいものです。
そこで今回は、靴を履けるようになる年齢の目安。そして、子どもが履きやすい靴の特徴&教え方のコツについて解説します。
「そろそろ靴の履き方を教えないと……」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
自分で靴を履けるようになるのは、おおむね3歳頃といわれています。※1
しかし、子どもの発達には個人差があるため、2歳を過ぎたら上手に履けるようになる子もいれば、4歳を過ぎても自分で履くのが難しい子もいます。
ですから、「〇歳になったら練習しよう!」というよりも、お子さんの発達を見ながら練習を始めるのがポイントです。
発達の目安としては「手先が器用に使えるようになること」が挙げられます。
靴を履くには、指先で履き口を開き、足を入れるステップがあるからです。
お子さんが手先を器用に使い、おもちゃで遊んだり、物をつかんだりする様子が見られるようになれば、自分で靴を履く練習を始めても良いかもしれません。
※1参考:発達のめやす(ジャック幼児教育研究所)
子どもが一人で履けるようになるには「履きやすい靴」を選ぶことが重要です!
ここでは、子どもが自分で履きやすい靴の特徴を3つ紹介します♪
これらをクリアしている靴は、多くのメーカーで販売されています。
参考にして選んでみてくださいね!
靴の着脱を楽にするには、かかと部分に輪っか(プルストラップ)が付いている靴を選びましょう!
輪っか(プルストラップ)を指で引っ張るようにして持つことで、簡単に足を靴の中に滑らせることができます。
「持っている靴で代用したい!」という場合は、かかと部分にひもを取り付けてもOKです!
足を入れやすいのは、履き口が広い靴です。
または、履き口に伸縮性があり、子どもの力でも簡単に広げられる靴を選びましょう。
履き口が狭いと、どうしても足を入れにくいのと、履き口まわりにあたる部分が痛いと感じてしまい靴を嫌がる原因にも。
しかし、履き口が広い靴は中で足がずれやすいため、しっかり足の甲をホールドする必要があります。
それには、次で紹介するマジックテープタイプがおすすめです!
前述の通り、履き口広めの靴を選んだ場合は、足の甲をホールドするマジックテープのデザインを選ぶのがおすすめです。
さらに、1本または2本ベルトのデザインを選びましょう。
ベルトがたくさん付いていると、一つ一つのマジックテープを取り外す必要があり、子どもにとっては大変なことです。
自分で履くのに慣れるまでは「シンプルで履きやすい」を優先に、靴を選んであげましょう!
子どもが「履きにくい」と感じるような靴には「ハイカットシューズ」と「ひも靴」が挙げられます。
ハイカットシューズとは、くるぶしを覆うくらいの丈がある靴をいいます。
よちよち歩きの赤ちゃんが履くと足首を安定させたり、脱げにくくさせたりするメリットがあります。
しかし、自分で靴を履く練習をしている段階では、ハイカットシューズはあまりおすすめしません!
なぜなら、丈がある分履き口が狭くなってしまい、着脱しにくいからです。
どうしてもハイカットシューズを選びたいときは、靴のサイドにファスナー付きのタイプであれば、いくらか履きやすくなるでしょう!
ひも靴は足の形状に合わせて、緩めたり締めたりできるため、足にフィットしやすいといったメリットがあります。
しかし、自分で靴を履く練習をしている段階でひも靴を選んでしまうと、子ども自身では「ひもを結べない・ほどけない」ため、着脱の際は大人の手が必要になるでしょう。
一般的に、上手にひもが結べるようになるのは、小学生になってからといわれています。
それまでは、着脱しやすいマジックテープタイプの靴がおすすめです。
履きやすい靴の準備ができたら、次は実際に履いて練習開始です。
なかなか上達しなくても「最初は上手にできないもの!」と考えてスタートしましょう。
ここでは、子どもが自分で靴を履けるようになるコツを3つ紹介します♪
靴を履く時は、段差があるところで練習しましょう。
玄関であれば「上がりかまち」の段差部分に腰をかけ、土間に足を置くのが好ましい状態です。
つま先の向きと靴の向きが合いやすくなるため、スムーズに足が入りやすくなります!
玄関に段差がない場合は、お子さんが座れる高さの低い椅子を用意してあげましょう。
まずは、ママやパパが靴の履き方の手順を見せてあげましょう。
手順は以下のように教えてあげると、わかりやすいかもしれません!
このような感じで、小さな子どもでもわかる言葉を選びましょう。
ここでポイントなのが、「シュッ」「ペタッ」など、擬音を交えながら説明すること。
子どもには、単調な言葉で教えるよりも、擬音で教えた方が、遊び感覚で楽しく練習できるでしょう。
履き方を教えたうえで、お子さん自身で靴を履こうとしていたら、見守るだけにしましょう。
「急いで!」「ちゃんと座って履くの!」と言いたくなりますが、そこはぐっと我慢。
ママやパパは、お子さんが靴を履き終えるまで何も言わずに待機しましょう。
子どもは試行錯誤しながら、自分なりに履きやすいやり方を見つけている最中かもしれません。
そこで周りの大人が口出しをしたり、手を貸してしまったりすると、子どものやる気を失わせてしまう原因となってしまうことも……。
ですから、お出かけするときは少し時間に余裕を持たせ、気長に見守るようにしましょう!
自分で靴を履けるようになれば、今度は履いている靴がお子さんの足に負担をかけていないかチェックしましょう。
ここでは、サイズに関する2つの注意点をご紹介します!
大人でもサイズの合わない靴を履くと「足が痛い」「歩きにくい」などと感じることがありますよね。
とくに、子どもの足は「やわらかい」状態。足に合わない靴を履き続けていると、足の発達を阻害するといわれています。
ですから、サイズのチェックは入念に行いましょう。
サイズが合っているかをチェックする項目は、以下の通りです。
この中でもとくに大事なのが、ピッタリサイズで履かせるよりも、つま先に余裕を持たせたサイズを選ぶということ。
目安としては、つま先に0.5cm程度の余裕がある状態にすることです。※2
これだけのゆとりがあれば、靴の中でも足の指を自由に動かせます。
踏ん張りがききやすく、走ったり・飛んだりが上手にできるようになるでしょう。
子どもの成長は早いといいますが、とくに3歳くらいまでの子どもの足は著しく大きくなります。
個人差はあるものの、1~2歳半頃までは半年で約1cm、それ以降は半年で約0.5cmずつ大きくなるようです。※3
また2〜3歳の子どもの場合、「靴が小さくなったから大きいのがほしい」と自己申告してくることはないでしょう。
そのため、半年に1度必ずサイズの見直しを行い、その時の子どもの足に合ったサイズで買い替えることが大切です!