子育て中こそ自分の時間が必要!自分の時間を作り出す4つの方法とは

公開日:2022/03/14

子育て中こそ自分の時間が必要!自分の時間を作り出す4つの方法とは

厚生労働省が実施した第7回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)によると、自分の自由な時間がもてないことに負担を感じている人は、3割以上にのぼります。

特に2歳未満の子どもがいる人は、その割合が高いこともわかっています。

 

たしかに子育て中は、自分の時間を十分に確保することが難しいもの。

しかし、自分の時間もなく子育てに専念していると、親の心が悲鳴をあげてしまいます。

自分の心を守るためにも、意識して自分の時間を作り出すことが大切です。

 

この記事では、子育て中の人が自分の時間を作り出すための方法を紹介します。

自身のライフスタイルや環境とあわせて、活用できる方法がないか検討してみてくださいね。

 

参考:子どもの育ちをめぐる現状等に 関するデータ集

調査結果ダウンロード:第7回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)

「自分の時間が欲しい」と思うことは贅沢じゃない!

子育て中に「自分の時間が欲しい」なんて思ってはいけない……。

そんなふうに思って、自分を追い込んでいませんか?

 

自覚していなくても、無意識のうちにそのように感じている人は多いようです。

 

実は私も「ママになったんだから、自分の時間なんてないのが当たり前なんだ」と感じていたひとりです。

しかし、はたして本当にそうでしょうか。

 

子どもを最優先に考えることと、自分を犠牲にして子育てをすることは違います。

「自分の時間が欲しい」という欲求は、生きていく上で必要なものです。

子育て中の親が自分の時間を欲しても、なんら後ろめたいことではありません。

 

子どもと過ごす時間は、子どものペースに合わせて過ごしますよね。

相手のペースに合わせてばかりいることは、人間にとってツライこと。我が子であっても同様です。

 

自分が自由にできる時間と、子どもに合わせる時間をバランスよくもてることで、親の心のバランスもよい状態で保てるのです。

こんなときには意識して自分の時間を作ってみて

自分の時間がもてないと、心のバランスが崩れてしまいます。

心のバランスが崩れるとストレスがたまり、以下のような症状としてあらわれることがあります。

 

  • ちょっとしたことでイライラしてしまう
  • 無性に甘いものが食べたくなる
  • 食欲が増大・減少する
  • 睡眠がうまくとれなくなる

 

私の場合、子どもの食べこぼしやぐずりに優しく対応できなくなったら「危険だな……」と感じています。

 

症状の出方は人それぞれ。

心のバランスが崩れ、ストレスがたまったときに、自分にはどのような症状が出やすいのかを知っていると対応しやすくなります。

 

自分にどのようなサインが出るのかわかりにくい人は、上で紹介したような症状が出ていないかをチェックしてみてくださいね。

 

中には、ストレスを感じにくい人もいるでしょう。

そんな人はストレスを抱え込みやすい傾向があります。

意識的に自分の時間を作るなど、ストレスをため込まない工夫も必要でしょう。

子育て中に自分の時間を作り出す4つの方法

子育て中にも、自分の時間が必要だとおわかりいただけたでしょう。

ここからは、自分の時間を作り出す方法を紹介します。

夫や実家にあずける

自分の時間を作り出すために、誰かに子どもの世話をお願いする方法があります。

 

子どもの世話を夫にお願いしたことがある人もいるのではないでしょうか。

また、実家や義実家が近い人の場合もあずけやすいでしょう。

 

子どもの負担も少ないため、安心してあずけられると感じている人も多いようです。

 

しかし、中には子どもをあずけたことがきっかけで、夫婦関係や実家との関係がギクシャクしたという人もいます。

「与えたくないおやつを食べさせた」「やらせていない遊びをさせた」といったことで関係が崩れないように、前もって約束事を共有しておくとよいでしょう。

 

またあずけることが日常的になると、あずける相手に不満がたまってしまうこともあるようです。

お互い気持ちのよい関係をキープできるよう、ときには話し合いをするなどの工夫が必要かもしれません。

一時あずかりなどを利用する

自分の時間を作り出す方法として、自治体などが実施している一時的なあずかりサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

 

保育園やこども園が実施している「一時あずかり」は、病気や事故などの緊急のときだけでなく、リフレッシュを目的とする場合でも利用できます。

 

対象年齢は施設によって異なりますが、0歳児からあずかってくれる施設もたくさんあります。

利用できる日数や利用方法、実施施設などに関しては、自治体のホームページに詳細が掲載されていますので、チェックしてみてくださいね。

 

また、自治体が運営する「ファミリーサポート」もおすすめです。

ファミリーサポートとは、子育てのサポートをしてもらいたい人と、子育てのサポートをしたい人が互いに助け合える仕組みです。

平成6年度に国の補助事業としてスタートし、現在では全国で活動が広がっています。

 

ファミリーサポートを利用すると、子どもをあずかってほしいときや子どもの送迎を頼みたいときなど、いろいろな場面でサポートしてもらえます。

 

このサービスを利用するには、会員登録が必要です。

とくに近くに頼れる人がいないという場合は、いざというときのために会員登録をしておくとよいでしょう。

「ファミリーサポート お住まいの自治体名」で検索すると、お住まいの自治体が提供しているサービス内容を調べられます。

登録に関する情報も見られるので、ぜひ検索してみてくださいね。

 

最後に、一時あずかりなどを利用するときには、あずけ先が信頼できるかどうかを判断することが大切です。

自治体や保育園などが運営しているサービスではなく、個人が提供している場合はとくに慎重に判断しましょう。

子どもが寝ている時間を自分の時間にあてる

自分の時間を作り出すために、子どもが寝ている時間を利用している人もいます。

 

子どもが寝た後を自分の時間にあてる人と、子どもが起きる前の時間を活用する人がいるようです。

自分や家族のライフスタイルにあわせて、どちらがよいか検討してみるとよいでしょう。

 

この方法は、すぐにできる方法として優れています。

 

しかし、子どもがある程度まとまった時間寝てくれるようになるまでは、少し難しいかもしれません。

また、子どもの体調や環境などによっては、子どもが寝てくれない、もしくは早く起きてしまうこともあります。

 

子どもの寝つきをよくしたり、ぐっすりと寝かせたりするために、さまざまな工夫をしている人も多いようです。

具体的な工夫としては、外遊びで体力を発散させたり、生活リズムを整えたりといった声がよく聞かれます。

 

我が家の場合、私が「子どもが寝たら〇〇しよう!」と考えていると、なぜかなかなか寝てくれません。

「寝てくれない!」とイライラせず、子どもが寝るまではとことんつき合うことにしています。

やるべきことを効率化する

自分の時間を作り出すための方法として、やるべきことの効率化があります。

 

ここでいう「やるべきこと」とは、子どもの世話以外のこと。

家事を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

 

しかし、学校からのおたよりチェックや提出書類の準備、保育園の用意など、家事以外にもこまごました作業がたくさんあるのです。

 

このようなやるべきことを効率化して時短できれば、自分の時間を作り出せるのではないでしょうか。

 

学校からのおたよりは1か所にまとめて置いてもらったり、保育園から持ち帰ったものは自分で洗濯に出してもらったりなど、子どもにも自分のことをやってもらうと、親としてはかなり楽になります。

 

それに加え、家事を効率化できると自分の時間を作りやすくなるでしょう。

洗濯を例にして、家事の時短についても考えてみます。

 

たとえば、洗濯物を各自でネットに入れてもらう、ポケットのものは出してもらうなど、家族に協力してもらうことで少しずつ時短につながります。

 

家事の時短というと、ロボット掃除機や食洗機といった時短家電をイメージしがちです。

しかし、その前に家族の協力によって時短できる要素はたくさんあります。

 

家族も巻き込んで、やるべきことの効率化を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

子育て中は、思うように自分の時間がもてず、負担を感じやすいもの。

心のバランスを崩してしまうこともあるでしょう。

自分の心を守るためにも、自分の時間をもつことに意識を向けてみませんか?
「自分の時間が欲しいなんて、私のわがままなのかも……」と自分を抑え込まず、自分の時間を作れるよう工夫してみてくださいね。

文/りっか

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