「子どもとするお散歩、義務でやってない...?」 いつものお散歩を楽しむためのアイデア7選

公開日:2022/05/12

「子どもとするお散歩、義務でやってない...?」 いつものお散歩を楽しむためのアイデア7選

子どもとのお散歩、楽しんでいますか?

中には「なんとなく義務感でお散歩をしている……」という人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、子どもとのお散歩を楽しむアイデアと、季節ごとの楽しみ方を紹介します。

とくにこの記事では、ママやパパの負担になりにくいアイデアを集めました。

 

「お散歩がマンネリ化している……」「お散歩をもっと楽しみたい!」というママやパパは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもとのお散歩をもっと楽しむ7つのアイデア

まず、子どもとのお散歩をもっと楽しむためのアイデアを7つ紹介します。

お散歩のお供に!おもちゃのカメラ

普段から子どもを撮影しているママやパパは多いもの。

親を見ていて「自分も写真を撮ってみたい!」と興味をもつ子どももいるでしょう。

そんな子どもには、おもちゃのカメラを持たせてみるのはどうでしょうか。

 

本当に撮影できるカメラでもよいですし、段ボールなどで作った手作りカメラでもかまいません。

カメラを持っているだけで、普段と違う視点でものを見ることができ、新たな発見につながります。

 

実際に撮影できるカメラなら、後で家族に共有することもできます。

家族のコミュニケーションにも一役買うでしょう。

盛り上がり度No.1!色探し・形探し

いつものお散歩コースに少し飽きてきたときには、色探しや形探しはいかがでしょうか。

これは、お散歩をしながら親子で決めた色や形を探すゲームです。

「赤を探せ!」「丸を探せ!」といった感じで、お散歩しながら親子で決められた色や形を見つけます。

 

お散歩前に時間があるときには、色や形を書いた紙を袋に入れ、その袋を持ってお散歩するのもよいでしょう。くじ引きのようにお題を決めると、さらに盛り上がります。

 

文字や数字が読めるようになってきた子どもには、文字探しや数字探しもおすすめ。

たくさん見つけたほうが勝ち、早く見つけたほうが勝ちなど、子どもに合わせたルールで楽しんでくださいね。

気軽にできる!青空おやつタイム

お散歩で公園に行くときにはおやつを持って出かけ、ピクニックのようなおやつタイムを過ごすのも楽しいですよ。

「子どもがいつもポロポロこぼして、ストレスがたまる!」というママやパパも、外でなら気にならないかもしれません。

 

我が家でも、ポロポロこぼしそうなおやつを食べるときは「外で食べよう!」と声をかけていた時期がありました。

子どもはいつもと違う雰囲気で盛り上がりますし、親もストレスがたまらず一石二鳥でした。

 

お弁当を持って出かけるとなると準備が大変ですが、おやつだけならそれほどではありません。

持ち歩ける小分けタイプのおやつと紙パックジュースがあれば、気軽にできるでしょう。

科学を身近に!影ふみ

お散歩をしながら影ふみはいかがでしょうか。

影がくっきりと濃くなる、日差しが強めの日におすすめです。

 

お昼頃は影が小さくなるので、踏むのが大変!

夕方は影が大きく伸び、隠れたり逃げたりするのが大変です。大人よりも体の小さい子どものほうが、有利かもしれませんね。

 

影は子どもにとって、とても不思議な存在です。

お散歩の時間を変えて影の長さの違いに気付かせたり、影ができる方向に規則があることを発見させたりして、科学を身近に感じる機会にするのもよいでしょう。

 

「不思議だな」と感じる体験をたくさんさせてあげることが、子どもの「知りたい」という気持ちを引き出すきっかけになるとも考えられています。

ぜひ、お散歩中にはいろいろな“不思議”を感じさせてあげましょう。

たまには空を見上げて!雲の形連想ゲーム

お散歩中はつい下に目線が行きがちですが、ときには空を見上げてみてください。

空にはおもしろい形の雲がたくさんあります。

雲が何に見えるか親子で話してみると、子どもの発想力に思わず笑ってしまうかもしれませんね。

 

また、雲をじっと見ていると、動いていることや少しずつ形が変わっていることに気付くでしょう。

普段生活している中では気付きにくいことも、お散歩中にはいろいろ発見できます。

 

お散歩を通して、小さな発見をたくさんさせてあげましょう。

子どもが夢中になる!葉っぱや木の実集め

お散歩をしていると、葉っぱや木の実、花びらなどが落ちているのを見つけますよね。

それらを拾って持ち帰ろうとする子どもも多いのではないでしょうか。

 

葉っぱ拾いなどが好きな子どもとお散歩するときには、あらかじめジッパー付きのビニールバッグを持ち歩くのがおすすめです。

ジッパー付きのビニールバッグなら中身が落ちる心配もありませんし、透明なのでいつでも中身を確認できます。

 

袋にひもを付け、ポシェットのように首にかけられるようにすれば、両手があくので安全にお散歩できるでしょう。

 

拾ったものを形の崩さないように持って帰りたいというときには、プリンカップや牛乳パックがおすすめ。

木の実を集めて音を楽しみたいときには、ペットボトルのようなフタ付きの容器がよいでしょう。

お散歩を帰宅後も楽しめる!お絵かき・工作

お散歩の楽しみは、お散歩中だけのものではありません。

帰宅後に、お散歩で見つけたものの絵を描いたり、拾ってきたもので工作したりするのも楽しいでしょう。

 

「絵の題材を見つけに行こう」「工作の材料を探しに行こう」といった目的でお散歩をするのもおすすめです。

普段と視点が変わるので、おもしろい発見ができるかもしれません。

【季節別】子どもとのお散歩の楽しみ方と注意点

ここからは季節別に、子どもとのお散歩の楽しみ方と注意点をお伝えします。

春|五感をフルに使ってお散歩を楽しもう

あたたかくなりはじめる春は、花が咲きはじめたり虫たちが動きはじめたりするので、好奇心旺盛な子どもとのお散歩にぴったりの時期です。

昼間でも暑すぎないので、お出かけしやすいでしょう。

 

カラフルな花に目を向けたり、鳥のさえずりを聞いたり、虫を触ったりなど、五感をフルに使ってお散歩を楽しみましょう。

 

一方で、紫外線が強くなりはじめる時期でもあります。

とくに肌の弱い子は、日焼け止めを塗ったり帽子をかぶったりするなど対策しましょう。

夏|お散歩するには暑さなどに注意しよう

気温が高くなる夏は、お散歩に注意が必要な時期です。

暑さのピークとなる10時~16時頃は避け、比較的涼しい時間を選んでお散歩します。

通気性のよい洋服を着せ、水分補給ができるよう水筒も持ち歩きましょう。

 

場所によっては、虫刺されにも注意が必要です。

虫よけには、直接肌に塗るシートタイプや乳液タイプのほかベビーカーに吊り下げるタイプなど、さまざまなものが市販されています。

状況に合わせて選びましょう。

 

「夏は暑さでお散歩がツライ……」と感じる人も少なくありません。

ママやパパがツライときにはムリをせず、水遊びや室内遊びを取り入れるなど工夫してくださいね。

秋|お散歩を通して季節の移ろいを感じよう

季節の移ろいを感じられる秋は、たくさんの発見ができる時期です。

紅葉がはじまった頃の時期には、毎日同じ木を見に行き、色の移り変わりを観察するのもおすすめ。

少しずつ変化する季節を体感できるでしょう。

 

秋には、葉っぱや木の実などがたくさん落ちます。

足で落ち葉を踏んで音と感触を楽しんだり、木の実を拾って工作を楽しんだりするなど、いろいろな楽しみ方ができるでしょう。

 

また秋に咲く花には、赤色が目を引く彼岸花や香りのよいキンモクセイなどがあります。

子どもにもわかりやすい花ですので、お散歩の際探してみるとよいかもしれませんね。

 

さらに秋は、うろこ雲やひつじ雲、すじ雲などユニークな形の雲がたくさん見られる時期でもあります。

ぜひ先ほど紹介した「雲の形連想ゲーム」も楽しんでみてくださいね。

冬|体調に合わせてお散歩しよう

気温の下がる冬は、お散歩がしにくい季節です。

子どもの体調を見て、お散歩をするかどうかを決めましょう。

お散歩をするときには、気温に合わせて動きやすくあたたかい服装を意識しましょう。

 

冬には見過ごされやすいですが、適度な水分補給も必要です。

乾燥するとウイルスなどに感染しやすくなるといわれていますので、意識的に水分補給をしてくださいね。

 

また、帰宅後は子どもが汗をかいていないかチェックしましょう。

外で活発に動いていると、汗をかくことがあります。そのままにしていると体が冷えてしまうので、汗をかいている場合はすぐに着替えるようにしてください。

 

気温の低い冬は、息が白くなったりほほが冷たくなったりと、寒さを体で実感できます。

お散歩で、冬ならではの感覚をたっぷりと味わわせてあげましょう。

まとめ

子どもはお散歩を通してさまざまな発見をします。
子どもがどのようなことに興味をもつのか、お散歩中にそっと観察してみるとよいでしょう。

たとえば子どもがお散歩のときに虫をじっと見ているなら、虫に興味があるのかもしれません。
親子で、図鑑を見て虫の名前を調べたり虫の特徴を調べたりしてみると、さらに子どもの興味を広げることができるでしょう。
このように、お散歩は子どもの興味を広げるきっかけになるのです。

「お散歩=子どもの好きを発見する機会」ととらえると、いつものお散歩も別の視点から楽しめるようになるかもしれません。

「お散歩=単に外を歩く、公園で遊ばせる」になっていてはもったいない!
ぜひ、子どもとのお散歩をさまざまな角度から楽しんでくださいね。

文/りっか

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