2025年は60年に一度の「乙巳(きのとみ)」に当たり、劇的な変化や成長が期待される年になるといわれています。
そんな2025年も、生まれ年によっては運気が下がってしまうため注意が必要です。
この記事では、2025年が凶方位の年に当たってしまった筆者が、厄年や凶方位について解説します。
運気がよくないときの過ごし方・お祓いにおすすめの神社も紹介するので、厄年・凶方位の年に当たる人はチェックしてみてください!
メイン画像提供:三重フォトギャラリー
2025年は60年に一度の「乙巳(きのとみ)」に当たり、劇的な変化や成長が期待される年になるといわれています。
そんな2025年も、生まれ年によっては運気が下がってしまうため注意が必要です。
この記事では、2025年が凶方位の年に当たってしまった筆者が、厄年や凶方位について解説します。
運気がよくないときの過ごし方・お祓いにおすすめの神社も紹介するので、厄年・凶方位の年に当たる人はチェックしてみてください!
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2025年の厄年・凶方位の年に当たる人の生まれ年は、以下のとおりです。
なお、厄年や凶方位がどのようなものかは、次の章でご紹介します。
※厄年は満年齢ではなく、生まれたときを1歳とする「数え年」で判断するのが一般的です。
※厄年・凶方位の年を考えるときの「1年」は、昔のしきたりにならって「旧暦」で考えるのが一般的です。
男性は1984年(昭和59年)生まれの42歳、女性は1993年(平成5年)生まれの33歳が大厄です。
厄年は陰陽道、凶方位は九星気学や風水に基づいて特定されています。
以下の人は、厄年かつ凶方位の年に当たるため、特に注意が必要です。
初詣などで神社に足を運ぶと、厄年・凶方位の年の一覧が表示されています。
しかしそもそも厄年・凶方位の年とは、どのような意味があるのでしょうか?
厄年という概念は、陰陽道や陰陽五行説といった、古代中国の自然観や宇宙観に由来しています。
陰陽道や陰陽五行説は、全てのものは陰と陽、五行(木・火・土・金・水)の調和の中で存在しているという思想です。
特定の年齢になると調和のバランスが崩れやすく、災いや不運に遭いやすいと考えられていました。
ただし厄年とされる年は、男性・女性ともに人生の転機となりやすい年です。
例えば男性の大厄である42歳や女性の大厄である33歳は、その昔は家督を継いだり子育てを終えたりする年齢に当たります。
肉体的・精神的・社会的な変化によって体調を崩す人が多く、「厄年」として注意喚起されるようになったのかもしれません。
「凶方位」という概念は、主に九星気学の概念に基づく考え方です。
九星気学では、人は生まれた年ごとに「本命星」を持つと考えます。
本命星は9つあり、年ごとに位置が変化。本命星がよくない位置に来た年が、「凶方位の年」です。
神社では、方位盤(九星盤)を使って各本命星がどの方位に位置しているかを確認しています。
最も注意が必要な「大凶」とされるのは、本命星が方位盤の中央に来る「八方塞がり」です。
八方が塞がれてどの方角にも通じないことから、何をやってもうまくいかないとされます。
2025年は、「二黒土星(じこくどせい)」の本命星を持つ人が「大凶」といわれる八方塞がりです。
自分の本命星を知りたい方は、以下のサイトで計算してみてください。
厄年・凶方位の年は、体調を崩しやすくなったり物事がうまく行きにくかったりするといわれます。
心身の状態や生活を見直し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。
厄年・凶方位の年に当たってしまった場合の過ごし方をご紹介します。
普段よりも運気が低迷しやすい厄年・凶方位の年は、変化や転換を生む行動がトラブルや不安定な状況につながりやすいと考えられています。
引越し・家の新築・転職・起業・大きな出費を伴うイベントなどは、できるだけ控えると良いかもしれません。
厄年・凶方位の年は、自分の人生を振り返るのにちょうどよいタイミングです。
「自分が本当に大切にすべきものは何なのか」「これまで下してきた決断や行動は適切だったのか」などを自分自身に問いかけてみてください。
じっくり自分と向き合うことが、次の大きなステップにつながるはずです。
厄年・凶方位の年を意識しすぎると、あらゆることが不安になってしまいます。
あまり気にしすぎず、ゆったりとした気持ちで過ごすことも大切です。
厄年・凶方位の年という考え方は古くからありますが、該当する人に必ず悪いことが起こるわけではありません。
常に「何か悪いことが起こるのでは」と不安になって過ごすと、却って物事が悪い方へ進む可能性があります。
無用なストレスをためこんで暗い気持ちで過ごすのではなく、厄年・凶方位の年という考え方は「慎重に生活するためのアドバイス」程度に考えてください。
神社では、厄払いや方位除けのお祓いをしてくれます。
厄年・凶方位が気になったら、神社でご祈祷をお願いするのも1つの方法です。
実は筆者は今年が凶方位の年に当たると知ってから、すぐに地域の神社にお祓いに行きました。
「今年は運気が悪い」といわれるとネガティブになり、精神的にも落ち込みやすくなります。
「厄年」「大凶」などと言われると気になってしまう人は、モヤモヤしたまま過ごすよりもお祓いに行った方がすっきりしますよ!
日本各地には、厄除けや厄払いのご利益がある神社がさまざまあります。
厄年・凶方位の年が気になる人は、思い切ってご祈祷をお願いしましょう。
厄除けや厄払いにおすすめの神社をご紹介します。
写真提供:東北観光推進機構
一切の病厄や不運を祓う「病厄除け」のご祈祷を受けられる神社です。
1784年に発生した大飢饉ではこの神社で厄除け祈願が行われ、病魔の退散と大飢饉による災いの祓いが実現されました。
御祭神は、日本神話における最高神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の 「荒御魂(あらみたま)」です。
荒御魂とは、神様の荒々しく激しい一面を表わす魂のこと。
内外に起こる様々なものを祓い除ける強い力があり、あらゆる厄災について厄払いの御神徳を受けられます。
■所在地:青森県青森市長島2丁目13-5
■初穂料(病厄除祈願):
・小祈願 :1万円 (当日のみ祈祷)
・中祈願 :3万円 (5日間祈祷)
・大祈願 :5万円 (7日間祈祷)
■公式サイト
創建から1600年以上の歴史を持つ、由緒正しい神社です。
源頼朝、北條義時、武田信玄などの武将が信仰を捧げたといわれており、江戸時代には関東8国を鎮護する神社として崇められました。
御祭神は、寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱です。
全国で唯一の「八方除け」の守護神として知られており、凶方位の厄災を祓う御神徳があります。
凶方位の厄除け祈願をしたい人に特におすすめの神社です。
■所在地:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
■御祈願料:
・中式:3,000円以上
・大式:5,000円以上
・当座式:10,000円以上
■公式サイト
貞観2年(860年)、宇佐八幡宮(大分県)から八幡神を勧請して創建された神社です。
御祭神は「誉田別命(ほんだわけのみこと:応神天皇)」「比咩大神(ひめおおかみ)」「息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと:神功皇后)」の三柱で、「八幡大神」と総称されます。
社殿があるのは、桂川、宇治川、木津川の合流点に位置する「男山」の山頂です。
位置的には平安京の裏鬼門(南西の方角。災いが入りやすいとされる)にあるため、都や人々を災厄から守る「厄除け」の神社として親しまれました。
毎年1月中旬頃に行われる「厄除大祭」は、初詣に劣らないほど多くの人が訪れます。
古来厄除け神社として崇められてきただけあって、厄払いの種類は豊富です。
一般的な厄払いはもちろん、八方除けや凶方位による災難除けも祈祷してもらえます。
なお現在の社殿は、徳川三代将軍・家光の造替によって作られたものなのだとか。
本殿を含む本社10棟・附 棟札(つけたり むなふだ)3枚は国宝に指定されており、観光スポットとしても見ごたえがあります。
■所在地:京都府八幡市八幡高坊30
■初穂料:
・八幡御神矢(はちまんごしんや):3,000円
・特別厄除御神矢(とくべつやくよけごしんや):5,000円
・八幡御神弓(はちまんごしんきゅう):7,000円
・専用御弓矢置台(せんようおゆみやおきだい):2,000円
■公式サイト