メリークリスマスとは言わない!実は変わってる?日本のクリスマスと世界のクリスマスを比べてみた

公開日:2022/12/19

メリークリスマスとは言わない!実は変わってる?日本のクリスマスと世界のクリスマスを比べてみた

12月25日は、クリスマス!

クリスマスに向けてケーキやごちそうを予約したり、パーティーの予定を立てたりしているご家庭も多いのではないでしょうか?

 

しかし本来のクリスマスは、キリスト教の大切な行事の一つ。

他の国々から見ると、日本のクリスマスはかなり異色といえるかもしれません。

 

この記事では、全世界で20億もの人がお祝いするという「クリスマス」の過ごし方についてご紹介。

国によって習慣は異なるので、日本と比べてみると楽しいかもしれません!

Happy Holidays!(ハッピーホリデー!)アメリカのクリスマス

アメリカの人々にとって、クリスマスは独立記念日(7/4)・サンクスギビング・デー(感謝祭:11/24)と並ぶ大切な祝日。

サンクスギビング・デーが終わると、人々は一気にホリデーモードに突入します。

 

シーズンムードたっぷりな、アメリカのクリスマスを見ていきましょう。

あいさつは「Happy Holidays!」

アメリカにはさまざまなルーツを持つ人々が集まっています。

クリスマスを熱心に祝う家庭もあれば、特に何もしないという家庭もあるでしょう。

 

キリスト教とは無関係な人々にも敬意を払うため、アメリカでは定番の「Merry Christmas!」という挨拶をしないケースが増えてきています。

公的な場所や広告などでは、「Happy Holidays!」を使うケースが増加しています。

ツリー&ライトアップでお祝い

アメリカのクリスマスで欠かせないのは、何といってもクリスマスツリー。

 

クリスマスシーズンになると、スーパーなどではモミの木の販売コーナーが設置されるのが一般的です。

大小さまざまなモミの木の中から、人々は各家庭にちょうど良いモミの木をピックアップしていきます。

 

また家や建物をライトアップするのも、アメリカらしい習慣の一つ。

戸建に住む人々は、家を華やかに飾り付けしてライトアップします。

トナカイやサンタ、雪だるまなどのモチーフがキラキラときらめく様子は、幻想的とさえいえるでしょう。

 

なおクリスマスイブには、庭にコップ1杯のミルクとクッキーを置いておくのが習わしです。

「プレゼント配りで忙しいサンタさんに、ホッと一息ついてもらおう」という意味があるのだとか!

ジンジャーブレッドクッキーは必須

アメリカのクリスマスの定番は、ケーキではなくクッキー。

シナモンやクローブをたっぷりと入れた生地を人型に抜いて、「ジンジャーブレッドマンクッキー」を焼くのが習わしです。

 

またジンジャーブレッドの生地を使い、「ジンジャーブレッドハウス」を作るのもクリスマスならでは。

誰でも簡単に作れるよう、食料品店では「ジンジャーブレッドハウスキット」も販売されているんですよ!

基本は家族でのんびりと

アメリカのクリスマスは、家族や親しい人たちとのんびり過ごします。

 

クリスマスの食卓に並ぶのは、クランベリーソースを添えた「七面鳥の丸焼き」。

これにたっぷりと甘い「エッグノッグ」というドリンクを合わせるのが定番です。

 

エッグノッグとは、温かく甘いミルクに卵黄を加えてシェイクしたもの。

大人用にはラム酒やブランデーが入っており、一口飲むとぽかぽかと体が温まります。

 

食後はテレビの前に移動して、クラシックな「34 番街の奇跡」(1945年)や「素晴らしき人生」(1946年)「チャーリーブラウンのクリスマス」(1965年)といった古典映画や番組を見たり、ゲームをしたりして過ごします。

Happy Christmas!(ハッピークリスマス)イギリスのクリスマス

イギリスでも、クリスマスは祝日。ほぼ全土の企業やショップなどが休業になり、公共交通機関もストップします。

 

イギリスではどのようにクリスマスをお祝いするのか、見ていきましょう。

家族でクリスマスディナーを食べる

イギリスの企業やショップなどは、24日から休みまたは短縮営業になります。

 

人々は早々に帰宅して、家族と一緒にクリスマスディナーを楽しむのが一般的。

食卓には七面鳥を丸ごとローストしたものや、芽キャベツやタマネギなどをじっくりローストしたものが並びます。

 

そしてディナーの締めは、クリスマスに欠かせない「クリスマスプディング」「ミンスパイ」などのデザートです。

どちらもスパイスやドライフルーツ・ナッツがたっぷりと使われており、どっしりと重たい食べ応えがあります。

イギリス国王のメッセージを聞こう

クリスマスには、人々は朝から近所の教会に行き、クリスマス礼拝に加わります。

神に祈りを捧げた後は帰宅して、家族でまったりと団らんするのが一般的な過ごし方です。

 

またイギリスのクリスマスといえば、忘れてはならないのが「Christmas broadcast(クリスマス・ブロードキャスト)」。

25日の午後3時になると、BBC1でイギリス国王(女王)がクリスマスの挨拶を行います。

 

これは1932年よりイギリス王室が行ってきた習慣で、もともとはラジオで行われていたもの。

2022年9月8日に亡くなったエリザベス2世在位中の1957年より、テレビで放映されるようになりました。

イギリス国民にとっては、国家元首を身近に感じられる大切なスピーチです。

クリスマスの翌日は1年で最も安いボクシングデー

イギリス国民が楽しみにしているのは、クリスマス翌日の「ボクシングデー」。

クリスマスの翌日になると、デパートやショップでは大規模なバーゲンセールが行われます。

 

イギリスではボクシングデーの方がブラックフライデーよりも割引率が高く、品数も多いのだとか。

人々は欲しい物をたくさんリストアップして、ボクシングデーに備えているんです!

Frohe Weihnachten !(フローエ・ヴァイナハテン)ドイツのクリスマス

クリスマスを特に重視するドイツでは、クリスマスの4週間前から「アドヴェント(待降節)」という準備期間に入ります。

 

現在日本でもちらほらと流行している「アドヴェント・カレンダー(12月の日付が付いたボックスにお菓子などが入っているカレンダー)」は、ドイツの発祥です。

 

【争奪戦必至】100円ショップでも売り切れ続出!話題のアドベントカレンダーとは?おすすめ5選

 

本場・ドイツではどのようなクリスマスが行われるのかを見ていきましょう。

クリスマスマーケットが有名

クリスマスマーケットとは、クリスマスをテーマにしたイベントのこと。

会場にはクリスマスのモニュメントがたくさん並び、ツリーの飾りやオモチャ、食べ物やホットワインなどが販売されています。

 

会場ではオーケストラの演奏やイルミネーション装飾もあって、クリスマスムード満載です!

 

クリスマスマーケットはほぼドイツ全土で行われ、300以上の店が並ぶ大規模なものから、数十店舗の小規模なものまでさまざま。

最古のクリスマスマーケットは、14世紀に行われていたそうです。

クリスマスのお菓子はいろいろ

ドイツのクリスマスも、アメリカと同様にクッキーを焼くのが一般的。

モミの木やトナカイなどの型を使い、チョコやアラザンでデコレーションします。

 

中でもクリスマスの定番は、「レープクーヘン」と呼ばれるスパイシーなクッキーです。

形状や味は、ジンジャーブレッドクッキーにそっくり。

ドイツでは中世時代から作られていたといい、クリスマスには欠かせません。

 

またドイツを代表するクリスマスのお菓子といえば、「シュトーレン」が定番です。

 

これは、バターがたっぷりと入った生地にドライフルーツやナッツ、砂糖などを練りこんで焼き上げたもの。

1カ月以上も日持ちするので、ドイツではアドヴェント期間中に少しずつ食べてクリスマスを待ちます。

 

近年は日本でも販売されるようになってきたので、チェックしてみるのもおすすめ!

25・26日が祝日に

ドイツでは、24日の午後には多くのお店が閉まってしまいます。

25・26日は祝日として休業になるケースが多く、24日までに買いだめをする人も多いのだそう。

 

クリスマスはみんな家庭でゆっくり過ごすため、外を歩く人はあまりいません。

聖なる日にふさわしく、街や通りは静かです。

 

ドイツのクリスマスディナーは、24日を控え目にし、25・26日を華やかにするのが一般的。

クリスマスの食卓には、ガチョウやカモ、七面鳥などが並びます。

 

ただしプレゼントを開けるのは、24日のディナー後。

家族それぞれが、自分あてのプレゼントをわくわくしながら開封します。

■子どもたちはプレゼントが2回?

ドイツのクリスマスの有名人といえば、「聖ニコラウス」。

赤い服・白いヒゲのおじいさんで、見た目はサンタクロースそっくりです。

 

ドイツでは、聖ニコラウスが子どもたちにプレゼントを贈ると信じられています。

ただしプレゼントをもらえるのは良い子のみ。

悪い子にはおしおきが与えられるので、ドキドキしている子どももいるかもしれませんね。

 

聖ニコラウスがやってくるのは、12月6日の夜。

頑張って良い子にしていた子どもたちは、わくわくしながらプレゼントを待つのだそうです。

 

もちろん、24日のクリスマスイブにもプレゼントはもらえます。

つまりドイツの良い子たちは、2回もプレゼントをもらえるチャンスがあるというわけです!

その他の国々のクリスマス

アジアや北欧でも、クリスマスはやはり特別な日です。

ここからは、中国・フィンランド・オーストラリアのクリスマスをご紹介します。

圣诞节快乐!(ション ダン クヮイ ルー)中国のクリスマス

キリスト教国家ではない中国では、クリスマスは「楽しいイベント」として受け止められています。

宗教色はほぼなく、日本のスタイルと変わりません。

 

街にはイルミネーションがきらめき、人々は親しい人同士でパーティーをしたり、イベントに参加したりなどをして過ごします。

 

一方で、中国ならではの習慣として流行しているのが、「リンゴ」をプレゼントすることです。

 

中国ではクリスマスを「平安夜(ピンアンイエ)」と言い、「平安果(ピンアングォ)」を食べます。

また、「平安果」を略して「平果(ピングォ)」と呼ばれています。

そして、リンゴは中国語で「苹果(ピングォ)」。

そう、クリスマスに食べる「平果(ピングォ)」と同じ音を含みます。

 

これに因み、中国では仲の良い人同士でリンゴを贈り合う習慣ができたのだとか。

クリスマスが近づくと、きれいにラッピングされたリンゴがお店に並び始めます。

Merry Christmas!(メリークリスマス)オーストラリアのクリスマス

南半球にあるオーストラリアでは、12月は夏。

ツリーやクリスマス飾りは登場するものの、クリスマスらしさはあまりありません。

それでも25、26日が祝日となることから、家族や友人で集まってクリスマスディナーを楽しむ家庭も多いようです。

 

オーストラリアのクリスマスディナーは、バーベキューが定番。

日射しの強い屋外で肉を焼き、ビールをおいしくいただきます。

 

特に若者はビーチに集まり様々なイベントなどを楽しみます。

また、サーフィンをするサンタクロースもテレビや画像などで見たことがある人も多いのではないでしょうか?

 

オーストラリアに暮らす人々の中には、オーストラリア流のクリスマスを「クリスマスっぽくない……」と考える人も多いようです。

 

「クリスマスといえば冬!」ということで、オーストラリアの冬に当たる7月にクリスマスをお祝いする人も多いのだとか。

おまけ:サウジアラビアのクリスマス

サウジアラビアは、厳格なイスラム国家。

当然ながらクリスマスを祝う習慣はありませんが、クリスマスシーズンにはクリスマスツリーを飾ったり、販売したりするショップも登場しています!

 

2015年に即位したサルマン国王は、「ビジョン2030」という社会経済改革を推進中。

宗教に関する厳しい規制は緩和される傾向にあり、サウジアラビアでもクリスマスをお祝いしやすくなっているのです。

 

クリスマスをお祝いするのはキリスト教徒のみですが、「他の国と同じように、クリスマスで盛り上がりたい!」と考える若者も少なくはないようです。

まとめ

12月といえばクリスマス! というのは、世界のどの国でも変わらないようです。
とはいえキリスト教国とそうではない国では、やはり過ごし方に違いがありますね。

日本のクリスマスは、日本人の国民性や独自の文化によって育まれ進化してきたもの。
西欧諸国と過ごし方は異なりますが、家族や友人たちと過ごせる大切なイベントであることには変わりありません。

12月に入れば、クリスマスももうすぐ。
1年最後のハッピーなイベントを家族や親しい人たちと楽しんでくださいね!


文/カワサキカオリ

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