四季の移り変わりがはっきりとしている日本は、冬の美しさも格別です。
日本各地に絶景スポットやイベントがあるので、家族みんなでお出かけしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、日本全国の「冬に行きたいスポット」を「雪景色」「イベント」「温泉」に分けてご紹介。
日本ならではの情緒に触れ、美しい冬を満喫しましょう!
四季の移り変わりがはっきりとしている日本は、冬の美しさも格別です。
日本各地に絶景スポットやイベントがあるので、家族みんなでお出かけしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、日本全国の「冬に行きたいスポット」を「雪景色」「イベント」「温泉」に分けてご紹介。
日本ならではの情緒に触れ、美しい冬を満喫しましょう!
しっとりとした日本の風景と雪の相性はベストマッチ!
世界的な観光地も、冬になるとまた違った表情を見せてくれます。
「冬ならではの雪景色が見たい!」という方におすすめのスポットをご紹介します。
五箇山(富山県)と共に、世界遺産に認定されているのが白川郷。
豊かな自然の中に合掌造りの家屋が建ち並ぶ様子は、昔話に迷い込んだかのような錯覚を味わわせてくれます。
冬は辺り一面が雪に包まれて、幻想的な雰囲気を楽しめますよ!
雪景色を楽しみたい方に特におすすめなのが、1月・2月に開催されるライトアップイベントです。
雪をかぶった合掌造りの建物が暗闇に浮かび上がる様子は、言葉を失うほどの美しさ。
田んぼの水面に合掌造りが反射する「逆さ合掌造り」も、ライトアップによってよりくっきりと見えるそうですよ。
ただしライトアップは事前予約・抽選式です。
足を運ぶ前に、必ず問い合わせをしてくださいね。
住所:岐阜県大野郡白川村
アクセス:白川郷ICから車で約5分
写真提供:石川県金沢城・兼六園管理事務所
石川県金沢市にある兼六園は、日本三名園の一つにも数えられる美しい庭園です。
冬の金沢は雪の降る日が多く、「城下町×雪」のしっとりとした風情をたっぷりと堪能できます。
冬の兼六園の見どころは、木々を守るように設置されている「雪吊り」です。
雪吊りとは、木々の枝を雪から守るために縄で支えること。
どっしりと重たい雪が降り続く、北陸地方ならではの冬の風物詩です。
傘をかぶったような庭園の木々は、兼六園の冬景色をより一層特別なものに見せてくれます。
写真提供:石川県金沢城・兼六園管理事務所
冬だけ見られる雪吊りが取り外されるのは、毎年3月15日頃だそう。
ぜひそれまでに、兼六園ならではの山水画のような風景を楽しみましょう!
住所:石川県金沢市兼六町1
営業時間:3月1日~10月15日7:00~18:00
10月16日~2月末日8:00~17:00
料金:大人320円、6歳以上18歳未満100円、65歳以上無料(要公的機関の証明書)
アクセス:金沢駅から車で約10分
写真提供:やまがたへの旅 – 山形県の公式観光・旅行情報サイト
銀山温泉は、山形県花沢市にある温泉街です。NHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台としても知られていることに加え、「千と千尋の神隠し」の舞台ではないかとも言われており、日本だけではなく世界中から観光客が訪れます。
銀山温泉の見どころは、大正末期から昭和初期にかけてつくられたレトロな街並み!
「銀山川」を挟んだ両岸には、木造の3~4階建ての洋風建築が多数軒を連ねています。
街をそぞろ歩けば、大正時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな気分を味わえますよ!
四季折々の美しさがある銀山温泉ですが、特におすすめなのは冬だと言われています。
白くなった山々や、屋根に雪をいただいた旅館群は日本情緒たっぷり。
夜になるとガス灯の柔らかな明かりが周囲を照らし、ロマンティックなムードがさらにアップします。
写真提供:やまがたへの旅 – 山形県の公式観光・旅行情報サイト
体が冷えてきたら温泉に入り、雪見風呂を楽しむのもいいですね!
銀山温泉案内所
住所:山形県尾花沢市銀山新畑429
TEL:0237-28-3933
長野県北部・志賀高原のふもとにある自然公園です。
こちらでは、温泉に入るニホンザルたちの姿を見られます。
そもそもサルは、体を濡らすのを好みません。
自らすすんで温泉に入るサルは世界でも非常に珍しく、日本以外では見られないそう。
お湯につかってうっとりしているサルたちの姿は、見ているだけで癒されること間違いなし!
写真提供:地獄谷野猿公苑
なお温泉につかっているサルのほとんどは、メスと子ザルです。
オスは群れを守ろうと備えていたり、体が濡れて小さくなるのを嫌がったりするため、あまり温泉に入りません。
サルたちの様子から、力関係や個体同士のつながりをチェックしてみるのも楽しそうですね。
地獄谷野猿公苑は深い山奥にあり、豊かな自然も見どころの一つです。
ニホンザルに会いに行く道中にも、ニホンカモシカやリス、さまざまな小鳥などに出会えるかもしれません。
アウトドア好きなご家庭は、ハイキングがてらお出かけしてみてはいかがでしょうか。
所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
TEL:0269-33-4379
営業時間:(夏季4月~10月頃)8:30~17:00頃、(冬季11月~3月頃)9:00~16:00頃(天候等による変更あり)
料金:
18歳以上800円、小学生~高校生400円、6歳未満無料
冬には全国でさまざまなイベントが開催されます。
家族でのお出かけにピッタリな注目のイベントを見ていきましょう。
写真提供:東北の観光・旅行情報サイト「旅東北」
秋田県横手市で開催される、小正月の伝統行事です。
豪雪地帯ならではの本格的な「かまくら」を体験できるほか、「ぼんでん」とよばれる神祭用具の奉納行事などが行われます。
例年2月15・16日には、市内の各会場に約2,000個ものミニかまくらが登場。
高さ3mもある巨大なかまくらも作られ、中では甘酒やお餅が振る舞われます。
また期間中に行われる「かまくら先取り体験」も見逃せません!
予約をすれば、家族やグループでかまくらを貸し切りできます。
ミニかまくらを作ってみたいご家庭には、ミニかまくらを作る体験イベントもありますよ。
ミニかまくらにはろうそくが灯され、辺りが暗くなるととても美しい光景がひろがります。
写真提供:東北の観光・旅行情報サイト「旅東北」
2023年のお祭りは開催予定とのことですが、場合によっては変更があるかもしれません。
公式HPなどで詳細をチェックしておくと安心です。
開催日:2023年2月15日(水)・16日(木)
会場:横手市役所本庁舎前・横手公園・二葉町通り・羽黒町通りその他市内一円
時間:18:00~21:00
長崎の冬の風物詩といえば、中国の「春節」に併せて行われるランタンフェスティバルです。
期間中、長崎市中心部には約1万5,000個のランタンや大型オブジェが飾られます。
清王朝時代の衣装に身を包んだ皇帝・皇后のパレードなども行われ、町中が華やかな雰囲気に!
子ども連れで楽しむなら、中央公園会場に足を運んでみてください。
かわいらしい動物のオブジェがたくさんあって、子どもも夢中になりますよ。
また「新地中華街」は、ランタンフェスティバルの中心地。
中華街の通り一面が真紅のランタンで埋め尽くされ、別世界に足を踏み入れたかのような不思議な気分を味わえます。
中華街のお店には、珍しいものやおいしいものもたくさん。
長崎ちゃんぽんの「御三家」といわれる「江山楼」「京華園」もあるので、ぜひ本場長崎の味を体験してみてくださいね!
開催日:2023年1月22日(日)~2月5日(日)
ランタン点灯時間:17:00~22:00
「さっぽろ雪まつり」は、「世界三大雪まつり」にも数えられる、世界的な人気イベント。
1950年以降毎年行われており、今年で第73回目を迎えます。
2023年の会場は、大通公園とすすきのの2カ所です。
各会場では有名人や人気スポットの雪像が設置され、訪れる人の目を楽しませてくれます。
例年なら世界各国からのアーティストが参加する「国際雪像コンクール」が開催されますが、2023年は中止となりました。
札幌の中心部にある大通公園では、雪像のほかカーリングやプロジェクションマッピングのイベントも開催されます。
雪で作った滑り台も登場するので、子どもと一緒に楽しめそうですね!
一方すすきの会場では、たくさんの氷像を見られます。
キャラクターの氷像などもあって、こちらも見どころ満載です。
会場周辺では北海道グルメの店舗も登場し、お祭り気分は最高潮に。
冬の北海道の魅力を、思い切り満喫できますよ!
開催日:2023年2月4日(土)~2月11日(土)
開催場所:大通会場・すすきの会場
火山帯の上に位置する日本列島には、各地に有名な温泉どころがあります。
冬の温泉はやっぱり格別!
冬だからこそ楽しめる、おすすめの温泉地をご紹介します。
開湯から1300年以上という古い歴史を持つ城崎温泉は、兵庫県豊岡市にある温泉郷です。
泉質は「塩化物泉」で、冷え性や疲労回復などの効能アリ。
「外湯巡りの発祥地」として知られており、趣の異なる七つの外湯を巡るのが人気です。
温泉地のある豊岡市は日本海に面しており、冬には雪が積もることもあります。
大谿川(おおたにがわ)沿いの柳並木が白く染まる様子は、情緒たっぷりです。
そして、冬の城崎温泉の魅力は、きれいな雪景色だけではなく、何と言っても松葉ガニ(ズワイガニ)!
カニは、水揚げされたものがその日に提供されることも多く、鮮度抜群。
カニすき、焼きガニ、刺身など、カニづくしのメニューを楽しめますよ。
カニのシーズンは11月~3月頃までなので、ぜひ冬のお楽しみに足を運んでみましょう!
所在地(城崎温泉観光協会):兵庫県豊岡市城崎町湯島78
日本三名泉の一つに数えられるのが、草津温泉です。
1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しており、自然湧出量日本一を誇っています。
泉質は源泉によってさまざまですが、どこのお湯も「強酸性」という点は同じ。
古来「万能湯」として親しまれ、江戸時代には湯治場として栄えました。
草津温泉の冬の名物は、温泉中心部にある湯畑から立ち上がる湯煙です。
夜にはライトも灯されるので、何ともいえない幻想的な風景を楽しめます。
また温泉街には、お土産物屋さんや飲食店がたくさん。
あちこちに無料の足湯もあり、温泉街ならではの風情をしっかりと堪能できます。
所在地(草津温泉観光協会):吾妻郡草津町草津28 草津温泉バスターミナル1F