シーズン前からの準備が効く! 梅雨の湿気・カビ対策方法&お役立ちグッズ

公開日:2023/05/23

シーズン前からの準備が効く! 梅雨の湿気・カビ対策方法&お役立ちグッズ

梅雨のシーズンが近づいてきましたね。梅雨は普段よりも湿度が高くなってしまいます。湿度が高くなると活動が活発になるのがカビ。本記事では、梅雨入りする前からできる湿気・カビ対策の方法やおすすめの対策グッズをご紹介します。

梅雨の湿気・カビの原因

日本では暑い夏が始まる前に、北からの寒気と南からの暖気がぶつかることによって発生する梅雨前線が梅雨を引き起こします。梅雨に湿度が高くなるのは、雨が多いことで空気中に含まれる水分量が多くなることが原因です。

 

湿度が60%以上になるとカビが活発に活動を始めてしまうので、梅雨は特に湿気・カビに注意しなければいけません。

 

参照:「防災新聞」

カビが発生しやすい場所

湿気・カビ対策をするにあたり、家の中で湿度が高くなりやすく、カビ対策の必要がある場所を把握しておきましょう。

 

キッチン・洗面所・お風呂場といった水回り、クローゼット・押し入れ、シューズラック、窓回りなどは特に湿度が高くなりカビが発生しやすい場所なので注意が必要です。日当たりの悪いお部屋も要注意です!

お家の湿気・カビ対策方法

「湿気・カビ対策をしたいけれど、具体的に何をすればいいのかわからない……」そんな人もきっと多いはず。対策方法や日常の生活で気を付けるべきポイントを知っておけば湿気・カビも怖くありません。

部屋の換気

日ごろから窓を開けたり換気扇を回したり、意識して部屋の換気をするようにしましょう。洗濯物を部屋干しする際はエアコンのドライ機能を使用するのがおすすめ。ただし、エアコンは使用する前に掃除しておきましょう。しばらく使っていないエアコンはカビが発生している可能性があり、そのまま使用してしまうとカビの胞子をまき散らしてしまうことになります。

こまめな掃除

カビはホコリや汚れを栄養分としています。ホコリや汚れを長期間放置しないために、こまめに掃除をするようにしましょう。湿気の多い梅雨は特に、毎日掃除機をかけることを意識してくださいね。忙しい人はロボット掃除機などの便利家電に頼るのもアリです。

家電も掃除しておこう!

カビ対策の掃除は、お部屋だけではありません。家電もこまめに掃除しておく必要があります。エアコンは使用を開始する前にフィルターに掃除機をかけ、水洗いをしてホコリを取り除き、エアコンの風向きルーバー、吹き出し口のカビを掃除しておきましょう。空気清浄器を使用しているご家庭は、エアコン同様フィルターのホコリ取り、吹き出し口のカビ掃除をこまめにしておかないと空気をきれいにするどころか、カビの繁殖の手助けをしてしまう事も……。掃除を怠っていると本来の機能とは逆効果になってしまうので要注意!

 

そして、意外と忘れがちなのが洗濯機のお掃除。特に梅雨時期は洗濯槽もカビが発生しやすくなってしまうので、1か月に1回は酸素系漂白剤や重曹を使ってカビ対策を行うのがマスト。洗濯機を使用した後も軽く水気をふき取り、すぐには蓋を閉めずに洗濯槽の中に湿気がこもらないように意識しましょう。洗濯洗剤も抗菌作用があるタイプを選ぶとなお良し!

部屋干しはできるだけ早く乾かす

梅雨時期はお天気が悪い日が続くので、洗濯物を部屋干しする機会も増えてしまいますよね。ただ、部屋干しは洗濯物から出る水分で部屋の湿度が高くなり、カビの発生率が上がってしまいます。エアコンの除湿機能、サーキュレーター、除湿器などを活用し、部屋干しの洗濯物はできるだけ早く乾かすように工夫しましょう。

家具の配置や収納に気を付ける

家具は壁や床にぴったりくっつけず、隙間を作って配置するようにします。このことで湿気がこもりにくくなり、お部屋のカビの対策になります。壁や床に密着してしまうと家具まわりの空気の流れが悪くなり、家具で見えない箇所にカビが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。タンスや本棚は壁から5cm、特に湿気が多い冷蔵庫、洗濯機は10cmは離すのが理想的です。

 

参照:「くらしのマーケットマガジン」

すぐ用意できる! 湿気・カビ対策アイテム

湿気・カビの対策に便利なアイテムは100円ショップやドラッグストア、バラエティショップなどでも数多く販売されています。梅雨が始まる前にチェックしておきましょう。

重曹

お掃除でも活躍してくれる重曹は湿気対策アイテムとしても活用できます。空き瓶などに重曹を入れてフタを開けっ放しにして置けば湿気を吸収してくれます。重曹がこぼれやすい箇所に使用する際は、ガーゼや不織布、お茶パックなどに重曹を入れて使えばOK。他のアイテムに比べるとコスパの良い湿気対策です。重曹は嫌な臭いも吸収してくれるので、気になる臭い対策にもなります。

竹炭を使ったアイテム

竹炭は湿気・カビ対策におすすめグッズのひとつ。竹炭は無数に開いたミクロの穴が湿気を吸着してくれます。竹炭そのものを用意するのは難しくても、竹炭を使った湿気対策グッズは100円ショップなどでも販売されているので、気軽に手に入れることが可能です。湿気だけでなく臭いも吸着してくれるので防臭効果も期待できますよ。

除湿剤・湿気とり

シューズラックやクローゼットなど、扉のある場所の湿気対策に活躍してくれる除湿剤・湿気とりは定番アイテムです。

 

100円ショップやドラッグストアでも手に入る手軽さや、サイズやデザインの種類が豊富なのがうれしいポイント。詰め替え用があるものは、ゴミの量も減らすことができるのでおすすめです。

除湿シート

衣装ケースなどにおすすめなのが除湿シート。お洋服と一緒に入れておけば湿気を吸収してくれます。吊り下げるタイプ、繰り返し使えるタイプや香り付きタイプなど種類も豊富なので、好みや用途によって使い分けることが可能です。押し入れや衣装ケースは湿度が高くなりがちなので、梅雨に限らず使用するのがおすすめです。

シートタイプの吊るせる抗菌防カビグッズ

こちらは、DAISOで購入できる吊るすだけの抗菌防カビシート。使用する箇所に合ったものが分かりやすく選ぶことができるのでおすすめです。

DAISOの抗菌防カビシートのサイズは、縦80mm×横70mm×厚み0. 6mm。厚紙のようなシートなのでかさばらず使用できるのがうれしいポイント。吊るすだけで、カビや雑菌の繁殖、気になる臭いを抑制してくれるので湿気対策と並行して使うのがおすすめです。効果は約1か月。

お風呂に置くだけ! 防カビグッズ

お風呂に置くだけ・吊るすだけで24時間防カビ対策ができる「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」は、ドラッグストアやバラエティショップで手軽に手に入る防カビアイテムです。お風呂掃除をした後の仕上げに置いておくだけで、何もしない場合よりもカビの発生率が下がったという声も多いアイテム。

効果は約6週間。交換時期を記入できるシールが付属しているのがうれしいポイント。すでに発生しているカビに効果があるわけではないので、カビ掃除が終わった後の仕上げに使用します。「お掃除をしてもすぐにカビが発生してしまう……」という人にピッタリ!

まとめ

湿気やカビは、梅雨に特に多く発生しますが、他の時期は全く発生しないというわけではありません。カビは不衛生なだけでなく、アレルギーや喘息の原因にもなってしまうため、常に意識して対策するのがおすすめです。個人では対処しきれないカビが発生してしまった場合、プロにお任せするという選択も検討してみるといいかもしれません。

文/丸山寛子

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