社会のデジタル化が進む中、幼児教育にもタブレットを利用するサービスが数多く登場しています。
「小さな子どもでも気軽に取り入れられる学習ツールがほしい」と考えているご家庭は、タブレット学習サービスを検討してみるのも1つの方法です。
この記事では、子ども向けタブレット学習のメリットやデメリット、選び方についてまとめました。
タブレット学習利用時の注意点やおすすめのサービスも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
社会のデジタル化が進む中、幼児教育にもタブレットを利用するサービスが数多く登場しています。
「小さな子どもでも気軽に取り入れられる学習ツールがほしい」と考えているご家庭は、タブレット学習サービスを検討してみるのも1つの方法です。
この記事では、子ども向けタブレット学習のメリットやデメリット、選び方についてまとめました。
タブレット学習利用時の注意点やおすすめのサービスも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
文部科学省の「GIGAスクール構想(ICTを活用した教育環境を整備することを目指す取り組み)」の推進により、公立の小中学校では子ども1人ひとりにタブレットやパソコンを貸与する取り組みが進んでいます。
幼児期からのタブレット学習は、小中学校から始まるデジタル教育に適応する上でも有益です。
とはいえ、タブレット学習にはメリットもあればデメリットもあるのが現実。
ここからは、幼児向けタブレット学習のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
幼児がタブレットで学ぶメリットは、主に以下の3つです。
タブレットは音が鳴ったり絵が動いたりと、子どもの興味を引きやすいのが魅力です。
幼児向けの教材は「楽しさ」が重視されているものがほとんどで、ゲーム感覚で遊べます。
すぐに興味が他に移ってしまう子どもでも、楽しく学習に集中できるのは大きなメリットです!
タブレット学習なら、テキストを開いたり筆記具を用意したり……といった準備が不要です。
アプリを開けばすぐに学習が始まるため、ちょっとしたすき間時間を学習に充てられます。
また携行性に優れたタブレットは、バッグに入れてもかさばりません。
タブレット1つに国語・英語・算数……とさまざまな教科が入っているので、たくさんのノートやテキストを持ち歩かずに済むのもうれしいポイントです。
タブレット学習サービスによっては、小学校の先取り学習をおこなえるものがあります。
「早めに小学校の先取りを始めたいけれど、塾に行くのはちょっと……」と考えるご家庭も、自宅で学べるタブレット学習サービスなら気軽に導入しやすいのではないでしょうか。
幼児がタブレットで学ぶデメリットは、主に以下の2つです。
子どもが長時間デジタル画面を見続けることは、目の健康上よくありません。
タブレット学習をおこなうことで、子どもの視力が低下する恐れがあります。
また子どもがデジタル画面に集中し過ぎてしまうと、外斜視・内斜視を引き起こすケースもあるそうです。
タブレット学習では学習環境を整えたり保護者が様子を見守ったりして、子どもの目を守る必要があります。
余談ですが、VRや立体映像などについても斜視などを引き起こすことがあります。
12歳以上など使用可能な年齢や注意事項をしっかり確認するようにしてください。
学習がタブレットのみに偏り過ぎると、紙に書く機会が減少してしまいます。
手を使って書くことが字を覚えることにもつながるため、「鉛筆を握って書く」ことがおろそかになるのはあまり好ましいこととはいえません。
日本の学校教育では、まだまだ手書きが主流です。
小学校の入学準備としてタブレット学習を考えている場合は、手書きのフォローも必要となります。
一口に幼児向け学習サービスといっても、さまざまな教材があります。
タブレット学習サービスを選択するときは「子どもが楽しく学べるか」「長く続けられるか」を精査することが必須です。
ここからは、幼児向け学習サービスを選ぶポイントをご紹介します。
まずは「何のためにタブレット学習を始めるのか」を明確化しましょう。
例えば「小学校の先取りをしたい」と考えるご家庭なら、算数・国語といった主要科目について中心的に学べるタブレット学習サービスがおすすめです。
一方「英語を学ばせたい」「プログラミングに触れさせたい」などと考えるご家庭は、英語やプログラミング学習に特化した学習サービスを選択してもよいでしょう。
タブレット学習では、「子どもが主体的に学べること」を重視しましょう。
保護者が無理に押し付けてもモチベーションが続かず、そのうちタブレットが放置されてしまいます。
子どもの反応を見るためにおすすめなのが、無料のお試しを利用すること。
実際にサービスを使って、子どもの反応をチェックしてみてください。
子どもが興味を持たなかったりすぐに飽きてしまったりする場合、その学習サービスとは相性が悪いのかもしれません。
他のサービスを検討するか、タブレット学習そのものの開始を見送るのがおすすめです。
タブレット学習の効果は、継続してこそ実感できます。
入会時にかかるコストはもちろん月々の費用を把握して、負担なく続けられるかどうかを検討しましょう。
特にチェックしたいのは、専用タブレットの有無です。
専用タブレットで学ぶタイプのサービスは、タブレットの購入が必要となります。
キャンペーン等で安く購入できるケースもありますが、割引の適用がない場合実費で購入しなければなりません。
万が一破損した場合は再度購入が必要となるため、タブレット代金のチェックは必須です。
また市販のタブレットを使えるケースでも、搭載されているOSやタブレットのスペックによっては使用に適さない可能性があります。
自宅のタブレットを利用する場合、対応の可否を確認してみてくださいね。
初めてタブレット学習を始めるときは、「保護者がそばで見守る」ことが大切です。
必要があれば適宜サポートや声掛けをおこなってください。
子どもにタブレットで学ばせるとき、気を付けたいポイントをご紹介します。
タブレットの使い方を誤ると、子どもの近視リスクが上昇します。
タブレットを見せるときは、以下のことを守りましょう。
目線が画面と垂直になるように調節する
目と画面の距離を30cm以上開ける
背筋を伸ばして正しい姿勢を維持する
ディスプレイに照明が映り込まないようにする
部屋の明るさ・ディスプレイの明るさを適切に調整する
タブレット学習は、30分を一区切りとしましょう。
どれほど興が乗っていても、時間がきたら子どもをタブレットから引き離します。
遠くを見せたり目のマッサージをしたりして、子どもの目を休ませてください。
また就寝前にデジタルデバイスを見ると、興奮して入眠しにくくなることが少なくありません。
幼児のタブレット学習は、「基本的に昼間のみ」とするのがおすすめです。
タブレット学習は「理解が必要な学習」とは好相性ですが、「記憶系の学習」では手書きに劣るといわれています。
タブレット学習とは別に、手書き学習の時間を設けるのがおすすめです。
近年はタブレットでも「書くこと」を重視しているサービスが増えているようです。
とはいえペンでデバイス画面に書くことと、鉛筆を使って紙に書くことは大きな違いがあります。
文字・漢字などの学習では、実際に鉛筆を使って紙に書く学習も取り入れるのがおすすめです。
近年は幼児向けのタブレット学習サービスがさまざま登場していて、選択肢は増えています。
ここからは、おすすめの幼児向けタブレット学習サービスを3つご紹介します。
画像提供:株式会社ジャストシステム
年少さんから年長さんまで利用できるタブレット学習サービス。
専用タブレットがあれば、ひらがな・カタカナからアルファベットまで一通り学習できます。
学習スタイルは「無学年式」のため、学びの早い子どもは先取り学習も可能です。
子どもがタブレットの電源を入れると、「きょうのミッション」が自動で提示されます。
ミッションは子どもの集中力が続く「15分」で終わるよう設定されており、コンパクト&効率的な学習が可能です。
音声読み上げ機能や丸付け機能により保護者の出番が少なく、子どもの自主性が養われるのもうれしいポイントといえます。
配信される講座は、毎月約20~25講座と豊富です。
2週間の無料期間があるので、まずはお試しで様子を見ましょう。
コース |
・2・3歳向け(2020年4月2日〜2021年4月1日生まれ) ・年少さん(2019年4月2日~2020年4月1日生まれ) ・年中さん(2018年4月2日~2019年4月1日生まれ) ・小学準備講座(年長さん)(2017年4月2日~2018年4月1日生まれ) |
受講料金 | 年間総額:39,336円(税込)(月額3,278円) |
タブレット代 | 10,978円(税込)※12ヵ月以上の継続利用の場合 |
公式HP | すまいるぜみ |
画像提供:株式会社ベネッセコーポレーション
年中・年長さん向けのタブレット学習サービスです。
子どもたちに人気の「しまじろう」が、随所で学習をサポートしてくれます。
読み書き・数・英語からプログラミングに関するカリキュラムまで、全11テーマの中から毎月約148課題が用意されており、学年に応じて必要な基礎をおさえながら、発展的な学びまで広く身に付けられます。
設定したレッスンの時間になると、しまじろうが学習を呼びかけ、その日のおすすめレッスンを提示してくれる仕組み。
1レッスンは学年ごとに集中できる時間設定(年中10分、年長15分)、30分アラームでやりすぎ防止も配慮しています。
学習時には動画や音声によるサポートがあるため、文字が上手に読めない子どもでもイメージしやすく、モチベーションをキープしながらスムーズな学習が可能です。
自動丸付け機能・学習状況お知らせ機能もあり、保護者が子どものそばに付いてあげられないときも安心!
紙のワークもセットなので、筆圧を意識した学びもできます。
コース |
・すてっぷタッチ(年中さん) ・じゃんぷタッチ(年長さん) |
受講料金 |
38,760円(税込)(月額3,230円) |
タブレット代 | 無料(6カ月以上継続した場合)※6カ月未満で退会した場合は8,300円(税込) |
公式HP | こどもちゃれんじタッチ |
画像提供:株式会社タオ
「子どもの才能や個性に合わせて学習できること」「子どもの自主性を伸ばすこと」を主旨とする学習タブレットです。
買い切り型の教材であるため、1度購入すれば0歳から6歳まで使い続けられます。
カリキュラムは全てタブレットに内蔵されているため、インターネットへの接続は不要です。
天神の特徴は、0歳から6歳までの知識・数量・言葉・記憶・思考の5系の学習を網羅していること。
59ジャンル・10,000問もの問題を、子どもの興味や学力に合わせて自由に学べます。
幼児教育では定番のフラッシュカードは約700種類以上・2,000枚分が収録されており、英語・日本語に対応しているのも魅力です。
0歳児から使えるタブレット学習サービスは、そう多くはありません。
早期教育・小学校受験を考えているご家庭には、最適な選択肢の一つとなるでしょう。
コース |
幼児版 |
受講料金 |
要問合せ |
タブレット代 | 要問合せ |
公式HP | 天神 幼児版 |
※紹介している商品は2023年12月時点のものです。公開後に内容が変更している可能性があります。