【冬の滑り台が実は危険】子どもの危険がこんなところに!?|冬のヒヤリハット3選

公開日:2025/01/24

【冬の滑り台が実は危険】子どもの危険がこんなところに!?|冬のヒヤリハット3選

寒い冬には、お家でゆっくり過ごしたり雪遊びに外に出かけたりするご家族も多いでしょう。

そんな冬は、意外な危険が潜む時期でもあります。

特に未就学児は、大人が予想しない行動を取ることが多く「ヒヤリ」とする瞬間が増えることも。

この記事では、冬ならではのヒヤリハットを3つ紹介し、安全に過ごすためのポイントをご紹介します。

外遊びで注意!「凍結した地面やすべり台」

冬の朝、公園に行くと、すべり台や遊具が白く凍りついていることがあります。

一見するとただの霜や氷ですが、これが大きな事故につながることをご存じでしょうか?

 

すべり台や遊具でよく遊ぶ未就学児は、まだバランス感覚が発達途上であるため、凍った地面や遊具に気付かず、滑ったり転んだりしてケガをしてしまうことがあります。

実際に筆者も、凍結したすべり台で勢いよく滑った長男が、止まることができずに地面に頭をぶつけてしまうケースがありました。

 

また、見た目には気付けない薄い氷が地面に張っていて、走っている途中で滑り、手をついて骨折した子を見たこともあります。

 

では、どのような対策をすればよいのでしょうか?

まず、公園や遊び場に行く前に、地面の状況や遊具の状態を親が確認することが重要です。

特に、早朝や夜間に冷え込む地域では、遊具が凍結している可能性が高いため、気をつけましょう。

子どもの靴選びも大切なポイント。

冬場には、滑り止めがしっかりついた靴を履かせることで、転ぶリスクを軽減できます。

 

一方で、子ども自身に「危ない場所があるかもしれない」という意識を持たせることも大切です。

遊び始める前に、「今日は地面が滑りやすいかもしれないから気を付けてね」と一言声をかけるだけで、子どもも注意するようになります。

 

さらに、凍結が心配な日はお家で遊ぶのもいいでしょう。

ASOPPA!ではお家でできる楽しい遊びをたくさん紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

家の中での暖房器具事故「ストーブやヒーターの火傷」

暖房器具は便利な反面、誤った使い方をすれば危険を伴います。

子どもが暖を取ろうと無意識にストーブやヒーターに近づきすぎてしまい、熱い表面に触れてしまったり、誤って転倒させてしまうケースが後を絶ちません。

筆者も小さい頃、お風呂上りにストーブに近づきすぎてしまい、お尻に大きな火傷を負ったことがあります。

 

また、ヒーターの近くに置いていた衣類や毛布が過熱し、発火して火災につながったケースも報告されています。

 

おすすめの対処法として、暖房器具の周囲に「バリア」を作ることがあげられます。

市販されているストーブガードや柵を設置することで、子どもが直接触れることを防ぐことができます。

 

また、ストーブやヒーターの近くには可燃物を置かないようにすることも重要です。

毛布や衣類、カーテンなどが触れないように注意してください。

 

暖房器具の周りでの行動について、親子でルールを共有するのもよいでしょう。

「ストーブからこの線より中には入らない」と具体的なラインを設定したり、「近づきすぎると危ない」ということを簡単な言葉で繰り返し伝えましょう。

冬服特有の「フードやマフラーの引っかかり」

冬の外出時に欠かせない暖かいフード付きコートやマフラー。

しかし、これらの冬服が思わぬ事故の原因になることをご存じでしょうか?

遊具やドアに引っかかると、危険な状況に陥ることも……。

公園で遊んでいる最中には、フードがすべり台の突起部分に引っかかり、そのまま首を絞めてしまうおそれがあります。

マフラーが回転する遊具に絡まって窒息しかけたケースもあると聞きます。

このようなリスクを減らすためには、フードのないシンプルなデザインのコートやジャケットを選ぶのがおすすめ。

 

また、マフラーの代わりにネックウォーマーを使うと、首周りを暖かく保ちながら絡まりの心配を軽減できます。

 

もしフード付きのコートを着用させる場合には、子ども自身が危険を意識できるように「フードやマフラーが遊具に引っかかると危ないよ」と伝えることをお忘れなく。

まとめ

雪遊びや外遊びが楽しい冬ですが、一方でヒヤリとする場面が増える季節でもあります。
凍結した遊具や地面、暖房器具による火傷、冬服特有の引っかかり事故など、冬ならではの危険が潜んでいるのです。
しかし、親が少しの工夫をすることで、これらのリスクを大きく減らすことが可能です。
遊具の状態を事前に確認する、暖房器具にはバリアを設置する、冬服の選び方を見直すなど、小さな対策が大きな安全につながります。
それらを通して、子どもに危険を伝えたり、安全意識を育てるいい機会にもなります。
子どもたちの安全を守りながら、楽しい冬を過ごしてくださいね!

<文/綾部まと>

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