使わなくなったコスメが絵の具に!? ママも子どもも楽しめるアート体験! ~コスメの“使用期限”ご存知ですか?

公開日:2025/02/18

使わなくなったコスメが絵の具に!? ママも子どもも楽しめるアート体験! ~コスメの“使用期限”ご存知ですか?

皆さんは、メイクアップアイテムの使用期限をご存知でしょうか? もう何年も使っていて、そろそろ買い替えどきかなと思っていても、「まだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない」と感じたり、「捨てるタイミングがわからない」と悩んでいたりする方も多いのではないでしょうか。

 

そうした使いきれない・捨てられないコスメに困っているママたちにおすすめなのが、コスメを絵の具にできるキット「SminkArt(スミンクアート)」です! ママの使いかけのコスメが、子どものお絵描きにも役立つ絵の具に変身しますよ♪

 

この記事では、実際にSminkArtキットを購入した筆者が、キットの中身や使い方、実際にコスメから絵の具を作る工程などをお伝えします。

コスメに使用期限ってあるの?

オーガニックコスメや無添加化粧品を謳うものには使用期限が書かれていることもありますが、多くの化粧品のパッケージには使用期限が記載されていません。

 

医薬品医療機器等法(旧薬事法)では、製造後3年以内で変質する化粧品を除いて、使用期限を表示する必要はないとされています。そのため、使用期限の記載がないアイテムに関しては、未開封の状態であれば3年程度は品質が維持できていると考えて良いでしょう。

 

開封後の化粧品は、3か月〜1年程度が使用期限の目安といわれていて、アイテムによって異なります。目や唇に直接触れることの多いアイライナーやリップ(特にチップタイプ)などは、衛生面も考慮して早めに使い切ることをおすすめします。

 

一方、水分を含まないパウダータイプのアイシャドウやチーク、フェイスパウダーなどは、1年程度は使用しても問題ないようです。ただし、未開封・開封済みのいずれの場合も、保管状態によっては品質が低下してしまう可能性があるため、状態やにおいなどを確認して異常を感じたら肌には使用しないようにしましょう。

コスメを絵の具にするキットとは?

出典:PRTIMES

 

開封後1年以上経ってしまい、使いきれなかったコスメがあったとしても、捨ててしまうのはもったいないですよね。そんな方におすすめのアイテムが、モーンガータ社の「SminkArt(スミンクアート)キット」です。magic waterという専用の液体を使用することで、粉末状のコスメが水溶性の絵の具に変身! コスメの質感を活かした絵の具を作ることができます。

 

通常、コスメの粉末は、肌にのせたときに汗などで落ちにくいように油で被覆されています。そのため水に溶けにくいのですが、特殊なmagic waterを使うことで粉末が液体状になり、絵の具へと変化するのです。

 

ちなみにmagic waterは、アクリル絵の具などに使用される工業用成分を含有せず、界面活性剤フリー、化粧品グレードの成分のみで構成されているのだとか。万が一、肌についてしまったとしても、肌への負担が少ないのはうれしいですね。

【レビュー】SminkArtキットでコスメの絵の具作りに挑戦!

筆者の家にも、使いきれなかった開封済みのコスメが大量にあります。そこで、実際にSminkArtキットを購入し、家にあるコスメを使って絵の具を作ってみました!

SminkArtキットのセット内容

SminkArtキット(税込5,000円)には、以下のものが入っていました。

  • キットケース
  • 中仕切り板
  • ミニ容器
  • ミクロスパーテル(ミニ薬さじ)
  • 水筆ペン
  • 希釈液容器
  • ミニタオル
  • スポイト
  • magic water(希釈液)

キットケースにすべてきれいに収まるので、コンパクトに片付けられるところがいいですよね。持ち手部分もあるので、持ち運びにも適しています。ケースは、アクセサリーや小物のケースとしても活用できるそうですよ。

 

SminkArtキットを使ったコスメの絵の具の作り方

まず、絵の具作りに使ったものの紹介です。今回はこちらのコスメを使って絵の具を作りました。まだまだ使えそうなものばかりで捨てられなかったのですが、開封から1年以上経ってしまっています。

 

このほかに必要なものはほとんどキットに含まれているため、自分で用意したものは筆と水のみでした。

 

SminkArtキットにも水筆ペンがセットされていますが、筆者は数色作ってみたいと思ったため、市販の絵画用の筆を用意しました。水は、筆を洗ったり、絵の具の濃さを調整したりするために使うので、先に準備しておくとスムーズですよ。

①化粧品をミクロスパーテルのヘラ部分で削り、細かく粉砕する

まずは、ミクロスパーテル(ミニ薬さじ)のヘラ部分を使って、コスメを削っていきます。削った化粧品は、中仕切り板の上に置き、できるだけ細かくなるように粉砕しましょう。

②magic waterをスポイトで粉末状の化粧品に垂らす

スポイトで、magic waterの入った容器から数滴分を吸い込みます。粉末状にした化粧品に、magic waterを1滴ずつ垂らし、よく混ぜましょう。

 

③絵の具のようなペースト状になったら完成!

粉末がmagic waterとよく混ざり合い、絵の具のようなペースト状になると完成です! できた絵の具はパレットに移して使用します。

コスメの絵の具の発色は?

実際に紙に描いてみたところ、アイシャドウのラメ感がはっきりと伝わる美しい発色に驚きました。このキラキラ感が演出できる市販の絵の具は、ほとんどないのではないでしょうか。

 

筆者の4歳の娘にも筆を渡したところ、お星さまを描いてくれました。「キラキラ! かわいい!」と喜んでいましたよ。

 

ちなみに、娘は普段クレヨンや色鉛筆でのお絵描きが中心ということもあり、筆の扱いが難しかったようです。濃淡の調整もうまくできなかったので、途中からは私の様子を見ているだけになりました。

 

小学生など、絵の具を使い慣れている子であればもっと楽しめるはずです。娘には、数年後にまた挑戦してもらいたいと思います!

こちらは、左側がコスメで作った絵の具、右側がコスメを指に取って直接紙に塗ったものです。こうしてみると、コスメそのものよりしっかり発色するのがわかりますね。

今回作った中で一番気に入ったのが、水色のラメがたっぷり入ったアイシャドウから作った絵の具です。絵の具にしても、目元にのせたときと同じようなきらめきで、とってもかわいい色になりました。

 

筆者は絵が得意ではないので、この素敵な絵の具を上手く使いこなせないのが悔やまれますが、絵を描くのが好きな方・得意な方には、お気に入りコスメを使った絵の具をぜひおすすめしたいです!

コスメの絵の具を作ってみた感想

コスメを絵の具にする手順はとても簡単でしたが、できあがった絵の具を筆にとったあとの水加減が難しかったです。水が多すぎてしまうと、紙の上で水玉のようになってしまい、うまく色がのりませんでした。普段から絵の具を使い慣れている方なら問題なくできるかもしれません。

 

SminkArtは、化粧品メーカーの研究職としてメイク製品の研究開発に従事していた方が、開発過程で廃棄されていく化粧品の中身を有効利用できないかと考え、作られたものなのだそうです。

 

筆者も、以前美容部員として勤務していた経験があり、自社の化粧品を山ほど持っていました。次から次へと新作が登場するため、使いきれない化粧品がどんどん溜まっていき、もったいないと思いつつも捨てるしかなかったので、とても心苦しかったことを思い出しました。

 

一般の方は、余るほど化粧品を抱えていることはないかもしれません。それでも、使い切る前に新しいものを買ってしまったり、飽きてしまい使わなくなってしまったりするものもありますよね。そういった場合にも、捨てる以外の選択肢があることはとても素敵だなと感じました。

まとめ

コスメを再利用して絵の具にすれば、大人だけでなく子どもも楽しめます。SDGsを意識した活動として、自由研究などにも活用できそうですよね。

棚の中で使わなくなったコスメが眠っているなら、ぜひSminkArtを使った絵の具作りを試してみてはいかがでしょうか。

文/Megumi

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