今年も非常につらい季節がやってきました。そうです、花粉です。
筆者は小学生の頃から耳鼻科に通う重度の花粉症を患い、毎年この時期は箱のティッシュや目薬を常に持ち歩いているほどです。
花粉症の症状を日々の食事で少しでも和らげられたら嬉しいですよね。
今回は花粉症に効く可能性のある食べ物、飲み物に加えて、花粉症の豆知識もご紹介します。
今年も非常につらい季節がやってきました。そうです、花粉です。
筆者は小学生の頃から耳鼻科に通う重度の花粉症を患い、毎年この時期は箱のティッシュや目薬を常に持ち歩いているほどです。
花粉症の症状を日々の食事で少しでも和らげられたら嬉しいですよね。
今回は花粉症に効く可能性のある食べ物、飲み物に加えて、花粉症の豆知識もご紹介します。
そもそも無害そうな花粉でなぜここまで苦しめられるのでしょうか。
現代は昔に比べて、花粉症を発症しやすくなっている可能性が考えられるそうです。
花粉症は免疫性アレルギー鼻炎とも呼ばれる、アレルギー症状のことを指します。
目や鼻腔内に入り込んだスギやヒノキの花粉に対してアレルギー反応が起こり、目のかゆみや違和感、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こします。
最近では春だけでなく秋のブタクサやヨモギなど、複数の花粉により通年で花粉症に悩まされる方もいるようです。
花粉症の原因は遺伝的な体質が大きいといわれていますが、実はそれだけではありません。
近年、食生活や生活習慣、環境の変化が花粉症の発症に大きく影響していることがわかってきました。
昔ながらの健康的な和食に比べると現代の食生活は加工食品やインスタント食品が増え、どうしても栄養バランスが偏りがちになってしまいます。
このような食生活の変化が、アレルギー体質になりやすい体を作りあげている可能性が考えられます。
睡眠不足や不規則な生活、ストレスは、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
それが免疫システムに悪影響を及ぼし、アレルギー反応を過敏にする可能性があります。
ストレスだらけの現代では、残念ながら花粉症を発症しやすくなるのも無理はないのかもしれませんね。
排気ガスに含まれる微粒子が花粉と一緒に体内に入ると、アレルギー反応が強まる可能性があります。
なんと花粉の飛散量が同じでも、排気ガスの多い地域の方が花粉症の方が多いのだそう。
また、舗装されたアスファルトは、土壌と比べて花粉を吸着しにくいため花粉が舞い上がりやすく、こちらもアレルギー症状を引き起こしやすくなる原因となるそうですよ。
交通量の多い地域に住む方や都心に通勤している方も注意する必要がありそうですね。
花粉症と食べ物は大いに関係があります。 食ベ物に含まれる花粉症におすすめの栄養素をご紹介します。
体全体の免疫細胞の5割は小腸、2割は大腸に存在するといわれています。ヨーグルトを食べることで善玉菌が増え、腸内環境を整えて免疫力を底上げしてくれる働きがあります。
さらに、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌「プロバイオティクス」は、食物繊維やオリゴ糖などの善玉菌の餌となる「プレバイオティクス」と一緒に摂ることで、善玉菌を増やすことにつながり、さらに腸内環境の正常化が期待できます。
腸内環境が良くなると、腸管から花粉が侵入しにくくなる可能性があるのだそう。
また、乳酸菌には免疫機能が過剰に反応するのを防ぐ働きがあるため花粉症の症状を和らげる効果も期待されています。
日の光を浴びることで生成されるビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にするビタミンとして有名ですね。
ほかに、免疫をコントロールしてくれる働きもあるのです。
ビタミンDが不足すると花粉症のような異常な免疫反応を引き起こすとされています。
いわゆる魚油に含まれるEPA・DHA。食べると頭がよくなる、血液がサラサラになるなどと聞いたことがあるかもしれません。
実は体内でアレルギー症状を引き起こす物質を抑える働きがあるとされています。
ポリフェノールは、ほぼすべての植物に含まれる苦味や色素の成分です。
抗酸化作用を持ち、生活習慣の予防に役立つことで有名ですが、花粉症をはじめとするアレルギー疾患にも効果があるとされています。
マスクやうがい、帰宅時に服を払って花粉を落とす、医療機関にかかるなどの花粉対策はみなさん行われていますよね。
さらにプラスαの対策として、食べ物の面からアプローチしていきます。
ヨーグルトには、善玉菌の一つである乳酸菌が豊富に含まれています。
腸には免疫系に関わるシステムが多く備わっており、腸内環境を整え乳酸菌を活性化させることで、花粉症のようなアレルギー反応を和らげる効果が期待されています。
花粉症の症状が出てから食べるのではなく、3か月〜4か月前から毎日摂取するのが効果的だそう。
乳酸菌が活発に活動するのは35〜40℃なので、レンジで少し温めて食べるとさらなる効果アップが期待できそうですね。ご家庭の電子レンジによって温める時間は変わるので、様子を見ながら加熱してくださいね。
きのこや鮭には免疫をコントロールするビタミンDが豊富に含まれています。
特にきのこは価格変動も少なく、毎日の食卓にも取り入れやすいですね。
鮭はコンビニの鮭おにぎりや鮭フレークを使用すると、忙しくてなかなか調理できないという方も手軽に食べられますよ。
DHA・EPAは魚の中でも、特に青魚に多いとされています。
DHA・EPAは体内で生成することができないため、このように食品から摂取する必要があります。
ツナ缶や鯖のみそ煮缶であれば手間なくすぐ食べられるのでいいですね。
ポリフェノールは植物の色素成分であるため、色の濃い緑黄色野菜はポリフェノールを摂るのにうってつけの食材です。
もちろんたまねぎやれんこんなどの淡色野菜でもポリフェノールを摂ることができるので、いろいろな野菜を食べることが効果的です。
チョコレートと聞くと逆にアレルギーを悪化させそうなイメージがありますが、カカオポリフェノールが豊富で、こちらも花粉症対策に効果があるとされています。
効果を期待するなら、「高カカオチョコレート」と呼ばれる甘さ控えめのものがおすすめです。
一般的な甘いチョコレートよりもポリフェノール含有量が高いため、効率よく摂取することができます。
小分けのものも売っているので、小腹が空いたときのおやつにもおすすめですよ。筆者の毎日のティータイムに欠かせない相棒です。
緑茶に含まれるカテキンにはアレルギー反応を抑える働きがあるとされています。緑茶と記載しましたが、ほかにも紅茶やウーロン茶にも含まれていますよ。
普段は麦茶派の筆者ですが、緑茶に切り替えようと思います。