種類にもよりますが、鳥は小さく・かわいらしく、その鳴き声にも癒されます。
ペットの飼育を検討しているご家庭は、「鳥」も選択肢に含めてみるのがおすすめです。
この記事では、鳥を飼育する喜びや楽しさ、お世話のポイントをまとめました。
日本で飼える鳥や人気の高い鳥もご紹介するので、鳥に興味のある方はぜひチェックしてみてください!
種類にもよりますが、鳥は小さく・かわいらしく、その鳴き声にも癒されます。
ペットの飼育を検討しているご家庭は、「鳥」も選択肢に含めてみるのがおすすめです。
この記事では、鳥を飼育する喜びや楽しさ、お世話のポイントをまとめました。
日本で飼える鳥や人気の高い鳥もご紹介するので、鳥に興味のある方はぜひチェックしてみてください!
鳥は小さく個性がない……などと思われがちですが、種類や個体によって性格に大きな差があります。
大切に育てれば意思疎通も難しくなく、大切な家族の一員となってくれるでしょう。
またきれいな声で鳴く鳥やおしゃべり好きな鳥は、日常生活での癒しとなること間違いなし。
子どもと一緒にお世話をすれば、「生き物を飼うことの責任」「命を大切にすること」などについて身をもって実感できます。
鳥は犬や猫よりも手がかからない……というイメージを持つ人もいます。
しかし実際には、小まめなケアや掃除が必要。鳥を飼う前に、お世話のポイントを理解しておきましょう。
鳥の飼育にあたってそろえたいのは以下のものです。
このほかジュウシマツは、巣の中で寝るのを好みます。
ジュウシマツを飼うときは、巣の用意も必要です。
また水浴びが好きな鳥には、水浴び用の容器も準備してあげてください。
鳥はケージの中にフンをします。悪臭やダニ・感染症の発生を防ぐためにも、毎日の掃除が必要です。
掃除を簡単に済ませるコツは、ケージの下にペットシーツや新聞紙を敷いておくこと。
鳥がフンをしても、サッと取り替えるだけでOKです。
このほか餌の食べ残しの回収、新しい餌の補充、水の交換も毎日行わなければなりません。
インコなどの鳥は大変きれい好きで、汚い環境がストレスになります。
月に1度はケージそのものを大掃除し、きれいな状態を保つことが必須です。
こびり付いたフンやエサ・羽などをきれいにこそぎ落とし、全体を水洗いしてぴかぴかにします。
日本で飼育できる鳥の種類は、インコやオウムから猛禽類までさまざまです。
ここからは、日本で飼える鳥の種類をご紹介します。
【代表的な種類】
オウム目インコ科に属する小型の鳥のグループです。
300以上の種類があるといわれており、種類によって体の大きさや性格が異なります。
インコ類の特徴は、非常に鮮やかな色の羽を持っていること。
丈夫で明るい性格の種が多く、初心者でも飼いやすい鳥として人気があります。
【代表的な種類】
オウム目オウム科に属する中・大型の鳥のグループです。
オカメインコやモモイロインコは「インコ」という名前が付いていますが、実際はオウムに分類されます。
体長は30~60cmが一般的ですが、もっと大きいものも少なくありません。
オウム類の特徴は、頭上に長い羽が付いていること。
これは「冠羽(かんう)」と呼ばれ、冠羽の有無がインコとオウムを見分けるときのポイントです。
オウム類は知能が高く好奇心旺盛で、非常によくおしゃべりします。
種類によっては30年から70年生きることもあるため、「長くお世話すること」を前提に飼育しなければなりません。
【代表的な種類】
スズメ目のうち、「ホオジロ科」「アトリ科」「カエデチョウ科」「ハタオリドリ科」に属する鳥の総称です。
スズメのように小さな鳥が多く、体長は10~20cmほど。
円錐型の太く短いくちばしと、前に3本・後ろに1本の三前趾足(さんぜんしそく)を持っているのが特徴です。
フィンチ類の鳥は種類によって異なり、臆病なものから気性が荒いものまでさまざま。
飼育する場合は、種の特性に合わせて環境を整えてあげることが大切です。
【代表的な種類】
鋭いくちばしと爪を持つ、肉食の鳥類です。高速での飛行も可能で、生態系のピラミッドでは頂点に君臨しています。
ペットとして販売されているものでも野生の本能は強く残っており、飼育の難易度は高め。
体長は種によって異なりますが、小さいもので15cmくらい、大きいものは1m近いものがいます。
猛禽類の飼育には広いスペースが必要な上、バランスのとれたエサを準備することが必要です。
夜行性のものもいるので管理が難しく、ペットに迎え入れるときは大切にお世話する覚悟と責任を持ちましょう。
鳥の種類はさまざまあり、性格や飼いやすさも異なります。
鳥を飼いたいご家庭は、人気の種類から家族に迎えられそうな鳥を見つけましょう。
ここからは、ペットとして人気の鳥をご紹介します。
▶種類:インコ科セキセイインコ属
▶体長:18~23cm
▶基本色:グリーン、頭は黄色
▶寿命:約8~12年
セキセイインコは、オーストラリア原産のインコ。漢字の表記は「背黄青鸚哥」です。
漢字で分かる通り、野生の固体の多くは、体はグリーン(青)、頭から背中にかけて黄色い色をしています。
性格は人懐こく、非常に好奇心旺盛。
ヒナのうちから人に慣れさせておくと、手に乗ったり撫でさせてくれたりすることもあります。
感情表現も豊かなので、鳴き声のバリエーションも豊富です。
またセキセイインコは、インコ類特有の「インコ臭」が強めだといわれています。
インコ臭は「お日様の匂い」「穀物の匂い」「バニラやポップコーンの匂い」などともいわれる、インコ特有の良い香りです。
匂いの感じ方は人それぞれですが、インコ臭に癒しを感じるインコ愛好家は少なくありません。
▶種類:インコ科ルリハインコ属
▶体長:13~15cm
▶基本色:グリーン
▶寿命:約10~15年
マメルリハは、セキセイインコよりも小さい小型のインコ類です。
性格は活発で、好奇心が旺盛。
ヒナから育てるとよく懐き、手乗りもできます。
ただし喜怒哀楽ははっきりしており、飼主以外には攻撃的になることもあるようです。
鳥同士の相性が悪いとケンカするため、基本的には1羽の飼育をおすすめします。
鳴き声は比較的小さく、耳障りな声ではありません。
オスはおしゃべり上手な子が多いので、いろいろな声を聞かせてくれます。
ちなみにオス・メスの区別ははっきりしており、性別判定は難しくありません。
目尻の上にくっきりとした青い色が入っていたら、オスです。
▶種類:オウム科オカメインコ属
▶体長:30cmくらい
▶基本色:体はグレーで顔に黄色とオレンジ色の頬斑
▶寿命:15~25年
オカメインコは、オーストラリアを原産地とするオウム類です。
性格は穏やかで人懐こく、飼主にもよく慣れます。
毎日愛情を持ってコミュニケーションを取れば、言葉や歌も覚えてくれるでしょう。
鳴き声はそこそこ大きく、人間の口笛程度の音量があります。
集合住宅で飼育する場合は、防音対策をおこなった方が安心です。
またオカメインコは非常に臆病であるため、物音や環境の変化に敏感です。
異変があるとケージ内をバタバタと飛び回り、いわゆる「オカメパニック」に陥ってしまうことも少なくありません。
オカメインコがパニック状態になったときは、飼主が優しく声をかけなだめてあげることが大切です。
▶種類:インコ科ウロコメキシコインコ属
▶体長:約25cm
▶基本色:頬が緑色・首からお腹にかけてウロコ模様あり
▶寿命:約10~15年
ホオミドリウロコインコは、ボリビアやブラジルの熱帯雨林を原産とするインコ類です。
頬が緑・首周りはウロコ模様・尻尾は鮮やかな赤という特徴的な色をしており、見た目の美しさで人気があります。
知能は高く、個体によっては言葉を覚えたり歌ったりすることも可能です。
飼主との関係が良好な子は、簡単な芸を覚えてくれることもあります。
性格は愛情深く、飼主が大好き。嫉妬心や敵対心も強いため、飼主が他の人と仲良くすると噛みつくこともあります。
縄張り意識も強く、1羽で飼うのがおすすめです。
▶種類:フクロウ科メンフクロウ属
▶体長:約35~40cm
▶基本色:淡い茶色・白
▶寿命:約15~20年
メンフクロウは、アメリカやヨーロッパ・東南アジアなどに広く生息しているフクロウです。
お面をかぶったような顔は一見怖い印象ですが、フクロウにしては人懐こく、比較的飼いやすいといわれています。
メンフクロウの性格は、好奇心旺盛で活発。
頭もよく物怖じしないので、飼主が愛情を持って接すればよいパートナーとなってくれます。
鳴き声はおなじみの「ホーホー」ではなく、「キーキー」とも聞こえる独特な鳴き声です。
ただし猛禽類のメンフクロウは肉食であるため、エサは冷凍のマウスやひよこなどを与えなければなりません。
爪切りや水浴びによる衛生管理、温度調整による体調管理も必須となり、きちんと面倒を見てあげられるかどうか十分に検討することが必要です。