ヨーグルトを研究していたロシアのメチニコフ博士の誕生日が5月15日であることから、5月15日は「ヨーグルトの日」となっています。食べたり、飲んだり、私たちの食生活に欠かせない存在のヨーグルト。この記事では、ヨーグルトの魅力や、おすすめアレンジレシピをご紹介します。

ヨーグルトとは

ヨーグルトは発酵乳の一種で、その呼び名は古代トルコ語が語源といわれています。1908年にロシアの生物学者メチニコフが発表した「ヨーグルトによる長寿説」によりその名は世界的に広く知られるようになりました。日本ではヨーグルトは消費者庁の乳等命令において、「発酵乳」として位置づけられています。
ヨーグルトを食べるメリット

ヨーグルトには、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB2、善玉菌といった栄養素が含まれています。これらの豊富な栄養素によって、おなかの調子を整える、健やかな肌を保つ、骨の健康をサポートする、免疫機能をサポートするなど、からだにうれしいさまざまな効果が期待できます。子どもから大人まで幅広い年齢層の人に愛されているヨーグルトは、ぜひ毎日の食事に取り入れてほしい食品です。
おすすめヨーグルトアレンジレシピ
健康維持にも貢献してくれるおいしいヨーグルトですが、毎日同じ食べ方だとちょっと飽きてしまうかも……!? でも、安心してください。ヨーグルトはそのまま食べるのはもちろん、調味料やスイーツの材料としても活用できてアレンジも無限大! 今回は、実際に筆者もよく作っているおすすめレシピをご紹介していきたいと思います。
アサイーヨーグルトドリンク

カフェメニューとしても人気のあるドリンク「アサイーヨーグルト」です。

KALDIなどでも購入できる「フルッタフルッタ アサイーエナジー 特濃スムージー」を使用して、アサイーヨーグルトを作ってみましょう。
<材料>
- プレーンヨーグルト…50g
- アサイーエナジー 特濃スムージー…100g
- はちみつ…お好みで
<作り方>
①グラスにヨーグルトとはちみつを入れる。
②アサイーエナジー 特濃スムージーを加える。
③お好みで氷をプラスすれば完成。しっかり混ぜて飲んでください。
ホットケーキミックスで作るヨーグルトケーキ

ホットケーキミックスにヨーグルトなどの材料を混ぜて焼くだけ! 簡単スイーツ「ヨーグルトケーキ」。甘さ控えめなので食べやすく、朝食にもおすすめですよ。

ヨーグルトをたくさん使用するので、賞味期限が迫っている時など、ヨーグルトを無駄なく使い切りたい時におすすめです。
<材料(4号~5号サイズ)>
- プレーンヨーグルト…300g
- ホットケーキミックス…100g
- バター…50g
- 卵…2個
- 砂糖…50g
<作り方>
①バターを電子レンジ600Wで20~30秒ほど加熱し溶かしておく。
②オーブンを180度の予熱設定であたためておく。
③ボウルに卵を割り入れ、よく混ぜる。
④③に溶かしたバター、砂糖を加えて混ぜる。
⑤④にヨーグルトを加えてよく混ぜる。
⑥⑤にホットケーキミックスを半分入れてよく混ぜる。ダマなく混ざったら残りのホットケーキミックスを加え、ダマにならないように混ぜる。
⑦ケーキ型に生地を投入する。ホールケーキ5号サイズくらいでOK。
⑧予熱180度設定のオーブンで、30~40分焼き上げる。
⑨焼きあがったケーキに竹串などを刺して焼き具合をチェック。焼きあがっていたら冷ます。
⑩冷ましたケーキを型から取り出し、ラップでくるんで冷蔵庫で一晩寝かせれば完成。一晩寝かせる事でしっとりとした仕上がりを味わうことができます。
さつまいもとかぼちゃのヨーグルトサラダ

ドレッシングいらずの「さつまいもとかぼちゃのヨーグルトサラダ」は、あっさりとしたヨーグルトとマヨネーズの相性が抜群。腸活にも一役買ってくれるヨーグルトのアレンジメニューです。
<材料(2人分)>
- プレーンヨーグルト…大さじ2
- さつまいも…200g
- かぼちゃ…100g
- くるみ(ロースト)…30g
- マヨネーズ…大さじ2
- 塩コショウ…少々
<作り方>
①さつまいもを1.5cm幅のいちょう切りにし、水に5分ほどさらす。
②かぼちゃはラップをして600Wの電子レンジで1分ほど加熱し、いちょう切りにする。
③くるみを軽く砕いておく(手で砕けます)。
④さつまいもは水気を切り、かぼちゃと一緒に耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで3分加熱する。
⑤さつまいもとかぼちゃがやわらかくなったら、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
⑥⑤にくるみ、ヨーグルト、マヨネーズを加えて和える。
⑦塩コショウで味を調えれば完成。
鶏むね肉の柔らか唐揚げ

調理方法によってはパサつきがちな鶏むね肉。ヨーグルトを使えば、pHを下げることによる保水効果で、むね肉が柔らかくジューシーに仕上がります。比較的お安い鶏むね肉を使うことで節約にもつながります。
<材料(2人分)>
- プレーンヨーグルト…大さじ2
- 鶏むね肉…200~250g
- 醤油…大さじ1
- 塩…少々
- おろししょうが…お好みで(チューブタイプでも可)
- 片栗粉…適量
- サラダ油…適量
<作り方>
①鶏むね肉をひと口大にカットする。
②ボウルにヨーグルトを入れ、なめらかになるまで混ぜる。
③②に塩、おろししょうが、醤油を入れて混ぜる。
④③に鶏むね肉を入れ、軽く混ぜてから30分~1時間冷蔵庫でねかせる。
⑤鶏肉のヨーグルトを軽くぬぐい、片栗粉をまぶしたら約170℃の油で揚げる。火が通れば完成。
鶏肉のヨーグルトマスタード煮

ヨーグルトの酸味に粒マスタードのコクと辛味がアクセントの「鶏肉のヨーグルトマスタード煮」は、手の込んだ料理に見せつつ実はとっても簡単。クリーム煮よりもあっさりしているのに深みのある味はクセになること間違いなし!
<材料(2人分)>
- プレーンヨーグルト…200g
- 鶏もも肉(鶏むね肉でも可)…1枚
- 塩コショウ…少々
- 小麦粉…適量
- 玉ねぎ…1/2個
- しめじ…1パック
- サラダ油…大さじ1
- 水…100ml
- コンソメ顆粒…小さじ1
- 粒マスタード…大さじ1
<作り方>
①鶏もも肉をひと口大にカットし、塩コショウを振り、小麦粉を薄くまぶしておく。
②玉ねぎをスライスし、しめじをほぐしておく。
③フライパンにサラダ油を熱し、①を焼く。色がついてきたらしめじ、玉ねぎを加えてさっと炒める。
④水、コンソメ顆粒を加えて蒸し煮にする。
⑤ヨーグルトと粒マスタードをあわせ、④の蒸し汁でのばしてからフライパンに加えてトロッとするまで煮る。
⑥塩コショウで味を調えれば完成。
乳成分不使用のヨーグルトも増えている!

出典:PR TIMES
アレルギーなどが理由で、乳製品を食べることができない人でも食べることができる、乳成分不使用のヨーグルトも増えてきています。フジッコ「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」は、贅沢に大豆をまるごと使った乳成分不使用ヨーグルト。まろやかな味わいが特徴的です。

出典:PR TIMES
イオン トップバリュ「ココナッツミルクヨーグルト」は、乳成分を使用せずに、無添加のココナッツミルクを植物性乳酸菌で発酵させた植物性ヨーグルト。なめらかな口当たりと、マイルドな酸味の中に、ココナッツミルクがほのかに香ります。
まとめ
文/丸山寛子