あなたのお口は健康? 海老名市歯科医師会主催「歯とお口の健康フェスタ」潜入レポ

公開日:2025/06/26

あなたのお口は健康? 海老名市歯科医師会主催「歯とお口の健康フェスタ」潜入レポ

6月4日~10日の「歯と口の健康週間」にあわせて、2025年6月1日(日)海老名市中央公園にて、海老名市歯科医師会主催「歯とお口の健康フェスタ」が開催されました。今回は、大盛況だった「歯とお口の健康フェスタ」とはどのようなイベントなのか詳しくご紹介します。

「歯とお口の健康フェスタ」とは

6月の「歯と口の健康週間」にあわせ、海老名市歯科医師会が市民に向けた啓発活動として開催している「歯とお口の健康フェスタ」。海老名市中央公園で20年ほど前から開催されています。昨年は天候不良のため予定よりも1時間早く終了したのですが、総来場者数は800~900人だったそう。今年はお天気にも恵まれたのでさらに多くの人が来場していました。

「歯と口の健康習慣」って何?

「歯と口の健康習慣」の歴史は古く、もともとは1928年(昭和3年)から1938年(昭和13年)まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施したことが始まりと言われています。1939年(昭和14年)から1941年(昭和16年)まで「護歯日」、1942年(昭和17年)に「健民ムシ歯予防運動」と徐々に変化し、2013年(平成25年)より6月4日~10日 を「歯と口の健康週間」と制定されました。

「歯とお口の健康フェスタ」は誰でも無料で参加可能

イベントは老若男女問わず誰でも無料で参加可能。海老名市民以外の人もウェルカム! まずは受付で簡単な問診票を記入し、各ブースをまわって歯やお口の健康をチェックしていきます。

問診表を記入したら、「ロッテ キシリトールガム」のサンプルを貰えました。「ロッテ キシリトールガム」は、日本歯科医師会より食品として初めて「公衆衛生の向上に寄与するものであること」「歯科保健・歯科医療の発展及び普及に寄与するものであること」「安心・安全に使用できるものであること」などの審査基準を備えている歯科衛生製品として推薦されています。

 

※日本歯科医師会は本製品の品質を保証し責任を負うものではありません。 

 

参考:「ロッテ キシリトールガム」公式

リピーターも多い!「お口の無料相談コーナー」

年に1度、イベントの時に現在の自分の口腔状態を相談しているという何年も通っているリピーターも多い「お口の無料相談コーナー」では、歯科医師に気になっていること、悩んでいることを無料で相談することができます。「歯医者に行くほどではないけれど……」といった些細な疑問を直接医師に相談できるのはありがたい!

子どもと一緒に学べる「歯みがき指導」

子どもと一緒に参加するのをおすすめしたい「歯みがき指導」ブースでは、歯科衛生士さんに歯の正しいみがき方を教えてもらうことができます。

模型や写真を使って丁寧に指導してくれるので子どもも大人もわかりやすい! 意外とパパやママも正しい歯みがきの仕方を知らないことが多いようです。特にフロスを忘れている人が多い印象。歯みがきと子育ては切っても切れない関係なので来年も「歯みがき指導」ブースはぜひ継続して欲しいですね。

若い人も要注意!「咀嚼能力測定」

ガムを60秒間に60回噛むだけで自分の咀嚼(そしゃく)力をチェックできる「咀嚼力測定」ブースは特に大盛況! 近年、柔らかい食事の増加や食習慣の変化により、子どもの「噛む力」が弱まっているのが問題になっています。咀嚼力が弱まってしまうと顎の発達不全や歯並びの問題、唾液分泌量の低下などが生じ、お口の健康全体に影響を及ぼすことも……。咀嚼力の低下は何となくお年寄りの問題というイメージを持っている人も多いですが、実は年齢問わず弱まっている人が多いのです。

イベントでは、東京科学大学と共同開発されたロッテの「キシリトール咀嚼チェックガム」を使用して咀嚼力を測定します。

測定方法は、まずガムを60回噛みます(1 秒に1回の間隔で噛む)。次に噛み終えたガムをカメラで撮影します。撮影したガムをもとにアプリで判定結果が出ます(10段階評価)。 

 

「よく噛むこと」はお口の機能維持に大きく貢献します。しっかり咀嚼することで唾液の分泌が促され、歯の再石灰化を助けるなどの効果があります。「いかに上手に噛めるか」という咀嚼力が口腔健康全体の重要なカギとなっているのです。自分は上手に噛むことができているのか、日頃から意識してみるといいかも。

発音状況もお口の健康のチェックポイント「オーラルディアドコ測定」

舌、口唇、軟口蓋などの運動速度や巧緻性、発音状況をチェックする「オーラルディアドコ測定」は、特に年配の男女が積極的に参加していました。

イベントでは、本体内蔵のマイクを対象者に向け開始スイッチを押すだけで、オーラルディアドコキネシスの測定が可能な「健口くんハンディ」を使用。 “タ”を連続して発音し測定します。この検査をすることで食べ物を押しつぶす・飲み込む力が弱まっていないかがわかります。

誰でもすぐにはじめられる「お口の健康体操」をレクチャー

お口の健康状況の測定だけでなく、誰でもすぐにはじめられる、未来の自分の健康のための「お口の健口体操」をレクチャーしてくれるブースも発見! 5秒でもOK、1分で効果十分のお口の健康体操は、無理なくライフスタイルに取り入れることができますね。

かわいいイラスト付きの説明は、子どもも興味深々です。テレビを見ながら、家事をしながらなど何かしながらできるのもうれしいポイント。

お口以外の健康を学べるブースも

会場にはお口以外の健康をテーマにしたブースも登場。救命講習はいざという時に講習を受けたかどうかで処置が大きく変わるので、一度は体験しておく価値アリです。

「呼気一酸化炭素濃度測定」は、喫煙レベルがわかるブース。喫煙者はもちろん、煙草を吸っていない人も副流煙などによる影響が簡易的ですが測定する事が可能です。自分の状態を知って禁煙する人もいるみたいですよ。 

 

「海老名市歯科医師会」公式サイト: https://ebishika.org/

まとめ

その場ですぐに結果がわかる手軽な検査をピックアップし、より多くの人に体験してほしいと工夫されていた2025年の「歯とお口の健康フェスタ」。子どもにもわかりやすく説明しているのがとても印象的でした。イベントに参加することで、筆者は今まで以上に歯やお口の健康について意識するように。歯の定期健診に行けていない人は、これを機に歯医者さんに行くなどして、現在の自身の歯やお口の状態をチェックしてみましょう!

文/丸山寛子

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