今年の寒波対策に「着る防災」で備えよう! どんなアイテムや着方が効果的?

公開日:2025/12/08

今年の寒波対策に「着る防災」で備えよう! どんなアイテムや着方が効果的?

急な災害に備え、お家で防災グッズを用意している人も増えています。冬の防災グッズで欠かせないのが“防寒アイテム”です。2025年も寒波がやってくると予想されており、この時期にライフラインが途絶えてしまうと、寒さで命が危険にさらされることも……。とはいえ、いつ使うかわからないアイテムばかり揃えるのは、腰が重たくなりますよね。そんな人におすすめなのが“着る防災”です。

 

今回は、防災の備えとしておすすめの素材や着こなし方を紹介します。

“着る防災”ってなに?

着る防災とは、災害時に身を守る服装のこと。肌の露出を抑え、夏だと虫刺されを防いだり冬だと寒さをしのいだりする目的もあります。

 

・体を守る……長袖長ズボン、露出を抑えたもの

・頭を守る……ヘルメットや帽子

・手を守る……軍手や手袋

・足を守る……丈夫な素材、滑りにくい素材

 

上記のようなアイテムが“着る防災”として重宝します。今回紹介する“着る防災”は、特に冬の寒さ対策に活用できるもの。わざわざ防災のために用意するのではなく、日常使いしやすいアイテムを取り入れたり重ね着の仕方を工夫したりすることで、日常的に長く使えますよ。

雨や雪に対応するなら撥水を選ぼう

寒波が来るタイミングでは、大雪になることも珍しくありません。雪や雨は衣類に浸透し、体温を奪っていく危険な存在。そこで用意したいのが、撥水加工されたアイテムです。ジャケットやパンツなどは、撥水加工だけでなく保温効果が高いものもあるため、体温が逃げにくいアイテムを選ぶのが◎。

 

また、意外と忘れがちなのが足下。雪道を歩いたり雨の日に外出したりすると、靴に水が染みこんでしまうため、撥水加工のスニーカーを1足持っておくと安心ですね。

 

そのほかにも、すでに持っているアイテムを撥水加工にできる「撥水スプレー」を取り入れるのもおすすめ! スプレーを吹きかけるだけで簡単に撥水加工できるため、家族でシェアしやすいのも魅力です。

あったか素材とアイテムはひとつ持っていれば安心

着る防災でポイントとなるのが、あったかい素材を取り入れて体温を逃さないようにすること。ここでは、取り入れたい素材やアイテムを3つ紹介します。

フリース素材

合成繊維を起毛させたフリース素材は、保温性が高く軽いので防災アイテムとして重宝します。ジップアップのアウターやジャケットなどで使われることが多く、羽織りとして一着持っておくと安心です。また、フリース素材のパンツやトップスは、アウトドアシーンでも活躍するでしょう。

ニット帽

ニットを編んで作った帽子は、頭を守るためにも◎。密着しやすく保温性が高いのが魅力です。また、大きめサイズだと耳まで隠れるものもあるため、寒さから広くカバーしてくれる強い味方になりますよ。

あったかインナー

冬になると、普段からあったかインナーを着る人も多いのではないでしょうか? さまざまな企業が自社オリジナルの冬用インナーを展開しているため、ポリエステルやウール、コットンなど自分の肌に合う素材を探しておくのがおすすめです。

また、インナーの上には洋服を着るため、薄手で重ね着しやすいものやタートルネックで首元も温められるものなどがあると着る防災として重宝しますよ。

上手に重ね着するときのポイントは?

着る防災で欠かせないのが、重ね着です。着る防災で重要となるのが、重ね着の順番と重ねるアイテムです。

 

1.あったかインナー

2.薄手のカットソー

3.ニットセーター

4.インナーダウン

5.コート

6.ストール

 

1から順番に重ね着をしていくと、着ぶくれを抑えながら防寒対策が叶います。その時の気温や状況に合わせて重ねる衣類を減らしてもOK! 更に手袋やニット帽、撥水加工の靴などを合わせると寒い冬の対策が叶いますよ。

まとめ

寒波や大雪は、いつ来るかわかりません。急に対応するのは難しいですが、“着る防災”なら、普段使いもできるので日常的に予防することが可能です。撥水加工されたアイテムのほか、フリース素材、ニット帽、あったかインナーなど、本格的な寒さが訪れる前に準備しておくと安心ですよ。ぜひ参考に今年の冬も寒さから身を守りましょう。


文/丸山希

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