【現役FPが教える!】2022年こそ貯金したい!賢いお金との向き合い方とは?

公開日:2021/12/19

【現役FPが教える!】2022年こそ貯金したい!賢いお金との向き合い方とは?

新しい年のはじまりは、心機一転!

なにか新しいことに挑戦するのに良い機会です。

2022年は習い事や運動、勉強など、自分がやりたかったことにチャレンジしてみるのも良いですね。

 

そんな新年は、貯金の目標をたてる人も多い時期です。

なかには、「毎年○○円を貯めたいけれど達成できない…」「そもそもどうやって貯金をすればいいのかわからない」と、悩んでいる人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、賢いお金との向き合い方と貯金方法を紹介します。

貯金できる体質に変わりたい方は必見です!

お金を貯める前に!忘れちゃいけない3ステップ

貯金をしよう!と意気込んだものの、どこから手をつけたらいいのか悩むこともありますよね。

まずは、貯金にとりかかる前に行いたい3つのステップを紹介します。

収入と生活費を洗い出す

貯金をするためには、自分の収入に見合った支出かどうか洗い出す必要があります。

このとき、ボーナスは収入に組み込まないのがポイント!

ボーナスは必ず発生する収入ではないため、急に減額するだけでなく、そもそもボーナスがなくなることもあります。

 

収入に対し支出が上回っている場合は、収入を増やす方法を考えるか支出を減らす工夫が必要です。

固定費と変動費で分けて算出

生活にかかる支出は、主に「固定費」と「変動費」に分けられます。

それぞれに含まれる支出は以下の通りです。

 

固定費

・住居費

・通信費

・光熱費

・保険料

・車などの維持費

 

変動費

・食費

・生活費

・交際費

・お小遣い

 

変動費に含まれる食費やお小遣いは、節約しやすく真っ先にとりかかる人が多い項目です。

しかし、継続した努力が必要になるため、支出を減らすのであれば、まずは固定費を見直すのがおすすめです。

 

家賃の安い家に引っ越したり、保険の見直し、格安スマホを検討したりするなど、支出を抑えられるポイントはたくさんあります。

「最初の手続きがめんどくさい…」と感じるかもしれませんが、固定費の場合、一度手続きを完了してしまえば努力しなくても継続して支出を抑えることができますよ。

目標貯金額や目的を決める

貯金をする際、目的がなくとりあえず始めてみた方も多いのではないでしょうか?

なんとなく始めた貯金は使い道がわからないため、そのままなんとなく貯まらないのです。

 

貯金に対するモチベーションを維持するためには、目標貯金額や期間、目的をはっきりさせておくのがおすすめです。

 

・5年後、家を買うために1,000万円貯める

・子どもの大学入学までに500万円貯める

・老後、地方へ移住するために30年かけて1,000万円貯める

 

このように目的や期間、金額を設定しておくことで、貯金のやる気が持続しやすくなりますよ。

お金を貯めたいならやめたい3つの習慣

貯金をするために努力しているつもりでも、気づいたときにはお金がない…。

という経験をしたことがある人も多いはず!

 

ここでは、貯金するためにやめたい3つの習慣を紹介します。

こまめなお金の引き出し

「お金を持っていると使ってしまうから、都度お金を下ろす方がいい」と、考える人もいるかもしれません。

しかし、こまめなお金の引き出しは、反対にお金をズルズル使ってしまうきっかけになりうるのです。

 

おすすめは、給料日のあと一カ月で使う予定の金額をまとめて引き出し、そのお金だけで生活すること。

足りなくなった都度、何度も引き出すと、手持ちのお金が尽きても残高をあてにするようになります。

残高を使い切らず口座のお金に手を付けないようにすると、自動でお金が貯まる仕組みができますよ。

 

また、銀行によっては引き出す時間や回数で手数料がとられることもあるでしょう。

一回は小さな金額ですが、毎回引き出す度にかかる手数料を合計すると、多額になっていた…。なんてことも!

 

こまめなお金の引き出しには気をつけたいですね。

人と比べたお金の価値観

人は誰しも、周りが良く見える生き物です。

そのため「〇〇さんは新車に買い替えたみたい」「××さんの家庭はまた旅行に行くらしい」など、他人のお金の使い方が気になるもの。

 

しかし、周りと比べて同じようなお金の使い方をしていたのでは、貯金は一向に増えません。

他人とは収入や支出の差があって当たり前!

自分の家庭・自分の身の丈に合った生活を心がけたいですね。

 

また、羨ましい生活をしているように見える人でも、実は陰で見えない努力をしているかもしれません。

人と同じモノサシでお金を計らないようにしたいですね。

内容を把握していない家計簿

貯金といえば家計簿!と思っている人も多いのでは?

家計簿は支出を管理するために便利な手段です。

しかし、”家計簿をつけること”が目的になると、家計簿の本来の目的を果たさなくなります。

 

つけた家計簿は見直して、「どの項目に使いすぎているか」「予算は適正であるか」など検証していく必要があります。

内容を把握できない家計簿であれば、思い切ってやめてみるのも◎

 

また、細かい予算決めをしなくても全体でこの予算を超えなければOK!といったように、

食費や生活費などをまとめてザックリ計上しても問題ありません。

 

そのほかに、今は家計簿アプリなど便利なツールもあります。

家計簿がストレスになると、継続した貯金も難しくなります。

 

アプリやザックリ計上を取り入れるなど、自分に合った家計管理の方法を見つけてみてくださいね。

お金が貯まる人が行っているコト3つ

貯金の仕組みづくりができている人は、一体どんなことを行っているのでしょうか?

今すぐにでも取り入れられるものもあるため、参考にしてみてくださいね。

掃除・整理整頓

お金が貯まる家に共通しているのは、整理整頓されたきれいな家に住んでいるということ。

ここでいう”きれい”とは、築浅のおしゃれな家のことではなく、掃除の行き届いた家という意味です。

 

お金はきれいで空気の流れが良い場所を好みます。そのため、掃除はマメに行いましょう。

 

また、整理整頓をすることで、どこに何があるかを常に把握しておくことができます。

「収めていたはずのものがない…仕方ないから買い直そう」というような、無駄な出費を防ぐことにも繋がりますね。

おうち時間を快適に過ごす

お金を貯めている家の多くは、おうち時間を楽しんでいます。

居心地の悪い家だと、家にいるのが苦痛でお出かけや外食の回数が増えてしまいます。

結果、支出が増えて貯金に回せるお金が減ることに…。

 

おうち時間を快適に過ごせるような、コーヒーグッズや雑貨などにこだわってみるのも良いですね。

お金を使うときは使う

上手に貯金をしている人は貯金の目的もハッキリしているため、お金を使うところではお金を使う傾向にあります。

 

旅行や家電、家具など…使う箇所は人それぞれですが、メリハリのついた支出は貯金によるストレスを溜めないコツなのかもしれませんね♪

挫折しそうになったら?先輩ママはこうして乗り越えた!

貯金をするようになると、必ずといっていいほど挫折しそうなタイミングが訪れます。

そうなった時、先輩ママの乗り越え方の一例を紹介します。

ケース1:お金のかからない趣味を見つけた

お金のかからない趣味を見つけたAさんは、自宅でYouTubeを見ながらトレーニングをするのにハマっています。

 

子どもがいるので幼稚園に行っている間や家事の合間など、一回5分程度の短いものを行うのが継続するポイントのようです。

お金をかけずに有意義な時間を過ごす習慣ができるのはうれしいですね。

ケース2:余剰金を思い切って使ってみた

毎月の予算から余ったお金を積み立てているMさん。

予算内でのやりくりに慣れてくると、余剰金を貯めることも楽しくなってきたのだとか…。

余剰金は家計に組み込んでいないお金のため、Mさんは定期的に自分のご褒美に充てているようです。

 

ちょっと贅沢なスイーツを買ったり化粧品を買ったりすることで、節約や貯金のモチベーションが保てるそう♪

ケース3:目標額が貯まった自分を想像してみた

自分のしたいことのために貯金に励むKさん。

Kさんは子どもが産まれてからも、ネイリストになる夢を諦めきれていませんでした。

ネイリストになるための資金を貯めるために、家庭の貯金とは別で貯金を開始!

 

時折、諦めそうになることもあるようですが、ネイリストになっている自分を想像して乗り越えているのだそうです。

まとめ

老後2,000万円問題も話題となっている昨今では、老後に備えて早くから行動する人も少なくありません。
貯金はその第一歩とも言えるでしょう。

また、老後だけではなく、子どもの教育費なども例外ではありません。

いつ、どれくらい子どもにお金がかかるのかは、今の時点ではわからないことも多いでしょう。
しかし「大学に進学したい」「海外留学も視野に入れたい」など、子どもが希望する進路は、親の予想を超えてしまうことも…。

そのとき、できるだけ支えてあげたいと思うのが親心。
その機会がくるときのために、貯金という形で備えておいて損はありません。

ぜひ2022年の新年を機に、自分の家計と向き合って貯金できる習慣を身につけてみませんか?

文/丸山希(FP資格保有)

こちらのサービスをご利用になるには無料会員登録が必要です

すでに会員の方こちら

初めてご利用の方はこちら

閉じる