【年齢・季節別に解説!】子どものアウターの選び方

公開日:2022/03/03

【年齢・季節別に解説!】子どものアウターの選び方

お子さんが着るアウターを選ぶ際、どんなことに気をつけていますか?

 

多くの方は、デザインやサイズ、または予算に合わせて選んでいると思います。

しかし、子どもが着ることを考えたときには「安全性」にも配慮すべきです。

 

また、体温調節が苦手な子どもは、季節に合ったアウターを選ばないと、風邪などの体調不良を引き起こすこともあります。

 

そこで今回は、子どものアウターを選ぶ際の注意点と、年齢・季節別おすすめの選び方についてご紹介します。

 

アウターの選び方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

子どもが着るアウターを選ぶ際の3つの注意点!

ここでは、子どもが着るアウターを選ぶ際の注意点を、3つ解説します。

 

これからアウターを買い足す予定の方は、注意点を参考にし、安心・安全なものを選んであげましょう!

①大きすぎるサイズはNG

アウターは、トップスやボトムスに比べて値が張りやすい傾向にあります。

 

そのため「来年も、再来年も着てほしい」と考えて、つい大きすぎるサイズを選んでしまうかもしれません。

 

確かにアウターはトップスの上に羽織るため、実際の身長よりも「1サイズ大きい」と、ゆとりがうまれ着心地がよくなります。

 

しかし、以下の理由から「大きすぎるサイズ(2サイズ以上)」は避けたほうが安心です。

※例:身長100㎝でアウターを120㎝以上で選ぶこと

 

  • 袖が長くなり手が出しにくい
  • ごわついて動きづらい
  • 袖の裾が遊具などに挟まる危険性がある

このようなことが考えられるため、可能な限り身長に合わせたサイズを選ぶこと。または、「1サイズ」大きめで選ぶことがポイントです。

②フードが付いていないデザインを選ぶ

パーカーやウインドブレーカーなどに付いていることが多い「フード」。

 

頭まですっぽり隠せるため、防寒になったり、急に雨が降ってもフードをかぶれば対処できたりするのが魅力です。

 

しかし、首の後ろにあるフードは、子どもの視野に入りにくいため、危険なものでもあります。

何かの拍子に、ドアノブや遊具の突起部分に引っ掛かり、転倒するなどの事故が起こるかもしれないからです。

 

安全を確保するためには、フードが付いていないアウターを選ぶことが理想です。

 

もしくは、スナップボタンなどでフードが取り外せるタイプであれば、力が加わったときにはフードが外れるため、大きな事故を防げるでしょう。

③ボタンやひもなどの装飾がついたものは注意

ボタンやひもなどの装飾が施されているアウターは、着用時には注意が必要です。

 

とくに、何でも口に入れてしまう2歳以下のお子さんは、万が一ボタンが外れてしまったとき、誤飲の危険性があります。

着用時には、取れかかっているボタンはないか、必ずチェックしましょう。

 

また、腰回りに長いひもが付いていると、お店の自動ドアや自転車の車輪などに挟まり転倒する恐れがあります。

 

できるだけ、アウターとしての機能に関係の無いひもが付いているデザインは選ばない。もしくは、長さを調整して着用させるなどの工夫が必要です。

年齢ごとのアウターの選び方

年齢によって、アウターの選び方は異なります。

動き方や行動範囲は成長に伴い変化するため、それに応じたものを選ぶのがおすすめです。

 

ここでは、「0〜1歳」「2〜4歳」「5歳以上」の3パターンに分けてご紹介します。

0~1歳

0~1歳の赤ちゃんが着るアウターは、着脱のしやすさを重視して選びましょう。

 

この時期の赤ちゃんは、服を汚したり、おむつ替えが頻繁だったりと、着脱する機会が多いと思います。

その際、便利なのが「ベスト」のアウターです。袖が無いベストは、体の中心はしっかり温めつつ、腕を簡単に通せるので着替えがラク!

 

また、室内に入り「暑いかな?」と感じたらすぐに脱がせて体温調整できるところも便利です。

2~4歳

2歳を過ぎると、自分で服を着たり、脱いだりしたがる場面が増えてきます。

子どもが自分で着脱しやすいように、柔らかく伸縮性のある素材を選んであげましょう!

 

例えば、フリース素材であれば保温性がありながら、着心地もGOOD!

素材が柔らかく伸縮性に優れているので、小さなお子さんでも着脱しやすいでしょう。

 

また3歳頃になると、服の好みが出てくる頃。「自分で服を選びたい!」という主張が強くなるかもしれません。

しかし、お子さんの言われるがまま、デザイン重視で選ぶのはあまりおすすめしません。

 

前述の通り、フードやひも付きのアウターは極力避け、安全性を重視して選んであげましょう!

5歳以上

5歳以上になれば、砂遊びやかけっこなど遊びの幅がぐっと広がります。

それにともない、アウターを汚す機会も増えるため、自宅で簡単に洗えて、何度洗っても破れない丈夫なものを選びましょう。

 

また、かさばりやすい「厚手のアウター」より、保温性がありながらも「軽くて薄めのアウター」が◎。

動きやすく、ストレスフリーで着られると思います。

 

そこで、おすすめなのが「ナイロン素材」のアウターです。

 

商品にもよりますが、一般的にナイロン素材は洗濯機で洗ってもOK。

わざわざクリーニングに出さなくても、自宅で簡単にお手入れできます。

 

なおかつ、軽くて丈夫なので重宝しますよ!

季節別!子どものアウターの選び方

春夏秋冬それぞれの季節に合うアウターの種類や、何に注意したらよいのかをおさえておくと安心です。

 

「今の季節、どんなアウターを着せればいいの?」と悩んでいるパパやママは、ぜひ参考にしてみてくださいね!

春におすすめのアウター

春は、暖かい日が続くかと思えば、強い風が吹き寒い日もあります。

 

また、昼夜の気温差も激しいため、日中の気温だけで「アウターはいらない」と判断してしまうと、夕方には寒さで体が冷え、風邪を引いてしまうことも……。

 

そんな天候が変わりやすい春のアウターには「ウインドブレーカー」がおすすめです。

 

ウインドブレーカーの素材で一般的なのが、ナイロンやポリエステル。

これらは、軽くて風を通しにくいといったメリットがあります。

 

ウインドブレーカーはコンパクトに畳めるため、急な天候の変化に備えて1枚持参しておいても邪魔になりません!

夏におすすめのアウター

「夏は暑いからアウターはいらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、夏は紫外線が強いため、日焼け防止用として「薄手のカーディガン」があると便利です。

さらに、外は暑くても室内に入ると冷房が効きすぎて寒いと感じることもあるため、その際にも「薄手のカーディガン」は活躍します。

 

夏におすすめのアウターの素材としては、汗を吸収しやすい「綿」や、通気性・吸収性・速乾性に優れている「麻」です。

 

しかし、麻100%の素材だとゴワゴワとした感触になり、子どもにとっては着心地が悪く感じることもあるため、綿と掛け合わせた「綿麻素材」がおすすめです!

秋におすすめのアウター

秋は肌寒い日もあるけれど、ジャケットやコートのような厚手のアウターを着るにはまだ早い時期。

そんな秋におすすめのアウターは、温度調整が手軽にできて動きやすい「ベスト」。

 

ベストは袖がないので、着脱しやすく動きやすいのが◎。

中綿入りのベストを選べば、しっかり防寒できます。

 

また、ベストの魅力は重ね着のおしゃれが楽しめること。

暖かい日は、カットソーやトレーナーの上に羽織り、寒い日にはアウター下に使う「中間着」としても活躍します!

冬におすすめのアウター

冬といっても、地域によって気候は異なります。

 

例えば、マイナスの気温を保ち雪の降る地域では、「ダウンジャケット」や「スノーコンビ」が欠かせません。

冬でも最高気温10度前後を維持する地域であれば、保温性の高い「中綿ジャケット」がおすすめです。

 

また、子どもは大人よりも体温が高く、さらに動きが活発であるため、インナーは薄手のものを着せましょう。

 

冬用のアウターを着るときは、厚着させないことがポイントです!

まとめ

アウターには、冬に着る防寒着から薄手のパーカーまで幅広い種類がありますが、かわいい我が子には、つい「デザイン重視」で選んでしまいがちです。

しかし、お子さんの安全性を考慮し選んであげましょう。その際、注意すべきなのが以下の点です。

・大きすぎるサイズはNG
・フードが付いていないデザインを選ぶ
・ボタンやひもなどの装飾がついたものは注意

これらを把握したうえで、年齢や季節に合わせたアウターを選んであげると、お子さんは快適に過ごせるでしょう!


文/ちゅんまま

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