ピンチ! 上がり続ける光熱費はどうやって節約したらいい?

公開日:2022/04/01

ピンチ! 上がり続ける光熱費はどうやって節約したらいい?

このところ、たびたび目にする「値上げ」のニュースに、頭が痛いママも多いのではないでしょうか? 値上げは光熱費も例外ではなく、毎月のように値上げや価格の見直しが行われています。しかし、光熱費は生活と切っても切り離せない項目のため、「支出が膨らんでも仕方がない項目かも」「節約の仕方がわからない」と、悩むこともありますよね。

 

そこで今回は、電気、ガス、水道それぞれの節約方法を紹介します。光熱費の値上げをどうにかしたいと思っている人は必見です!

家族の人数別! 光熱費の相場は?

通常、光熱費は家族の人数が増えれば上がっていくため、自分の世帯人数に合わせた平均をリサーチしておくことが節約の第一歩になります。まずは家族が3人~5人の場合の、それぞれの平均光熱費を見ていきましょう。

3人家族の平均光熱費

3人家族の1か月の光熱費平均は、電気代が約1万円、ガス代約5千円、水道代約5千円となっており、全体で約2万円になるといわれています。

 

子どもが小さいうちは2万円を切ることもありますが、大きくなるにつれて光熱費は上がっていくのが一般的な傾向です。

4人家族の平均光熱費

4人家族の1か月の光熱費平均は、電気代約1.1万円、ガス代約5千円、水道代約6千円となっており、全体で約2.4万円ほどといわれています。

 

3人家族と比べて劇的に光熱費が上がることは考えにくいでしょう。

5人家族の平均光熱費

5人家族の1か月の光熱費平均は、電気代約1.2万円、ガス代約5千円、水道代約6千円となっており、全体では約2.5万円になると言われています。4人家族と比べても一気に上がっているわけではありませんが、3人家族と比べると、5千円ほど光熱費が上がる見込みです。

 

項目別では、ガス代や水道代は大きく変化がないものの、電気代は人数とともに増加する傾向があります。節約するときは、電気代が要となりそうですね。


参考サイト:総務省統計局

電気料金編

電灯や空調など、今の私たちの生活に電気は欠かせません。電気代の節約に有効な方法をチェックして、電気代を下げるようにしたいですね。

電力会社の変更

電気代は、電力会社によって大きく変わってきます。使っているクレジットカードと連携することでポイント還元率が高くなったり、使っている携帯電話の通信会社と連携することで通信料も安くなったりなど、お得なサービスを実施している会社もありますよ。

 

ほとんどの電力会社のサイトから簡単にシミュレーションができるので、今より電気代が安くなるかチェックしてみてくださいね。

思い切って古い家電を買い替える

家にある冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどは何年くらい使っていますか? もし、10年以上前の家電を使っている場合は、最新の省エネ家電に買い替えることで電気代が安くなるかもしれませんよ。

 

エアコン、冷蔵庫、洗濯機それぞれ年間7千円以上の節約になるとも言われており、すべて買い替えると年間2万円以上の節約ができる計算です。しかし、買い替えには購入費がかかるため、慎重に検討するのが◎。

ガス料金編

お湯を沸かしたり料理に火を使ったり、ガスも日常に欠かせないですよね。ここでは2つのガス代節約方法を紹介します。

家族の人数が多い場合シャワーではなく湯船がお得

お湯を溜めることでガス代と水道代がたくさんかかると思い、普段のお風呂をシャワーですませていませんか? 実は家族の人数が多い場合、シャワーを流しっぱなしにするよりも、湯船にお湯を溜めた方が節約に繋がりますよ!

追い炊きの回数を減らす

湯船のお湯が冷めてからお風呂に入るとき、追い炊きをしていませんか? 追い炊きは、冷めてしまったお湯を再度沸かすことになるため、たくさんのガスを使います。お湯が冷めないよう蓋をして、なるべく家族で続けてお風呂に入るようにすると、ガス代の節約に繋がりますよ。

 

また、保温機能と追い炊きではガス代にほとんど違いがないそうです。やはり、お湯が冷めないうちに家族が続けて入るのが一番の節約になりそうですね。

出典:Paloma

水道料金編

電気代とガス代を見直したら、水道代も節約しましょう。簡単にできる節約ポイントを2つ紹介します。

節水シャワーヘッドに替える

普段頭や体を洗うとき、シャワーを使っている人も多いですよね。家族全員がシャワーで洗うとなると、かかってくる水道代も高額になってしまいます。そこでおすすめなのが、シャワーヘッドを節水タイプに替えることです。

 

手元のスイッチで簡単にお湯のオンオフができるのものほか、増圧しながらも節水できるシャワーヘッドが多数販売されています。初期費用は数千円ほどかかりますが、長い目で見るとお得になりますよ。

洗濯機をドラム式に変更&すすぎ1回

子どもが小さいうちは、服が汚れることや着替えの回数も多く、毎日洗濯物がたくさん出ますよね。今すぐ節水するためには、すすぎの回数を1回にすればOK。最近ではすすぎ1回に対応した洗濯用洗剤も販売されており、洗濯機を買い替えなくても節約ができます。

 

また、洗濯機を選ぶ際は、縦型よりドラム式の方が使う水が少なくてすみます。さらに、電気代もドラム式の方が安くなるので、節約にはドラム式の洗濯機がおすすめですよ。

 

出典:Panasonic

【水道・電気・ガス】まとめて節約する方法ってある?

電気もガスも水道も、全部まとめて節約したい! そんな人は、さらにポイントを押さえることで支出が減るかもしれません。最後に、2つの節約の極意を紹介します。

支払いをクレジットカード決済にする

現在、光熱費の支払いを払込用紙や銀行引き落としで行っている人は、クレジットカード決済にすることでお得になるかもしれません。

 

クレジットカード決済自体に光熱費節約の効果があるわけではありませんが、支払い額に応じたクレジットカード会社のポイントが貯まります。

 

貯まったポイントは、普段の買い物だけでなく支払いに使えることもあるため、間接的に節約に繋がりますよ。

家族に節約したいことを伝える

ママひとりで節約に励んでいても、思ったようにいかず、挫折してしまうことも珍しくありません。節約しよう! と思ったら、まずは家族に協力をお願いするのが◎。

 

光熱費の節約は家族全員が関わること。大人だけではなく、お子さんの協力もあれば、それだけ効果があがります。そこで、お子さんにも頼めそうな節約ポイントを以下に挙げてみました。

 

・歯磨きのときは水を止める

→ 30秒流しっぱなしで6リットルも水が無駄に……

 

・トイレは使い終わったら蓋を閉める

→ 暖房便座の熱が逃げにくくなるので節電になりますよ

 

・冷蔵庫はなるべく早く閉める

→ 開けたらサッと閉めて、庫内の温度上昇を防ぎましょう

 

「冷蔵庫はなるべく早く閉めてね」「手洗いや歯磨きのとき、水の流しっぱなしはやめようね」など、子どもでも簡単にできることからお願いするのが、節約を続けられるポイントです。

 

また、続けてお風呂に入るだけでも節約になるため、パパとママの連携も重要ですね。

 

参考:東京都水道局


※紹介した節約方法には個人差があり、効果を保証するものではありません。

まとめ

家計管理をするうえで、光熱費の見直しは避けて通れません。最近では相次ぐ値上げの影響もあり、対策をしていないと請求が来てから焦ってしまう事も考えられます。

光熱費を節約するためには、まず自分の家計の現状を把握することが大切です。今、どれくらい光熱費がかかっていて、世帯人数の平均と比べたら高いのか、またどの項目が高くなっているのかを知っておきましょう。

電気、ガス、水道はそれぞれ節約ポイントが異なりますが、水道代を節約することで電気代の節約に繋がるなど、相乗効果も期待できますよ。

さらに、クレジットカード決済にすると、カード会社のポイントが還元されるものもあるため、銀行の引き落としよりお得ですね。ぜひ記事を参考に、家計を見直して光熱費の値上げラッシュを乗り切りましょう!

文・丸山希

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